寺田寅彦記念館・高知城
先日の高知での先達大会の折り、寺田寅彦記念館と高知城へ行ってきました。
「天災は忘れたころにやって来る」
高知城の北にある寺田寅彦記念館は寅彦が4歳から19歳までを過ごした屋敷です。
入口の標石「寺田寅彦先生邸址」は牧野富太郎博士の揮毫によるものです。
寅彦は土佐藩士の家系で現在敷地の一部はなくなっていますが、それでも広大な邸宅です。
館内では係の人が詳しく説明してくれました。寅彦は熊本第五高等学校で夏目漱石に師事し俳句等を通じ交遊が続きました。
このオルガンは東京にいたときに一時漱石邸に預けられていたものです。ということは漱石も触ったオルガンかもしれません。
係の人から高知城麓の県立文学館に寺田寅彦記念室があるので寄ってみてくださいと言われましたが、残念ながら時間がありませんでした。来年はぜひ行ってみたいと思います。
高知城は現役の頃、出張で訪れた際、現地の人が案内してくれました。いずれは一人でゆっくり来てみたいと思っていたところです。その後高知へは何回か訪れましたが、お遍路コースからは少し離れ、団体ツアーでは遠くに眺めることしかできませんでした。
今朝、NHKで今夕20時からBS「ニッポン不滅の名城」で高知城が放送されるとお知らせがありました。見てみたいと思います。