経理係の690DUKE Rの試乗レポ~
オレンジフレームオレンジリム、Rを冠した690CCシングルスポーツ690DUKE R。
KTMを端的に表したこのモデルは、わたくしのような下手っぴ~が、まず第一に憧れるモデルです。どでかい690 cc単気筒から繰り出す75馬力、いつかは乗りたいわ~乗れるかな~と不安と期待が交錯する第一関門です。
わたくしモトビルドカンバラ経理係は、19歳に免許をとり26歳までの間ごく一般的なツーリングライダーでして、約3年前にリターンするまでの約20年間は、ほぼオートバイに乗っていないアラフィフ主婦なんですよ~。これを大前提に試乗インプレご参考下さい。
店の試乗車としてそれこそあらゆるKTMがございましたが 157センチの身長ではどうしても乗ることをご遠慮してまいりました。将来オーナー様になる方へ、キズのない車体をお渡ししたい、万が一はあってはならない、ということで・・。結果ロイヤルエンフィールドでゆっくり景色を楽しんだり、390DUKEで街をぶらぶらするのが好き。のはずでした。。。
690DUKE R In沖縄。車高は865 mm。強烈なルックスで私に迫ります「乗るの?乗らないの?」。いつものライディングシューズは人に貸してしまい、薄べったいピットシューズであることが更に心もとない。が、スモール系の試乗車が会場にないかぎり、このまま乗らずに帰れば何のために沖縄まできたのかわかりません。跨って考えよう・・・
・・片足つま先がつきます。車重は実は390DUKEとおよそ10キロほどしか変わりません。重心の違いはありますがネイキッドのスリムな車体、十分に支えられます。支点となる足の左右の入れ替えには若干おしりをづらす必要がありますが大変スムーズにできます。これがライディングシューズならもっとラクなはずだわ!軽いクラッチレバー、無理のない乗車姿勢。DUKE Rが温和に迎え入れてくれた気がしました。素直に座ればグットポジションになるよう誘導されます。これはイケル!なんか乗れそうw
690DUKE R 試乗コース編
試乗会場周辺7キロ
穏やかにスタートをきって、試乗コースを走りだします。ちょっと蛇行してみたりスタンディングしてみたり。軽い前傾姿勢はあくまでも乗りやすい。かなりリラックスできます。なにより低回転ではこのDUKE R、穏やかとしかいいようがありません。音量も振動も。カムシャフトがセカンドバランサ―シャフトとして機能しているとことで、先日乗った640DUKEの激しさとは当然ながら隔世の感があります。
DUKE Rの懐の深さ。レーシングポテンシャルははるかに高いはずのDUKE Rなのに、わたくしのような者に、かつての990シリーズのような牙を向く走りを求めることはありません。ライドモードは「スポーツ」になってはいたのですが。他に「ストリート」「レイン」があり、出力特性を加減しモーターサイクルトラクションコントロール(MTC)が連動、リアホイールのさまざまな量のスリップを加減してくれます。またモーター・スリップ・レギュレーション(MSR)が、スロットルの急閉やシフトダウンの為クラッチを使用した際の、リアホイールのロックを回避してくれます。スーパーモトモードボタンを押せばフロントブレーキのみ介入し、リアブレーキは自分で思うままに操ることもできます。
・・・といった電子デバイス満載の車体なのですが、早速その恩恵を受けた?
