般若心経

写経
四国八十八ヶ所

般若心経

2024-05-28 | Weblog

 ムラサキカタバミ



 先日五岳山へ行ったとき、道端に咲いていました。ムラサキカタバミです。葉はクローバーに似ていますが、模様がありません。原産地は南アメリカで江戸時代に観賞用として持ち込まれました。きれいな紫の花をつけます。庭の片すみに咲いている様子を想像すると心休まる気がします。
 しかし、畑に出てくるとなると話は別です。この草は根に鱗茎と呼ばれる多くの小さな球を作り、それがばらけるとそこからさらに株ができ鱗茎を作ります。根こそぎ掘り出したと思ってもひとつふたつ鱗茎を落としてしまうと数年後には立派な株になっています。



 乾燥に耐え、非常に繁殖力が強く生態系を壊す恐れがあるとされ今では環境省に「要注意外来生物」と指定されています。
望まれて連れて来られ、それがじゃまもの扱いとはかわいそうな気もします。ただ作物の間に生えてくると抜き取ることが困難で駆除もやむを得ません。
 ムラサキといえば、中学校での顕微鏡観察の定番ムラサキツユクサがあります。この草も地下茎を伸ばし繁殖力旺盛な植物です。
またムラサキの付く植物はムラサキシキブ、コムラサキ、さらにはムラサキ目ムラサキ科ムラサキ属のムラサキという草もありこちらは「絶滅危惧種」に指定されています。
 山歩きをしていると植物の名をよく知っている人がいて、いろいろ教えてくれます。それも楽しみです。

この記事についてブログを書く
« 般若心経 | トップ | 般若心経 »

Weblog」カテゴリの最新記事