KTM・ファンティックの茨城県正規代理店 モトビルド神原

国内4メーカー・輸入車取扱。ワンメークパーツご相談を。オフコース有り。*当分毎週火・水曜日休みます

ダカールラリーからの撤退を発表

2009-06-10 12:05:46 | KTM FAN ROOM
(え、まさか、どこが?と耳を疑った配信がありました。抜粋してお送りします)

ダカールラリーのオーガナイザー、ASOは、2009年6月4日の記者会見にて 2010年“南米ダカール”より、モーターサイクルの排気量を最大で450ccに制限する決定を発表した。これに伴い、ダカール8連勝中のKTMは、撤退を決めざるを得ない状況となった。
しかしながら、KTMは、世界選手権その他のラリーに主戦場を移し、今後ともラリーへの関与を継続することを強調する。

 ダカールラリー・オーガナイザーによる短期的なルール改訂は、KTMの圧倒的優位に終止符を打つ目的を有している。事前の打診や通告などは一切行われていない。2010年大会は6ヶ月後に迫っており、ファクトリーチームや多数のプライベートチームは、熟成開発や準備を進めていた。KTMファクトリーは、今回の決定に大きな衝撃を受け、撤退を決定する以外に選択肢はなかった。
「スポーツのレギュレーションは、情勢の変化に対応するために改訂や調整が必要なことがある。だが同時に、適切なリードタイムを設ける必要もある。 ファクトリー仕様の690 Rallyだけでなく、50台のカスタマーマシンを製作するために必要な機材や資材の調達が完了し、6月から製作を開始する予定だった。ライダーとの契約、スタッフの配置も終わっていた。 08ダカールが中止されて以降、新生ダカールとして生まれ変わるまで、KTMは世界的経済危機にも非常に大きな貢献をしたと自負しているが、主催者側の突然の発表には誠意が全くない」と、KTMモータースポーツ・アドバイザーを務めるハインツ・キニガードナーはその心中を吐露する。
450ccのモーターサイクルは、長距離ラリーマシンとして適切とは考えられず、KTMはもはやダカールへのコミットメントを経済的に正当化できる立場ではなくなってしまった。KTMモータースポーツ・ディレクターのウィンフィールド・キヤシャーゲルは、「ラリーは、KTMの量産型単気筒モデルの高性能を証明する絶好の機会である。今後はラリー世界選手権に集中しながら、新たな選択肢を模索し、ラリーに積極的に関与する。もしかすると、KTMフルワークスチームがアフリカに戻る日も遠くないかもしれない。原点回帰というわけだ」。
世界中のカスタマーが、KTM製品のみならず、KTMが提供するユニークなラリーサービスに全幅の信頼を置いている。これからもKTMは長期的義務を果たし責任を全うする。