2012オフロード 試乗インプレ&インフォメーション①
4ストエンデューロ
一言でいえば全モデル、より軽くよりパワフルに革新をとげた。
繊細なコントロールを可能にするフューエルインジェクションが全車に搭載。冷間始動も気温標高調整も自動で補正する。3種類のマッピングが選択できるが パワーパーツの手元スイッチが便利。さらにユーザーセッティングツールでパソコンを使って自由にセッティングを変えられる。電力を供給するオルタネータは4スト全モデル196Wの大容量になった。
大改革の1つが特許を得たクラッチユニット。削りだしスチールバスケット採用で耐久性を保ったまま小型軽量化に成功。コイルスプリングの代わりにダイヤフラムスプリングを採用し操作も軽く一定。 生まれた空間にダンパーを内蔵、バックトルクを吸収しなめらかにミッションに伝えることで 扱いやすくトラクションもかけやすくなった。
オイル循環システムも変更。冷却水経路も変更。フレームに内蔵させ ラジエター裏にはホースは存在しないので空気の流れが向上し 冷却水温度も5度程度低下。流れも新コネクターでスムーズ。
完全新設計のPDS搭載用フレームは 従来よりコンパクトで軽い高品質クロモリ。
ねじれ剛性を強化するため 前部トライアングル幅を拡大し 強度とともに柔軟性も得て 路面を粘り強く追従していく。前後方向の剛性は 逆に柔軟性をアップさせるために削減、リアショックから伝わる突き上げを隔離させている。
搭載するWP PDSモノショックは軽くメンテナンス性もよいので継続されるべきものだが 新ユニットは従来より延長し マウント位置はよりセンターへ移動しバランスがいい。伸・圧両方の減衰力調整機構はさらに 圧側で高速・低速で調整できる。
新型キャストスイングアームは 鍛造により繊細な設計を施され溶接なしで300g軽量。
フロントフォークも改良され 新タイプのオイルシールとベアリングを採用し初期の動作を向上。
他にもフーエルポンプ内臓フューエルタンクに 容積をさらに拡大させた新設計エアボックス。工具不要ですばやくツインエアフィルターの交換が可能。インテークブーツは各モデル専用設計。ハイエンドなホイール、新サイレンサー・・・とまだまだ多くの変更がある。 低速を大幅にトルクフルにした新エンジンにさらに自由なライディングへといざなうエルゴノミクスがプラスされた 革新というにふさわしいモデル達を ぜひ味わってほしい。キック・セル併用。
250EXC-F SIXDAYS
個人的にもっとも驚いた車種。前年度までのラインナップでは レース初心者の方には 楽にトルクフルに乗るのにむしろ400クラスをお勧めしていたが 12モデルからはその必要がないほど完全無欠になった。 非常に低速がトルクフルになったことにより 高速まで全く不満がない。ガレ場の続くコースでは ケーヒンのインジェクションシステムで タイヤの挙動を微細にコントロールできる。
350EXC-F SIXDAYS
250クラスの車体に350SX-Fのパワーを積み込んだとあっては 勝てないわけなかろうというモデル。87年の350LC4から25年、その大改革に隔世の感。プレスの間でも いいとこ取りのモデルとして最も人気が高かった。エンジン重量はSX-Fエンジンをエンデューロ用に特化さえたとはいえわずかな差にとどまり 限界まで軽量化されている。DOHCは精緻にして一気にハイパワーに回転する。

4ストエンデューロ
一言でいえば全モデル、より軽くよりパワフルに革新をとげた。
繊細なコントロールを可能にするフューエルインジェクションが全車に搭載。冷間始動も気温標高調整も自動で補正する。3種類のマッピングが選択できるが パワーパーツの手元スイッチが便利。さらにユーザーセッティングツールでパソコンを使って自由にセッティングを変えられる。電力を供給するオルタネータは4スト全モデル196Wの大容量になった。
大改革の1つが特許を得たクラッチユニット。削りだしスチールバスケット採用で耐久性を保ったまま小型軽量化に成功。コイルスプリングの代わりにダイヤフラムスプリングを採用し操作も軽く一定。 生まれた空間にダンパーを内蔵、バックトルクを吸収しなめらかにミッションに伝えることで 扱いやすくトラクションもかけやすくなった。
オイル循環システムも変更。冷却水経路も変更。フレームに内蔵させ ラジエター裏にはホースは存在しないので空気の流れが向上し 冷却水温度も5度程度低下。流れも新コネクターでスムーズ。
完全新設計のPDS搭載用フレームは 従来よりコンパクトで軽い高品質クロモリ。
ねじれ剛性を強化するため 前部トライアングル幅を拡大し 強度とともに柔軟性も得て 路面を粘り強く追従していく。前後方向の剛性は 逆に柔軟性をアップさせるために削減、リアショックから伝わる突き上げを隔離させている。
搭載するWP PDSモノショックは軽くメンテナンス性もよいので継続されるべきものだが 新ユニットは従来より延長し マウント位置はよりセンターへ移動しバランスがいい。伸・圧両方の減衰力調整機構はさらに 圧側で高速・低速で調整できる。
新型キャストスイングアームは 鍛造により繊細な設計を施され溶接なしで300g軽量。
フロントフォークも改良され 新タイプのオイルシールとベアリングを採用し初期の動作を向上。
他にもフーエルポンプ内臓フューエルタンクに 容積をさらに拡大させた新設計エアボックス。工具不要ですばやくツインエアフィルターの交換が可能。インテークブーツは各モデル専用設計。ハイエンドなホイール、新サイレンサー・・・とまだまだ多くの変更がある。 低速を大幅にトルクフルにした新エンジンにさらに自由なライディングへといざなうエルゴノミクスがプラスされた 革新というにふさわしいモデル達を ぜひ味わってほしい。キック・セル併用。
250EXC-F SIXDAYS
個人的にもっとも驚いた車種。前年度までのラインナップでは レース初心者の方には 楽にトルクフルに乗るのにむしろ400クラスをお勧めしていたが 12モデルからはその必要がないほど完全無欠になった。 非常に低速がトルクフルになったことにより 高速まで全く不満がない。ガレ場の続くコースでは ケーヒンのインジェクションシステムで タイヤの挙動を微細にコントロールできる。
350EXC-F SIXDAYS
250クラスの車体に350SX-Fのパワーを積み込んだとあっては 勝てないわけなかろうというモデル。87年の350LC4から25年、その大改革に隔世の感。プレスの間でも いいとこ取りのモデルとして最も人気が高かった。エンジン重量はSX-Fエンジンをエンデューロ用に特化さえたとはいえわずかな差にとどまり 限界まで軽量化されている。DOHCは精緻にして一気にハイパワーに回転する。