わたくし多少前乗りになっていつもの390っぽくあけて加速したときのこと。会場は雨が多少降りもしまして(東京より気温が低いなんて、沖縄にきた意味はw)本人はああ、ちょっとスリップしたかな~程度でしたが 明らかにRタイヤが流れていたようで、あとで飛ばすな~と親方に言われてしまいました。え、そうなの?全然怖くないんですけど。。
電子デバイス以前にとにかく車体が素晴らしいのでしょう。クロームモリブデン鋼製トレリスフレーム、ねじれ剛性アルミ鋳造製スイングアーム、トリプルクランプ、APTC(TM)スリッパークラッチ、ライドバイワイヤー、ツインイグニッション、ええ~とWPサス・・・どれが、というよりその一つ一つの素晴らしさが作り上げる、相乗的な乗り味のみがわたくしにとっては大事。本当に乗りやすい。楽しい。
690DUKE Rツーリング編
試乗会2日目。会場の名護市のホテルから絶景古宇利大橋まで往復2時間半ほどのツーリングに参加いたしました。
すでに絶対の信頼を置く690DUKE Rによって調子こいていたわたくしに、くしくもコーナリングABSが利いたと思われるシーンが。いくつか続く沖縄の峠道にイケイケ気分でいつしか気を抜き、下りの右カーブ、なおも深くカーブしていく途中のバンク状態で今までにないような進入スピードに達していたことに気づきました。先に見えてきた左カーブに間に合わない?瞬間ブレーキを踏んでしまったのです。・・やっちゃうかな?と思った次の瞬間「あら、スムーズにコーナーを抜けていく・・・」頭の中で創造した一瞬先の車体の挙動と違う。これは何者かに助けられている!?。1秒もない時間のなかで感動しました。優しいよ!DUKE R。傍目からは何事もなかったようにしか映らないでしょう。
久々のマスツーリング、しかもKTM軍団で空と海の間を駆け抜けることを、最後まで楽しむことができました。
DUKE Rの用途の広さはサスペンションストロークを150 mmまで拡大したことにもあらわれています。左のフォークチューブトップにあるコンプレッションダンピングと右のトップにあるリバウンドダンピング。これら独立したオイル回路によってスプリングのコンプレッションだけ調整したりスプリングのリバウンドだけ調整したり、ライダーの好みと用途をすぐに簡単な調整で可能にしてしまいます。もちろんそこまでは今回いじりません~w WP製リモートリザーバータンク付きガス加圧型モノショックもかなりえらい働きをしてくれるということですが、その辺もわからずw
が、しかし、様々なシーンを最適に駆け抜けるこの690DUKE R。この一介のアラフィフ主婦にも面白い、技量があればあるほどなお面白いのが690DUKE Rです。
★画像はRL-YOYOさんから一部いただきました!サンクス楊さん!★
オレンジフレームオレンジリム、Rを冠した690CCシングルスポーツ690DUKE R。
KTMを端的に表したこのモデルは、わたくしのような下手っぴ~が、まず第一に憧れるモデルです。どでかい690 cc単気筒から繰り出す75馬力、いつかは乗りたいわ~乗れるかな~と不安と期待が交錯する第一関門です。
わたくしモトビルドカンバラ経理係は、19歳に免許をとり26歳までの間ごく一般的なツーリングライダーでして、約3年前にリターンするまでの約20年間は、ほぼオートバイに乗っていないアラフィフ主婦なんですよ~。これを大前提に試乗インプレご参考下さい。
店の試乗車としてそれこそあらゆるKTMがございましたが 157センチの身長ではどうしても乗ることをご遠慮してまいりました。将来オーナー様になる方へ、キズのない車体をお渡ししたい、万が一はあってはならない、ということで・・。結果ロイヤルエンフィールドでゆっくり景色を楽しんだり、390DUKEで街をぶらぶらするのが好き。のはずでした。。。
690DUKE R In沖縄。車高は865 mm。強烈なルックスで私に迫ります「乗るの?乗らないの?」。いつものライディングシューズは人に貸してしまい、薄べったいピットシューズであることが更に心もとない。が、スモール系の試乗車が会場にないかぎり、このまま乗らずに帰れば何のために沖縄まできたのかわかりません。跨って考えよう・・・
