私的海潮音 英米詩訳選

数年ぶりにブログを再開いたします。主に英詩翻訳、ときどき雑感など。

イースト・コーカーⅡ 11~13行目

2010-06-18 20:27:37 | 英詩・訳の途中経過
East CokerⅡ T. S. elliot

[ll.11-13]


Scorpion fights against the Sun
Until the Sun and Moon go down
Comets weep and Leonidas fly


イースト・コーカーⅡ    T・S・エリオット

    [11-13行目] 

さそりは日輪にいどむ
日と月がともに落ちて
彗星がなぎレオニデスのながれるときまで


 ※13行「レオニデス」はスパルタの王さまではなく「獅子座流星群」です。
  和名はないのか和名は。
 





イースト・コーカーⅡ 8~10行目

2010-06-15 19:59:02 | 英詩・訳の途中経過
East CokerⅡ T. S. elliot

[ll.8-10]

Thunder rolled by the rolling stars
Simulates triumphal cars
Deployes in constellated wars


イースト・コーカーⅡ    T・S・エリオット

    [8-10行目] 

いかづちは めぐる星らにとどろかされ
定められたいくさの型に配された
勝ちどきの車をまねびて

 ※9/10行目は原文と訳の順番が逆。




イースト・コーカーⅡ 4~7行目

2010-06-13 20:24:16 | 英詩・訳の途中経過
East CokerⅡ T. S. elliot

[ll.4-7]

And snowdrops writhing under feet
And hollyhocks that aim too high
Red into grey and trumble down
Late roses filled with early snow?


イースト・コーカーⅡ    T・S・エリオット

[4-7行目] 

足の下でのたうつまつゆきぐさに
高みをめざしすぎて くれないから灰へと
褪せて くずおれるたちあおいに
気の早い雪に充たされた晩生のばらの花に


  ※7行目「晩生」は「おくて」で。
    たちあおいの花が上まで咲くと夏が来るのだそうです。
    どこかで誰かに聞いた名言。どこでかは忘れてしまった。




イースト・コーカー Ⅱ 1~3行目

2010-06-11 19:44:09 | 英詩・訳の途中経過
East CokerⅡ[ll.1-3] T. S. elliot


What is the late November doing
With the disturbance of the spring
And creatures of the summer heat,


イースト・コーカーⅡ[1-3行目]     T・S・エリオット

霜月の末はなにをなすのか
春のみだれまどいに
夏の熱のこしらえたものらに


 ※ようやく訳詩再開。しっぽがまだやや不安ながらひとまず見切り発車。最低限Ⅱは終わらせたいものです。