新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

福島潟で探鳥

2015-02-13 11:40:05 | 新潟の探鳥地
 2015年2月7日,福島潟で探鳥

 夕方のテレビで,翌日の天気が晴れの予報だと本当に悩みます.どこに行こうか.行きたいところは沢山あります.この時期だと,あそこにはあの鳥が来ているかもしれない.あそこにはあの鳥がいるかもしれない.でもみんな「かもしれない」であり,結局は,運と根気なんですね.悩んだ末に新潟市北区の福島潟に行くことに決めました.
 久しぶりの福島潟.天気は上々でした.雪もところどころに残っているだけ,歩き回るのに支障は感じられません.まず,前回(2015.01.12),ベニヒワを観察したハンノキの林へ.鳴き声は聞こえず,姿も見えませんでした.こんなことはよくあることです.休憩施設・「潟来亭」の脇を歩いて福島潟の水面が見通せる場所まで来てビックリ.カモたちの姿が見えません.潟船に乗った漁師さんが刺し網を入れていました.こんなこともよくあることです.潟のそばを歩いて自然観察施設・「雁晴れ舎」に.屋上の展望台に上ると,福島潟が一望できます.ここでしばらく観察,ワシ・タカ類やほかの鳥たちの動きを見て一日の予定を立てるのです.

潟の中の枯れ木で休息するカワウたち.後に見えるのが自然観察施設・「雁晴れ舎」です.


水面に浮かぶカンムリカイツブリ.後の固体は,頬の飾り羽が伸び始めているようです.


カンムリカイツブリが伸びをしました.まるでプロペラのような弁足が見えました.


雪山をバックにしてカモメが飛んでいました.


チュウヒが葦原に降りていました.


オカヨシガモの小さな群れにも会いました.


 この日撮影した鳥たちは,「チュウヒ 羽ばたき飛翔」(2015.02.13),「タゲリ」(2015.01.12)と題して投稿してあります.明日は,超接近してきたチュウヒを投稿する予定です.

 観察された鳥種は,次のとおりでした.
 ヒシクイ(亜種・オオヒシクイ),マガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,トモエガモ,コガモ,ミコアイサ,カワアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,アオサギ,ダイサギ(亜種・ダイサギ),オオバン,タゲリ,カモメ,セグロカモメ,ミサゴ,トビ,チュウヒ,ノスリ,ケアシノスリ,カワセミ,アカゲラ,ハヤブサ(籠抜けと見られる亜種・オオハヤブサ),モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ

 福島潟へ探鳥に訪れる方に,「水の公園福島潟公式サイト」をお勧めします.「自然情報」「散策マップ」「交通アクセス」などの情報が満載です. 

 

チュウヒ 羽ばたき飛翔

2015-02-13 04:56:23 | タカ科
 チュウヒ 学名・Circus spilonotus 英名・Eastern Marsh Harrier

 チュウヒは,広い葦原の上空を飛び回りながら獲物を探します.いつもは葦原の上,遠くに飛んでいる姿を眺めることが多いのですが,時に近くまで来ることがあります.チュウヒの飛び方は,羽ばたきと翼を浅いV字形に保った滑翔を繰り返します.いつも低空を飛んでいる印象が強いのですが,遠くへ移動する時には,旋回をしながら見えなくなるほど上昇し,その後で滑翔してゆくこともあります.
 遠くで,チュウヒが飛んでいました.私のいる近くに飛んできそうです.待っていると,ゆっくりとした羽ばたきで真横に飛んでゆきました.この時は,目と目が合うような超接近はしてくれませんでした.
 今回,投稿するのは,今年(2015)の2月7日,新潟市北区の福島潟で撮影した羽ばたき飛翔をするチュウヒの連続写真です.

チュウヒ 若鳥.翼の下面,初列と次列に横斑が見えません.


チュウヒ 若鳥.虹彩が暗色です.


チュウヒ 若鳥.


チュウヒ 若鳥.翼の上面に淡色の羽縁が見られます.


チュウヒ 若鳥.