09年MotoGP、カタールで波乱の開幕

(プレスインフォより抜粋）
09年 MotoGPは、カタール、ロサイルサーキットのナイトレースで開幕した。125ccクラスで新たなシーズンのスタートを待ちわびたレースは、しかし、降雨のためにわずか4ラップで赤旗中止。カタールGPは、今シーズン中唯一のナイトレースだが　雨に濡れ、照明が降り注ぐサーキットは鏡のようになってしまった。結果的には続行不能と判断され、4ラップ終了時点の順位が最終リザルトとなった。規定周回に満たないため、すべてのポイントは半分とされた。

Red Bull KTMモトスポーツチームのマルク・マルケス（スペイン・16歳）は、スタート直後に3番手の好位置につける。しかし赤旗中断となるわずか数分前にハイサイドに見舞われ、グラベルトラップでレースを終えることになった。このため、リザルトから除外されている。
幸運にも無傷だったマルク・マルケスは、「いいスタートが切れて、しばらく3番手につけていた。雨が落ちてからもトップ5をキープできていたので、好結果が期待できると密かに思っていた。だが、路面がかなり濡れてきて、縁石に乗り上げた時にリアが大きくアウト側に振られてしまった。マシンの調子が良かっただけに残念だが、途中中断でハーフポイントになったので、大きな遅れを取らずに済んだことが不幸中の幸いだ。次戦、日本のもてぎを楽しみにしている」

チームメイトのキャメロン・ボビエ（米国）にとって、カタールラウンドは記念すべきデビュー戦。
マルク・マルケスと同様、16歳のKTMファクトリーライダーは「どんどん良くなる、そう思いながら走っていた」と語る。「じつはプラクティス中は、ブレーキに違和感を覚えていたが、レースではライバルと同じようにブレーキングを遅らせることができた。スタートも良く、マシンフィールも良かったので、最後まで走りたかった。」第2戦、日本GPではポディウムを目指す。

Red Bull KTMモトスポーツチームを率いるフランチェスコ・グイドッティは、
「序盤のマルケスは3番手をキープして、力強く走行していた。ただし、赤旗でレースを止めて、再スタートさせなかったのは賢明な決定だったと思う。濡れた路面に照明が反射していたので、かなり危険な状況だった」
マシンの仕上がりは上々、4月24日からツインリンクもてぎで開催される第2戦の日本GPでは、今度こそポディウムを目指して　果敢なライディングをしかける。

＊一人でも多くのファンにツインリンクもてぎに足を運んでいただき、熱い声援をお願いいたします。