般若心経

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四国八十八ヶ所

般若心経

2020-09-13 | Weblog

 お墓掃除

 秋のお彼岸が近づいてきました。
もう数十年前になりますが、わが家のお墓を建てるとき石材店の人が敷地に敷く砂利をどうするか聞いてきました。砂利にもピンからキリまであるそうです。そのとき草が生えない砂とか砂利はあるのかと聞いてみると、業者の人は「どのような砂、砂利を入れても草は生えてくる。草を一本、一本抜くことが供養になるのです」と教えてくれました。あれこれ考えた結果、周りのお墓に合わせてそれなりの砂利を選びました。建てた翌々年から業者の言った通り、草が生えてきました。かなり砂利は厚く入っているのですが、その下の土の部分から芽を伸ばしているようです。
 わが家のお墓の近くにいつ見てもきれいに掃除されているお墓があります。草が一本も生えていません。よほどご先祖を大切にされておられるのだろうと思っていました。 先月たまたま掃除に来られていたので「いつもきれいに掃除されていますね、毎月掃除されているのですか」と声をかけると「草が生えにくい砂をいれてもらっている」とのことでした。
 最近はそのような砂利があるのかと、帰ってから石材店に聞いてみました。すると方法はあるそうです。現在の土を掘り返し、コンクリートで固め、その上に砂利を敷き詰めれるそうです。施工費は一平米1万5千円。ただお墓の周りをコンクリートで固めることに抵抗を感じる人がいるとのことです。お墓に除草剤を使うことに後ろめたさを感じる人がいるそうですが、コンクリートも同じく、ご先祖様に対して手抜きをしているように思われるのかもしれません。
 手で一本、一本抜くことも、除草剤を散布することも、コンクリートで覆うことも、雑草をなくしてお墓をきれいにすることでは同じことだと思のですが。そこは考え方の違い、詰まる所、手間をかけるかお金をかけるかということになるのではないでしょうか。
今のところ時間もたっぷりあり、わが家のお墓はそれほど大きなお墓でもなく、手間をかけることにしました。
 今週は日照りも弱まるようです。お墓の掃除、供養に行ってきます。