０８ KTM EXCシリーズ詳細 ２《シャーシ編》

フレーム； 　クロモリ鋼素材。径を拡大した楕円断面チューブ。ディメンションも完全新設計。
サブフレーム； 　高品質アルミ素材。接合部分最適化、復元性に優れた形状。
スイングアーム； 　路面からの入力に対し最高の柔軟性をもつアルミダイキャスト製スイングアーム。サスペンションマウントもダイレクトマウントするPDSショックに合わせて位置を変更、ジオメトリーを最適化。新形状のチェーンガードはチェーンを効果的に泥から守る。
WP倒立フロントフォーク； 　完全にリセッティングされたWP製48mm倒立フロントフォーク。摩擦抵抗も極限まで低減しダンピング性能に大きな余裕。幅広い調整が可能なことに加え、オプションのプリロードアジャスターを装着することによりライダー、コースに合わせ更に幅広くセッティングできる。また、インナーチューブを包む新形状フォークガードを採用、泥からインナーチューブを守る。
PDSショック； 　アルミ製アウターチューブをもつ新設計のフルアジャスタブルPDSショック。圧側にハイスピードダンピングアジャスターを設け、多様なコンディションに合わせ簡単に調整できる。スイングアームとフレームのジオメトリーも最適化しプログレッシブで快適。ホイールより軽量なスポークとCNC加工によって製造されたハブを採用、バネ下重量を軽減。
ブレーキ； 　頂点を極めたブレンボ。フロントにはフローティングマウントの2ポッドキャリパーを、リアにはシングルピストンキャリパーを採用。前後とも超軽量なウエーブディスクを装備する。
クーリングシステム； 　ラジエーターをT字形状のパイプで接続、シリンダーヘッドとフレームの間のトライアングル統合された冷却システムを採用。ラジエターの脱着を容易にし、冷却性能もアップ。また、フューエルタンク下の余裕も拡大。
ハンドルバー； 　4つのポジションから最適な位置を選べる、ハイクオリティなアルミ製テーパーハンドルバー。
スタンド； 　フレームにダイレクトに固定された新設計キックスタンドを採用。プラスチック製の足部分も接地面積を拡大、安定性を増している。
クラッチ； 　最小の操作力で、正確に応える完全にメンテナンスフリーな油圧式クラッチ。
エキゾーストシステム； 　非常に低い排気騒音レベルとハイパフォーマンスに加え美しいデザインのサイレンサー。
ボディワーク； 　人間工学を追究した完全新設計のプラスチックパーツを採用。革新的なルックスを与える。新しくピース構造となったヘッドライトマスク、チェーンガード、フロントフェンダーは最高のルックスと最高の強度を同時に実現。
シュラウド； 　ステッカーを一体成型としたインモールド製法によるシュラウドを採用、最高の耐久性をもつ。フロントの開口部はラジエターへの空気導入部として機能し、後部の開口部はエアクリーナーボックスへ空気を導入する機能をもつ。
リアフェンダー； 　斬新なサイドパネル一体型リアフェンダーに、最高の耐久性を誇るLEDテールライトを装備。過酷な競技にも耐える。別体式のナンバープレートホルダーはウインカーとナンバプレート灯を装備。競技参加時は簡単に取り外せる
ヘッドライトマスク；　 耐スクラッチ性に優れる新プラスチック素材を採用したヘッドライトに組み合わせるヘッドライトマスクは完全新設計。
フューエルタンク； 　人間工学の立場でニーグリップのしやすさを考慮。タンクキャップは開閉が容易なバヨネット式。転倒などのアクシデント時に簡単には開くことの無いよう工夫がなされている。
エアボックス； 　パワフルになったエンジンに合わせ、エアボックスの容量を拡大し空気供給量に余裕を持たせた。かつ、体の動きを妨げない形状としている。内蔵されたツインエア・エアフィルターには工具不要でアクセス可能。簡単にエアフィルター交換を行うことができる。