・・片足つま先がつきます。車重は実は390DUKEとおよそ10キロほどしか変わりません。重心の違いはありますがネイキッドのスリムな車体、十分に支えられます。支点となる足の左右の入れ替えには若干おしりをづらす必要がありますが大変スムーズにできます。これがライディングシューズならもっとラクなはずだわ!軽いクラッチレバー、無理のない乗車姿勢。DUKE Rが温和に迎え入れてくれた気がしました。素直に座ればグットポジションになるよう誘導されます。これはイケル!なんか乗れそうw
690DUKE R 試乗コース編
試乗会場周辺7キロ
穏やかにスタートをきって、試乗コースを走りだします。ちょっと蛇行してみたりスタンディングしてみたり。軽い前傾姿勢はあくまでも乗りやすい。かなりリラックスできます。なにより低回転ではこのDUKE R、穏やかとしかいいようがありません。音量も振動も。カムシャフトがセカンドバランサ―シャフトとして機能しているとことで、先日乗った640DUKEの激しさとは当然ながら隔世の感があります。
DUKE Rの懐の深さ。レーシングポテンシャルははるかに高いはずのDUKE Rなのに、わたくしのような者に、かつての990シリーズのような牙を向く走りを求めることはありません。ライドモードは「スポーツ」になってはいたのですが。他に「ストリート」「レイン」があり、出力特性を加減しモーターサイクルトラクションコントロール(MTC)が連動、リアホイールのさまざまな量のスリップを加減してくれます。またモーター・スリップ・レギュレーション(MSR)が、スロットルの急閉やシフトダウンの為クラッチを使用した際の、リアホイールのロックを回避してくれます。スーパーモトモードボタンを押せばフロントブレーキのみ介入し、リアブレーキは自分で思うままに操ることもできます。
・・・といった電子デバイス満載の車体なのですが、早速その恩恵を受けた?
わたくし多少前乗りになっていつもの390っぽくあけて加速したときのこと。会場は雨が多少降りもしまして(東京より気温が低いなんて、沖縄にきた意味はw)本人はああ、ちょっとスリップしたかな~程度でしたが 明らかにRタイヤが流れていたようで、あとで飛ばすな~と親方に言われてしまいました。え、そうなの?全然怖くないんですけど。。
電子デバイス以前にとにかく車体が素晴らしいのでしょう。クロームモリブデン鋼製トレリスフレーム、ねじれ剛性アルミ鋳造製スイングアーム、トリプルクランプ、APTC(TM)スリッパークラッチ、ライドバイワイヤー、ツインイグニッション、ええ~とWPサス・・・どれが、というよりその一つ一つの素晴らしさが作り上げる、相乗的な乗り味のみがわたくしにとっては大事。本当に乗りやすい。楽しい。
690DUKE Rツーリング編
試乗会2日目。会場の名護市のホテルから絶景古宇利大橋まで往復2時間半ほどのツーリングに参加いたしました。
すでに絶対の信頼を置く690DUKE Rによって調子こいていたわたくしに、くしくもコーナリングABSが利いたと思われるシーンが。いくつか続く沖縄の峠道にイケイケ気分でいつしか気を抜き、下りの右カーブ、なおも深くカーブしていく途中のバンク状態で今までにないような進入スピードに達していたことに気づきました。先に見えてきた左カーブに間に合わない?瞬間ブレーキを踏んでしまったのです。・・やっちゃうかな?と思った次の瞬間「あら、スムーズにコーナーを抜けていく・・・」頭の中で創造した一瞬先の車体の挙動と違う。これは何者かに助けられている!?。1秒もない時間のなかで感動しました。優しいよ!DUKE R。傍目からは何事もなかったようにしか映らないでしょう。
久々のマスツーリング、しかもKTM軍団で空と海の間を駆け抜けることを、最後まで楽しむことができました。
DUKE Rの用途の広さはサスペンションストロークを150 mmまで拡大したことにもあらわれています。左のフォークチューブトップにあるコンプレッションダンピングと右のトップにあるリバウンドダンピング。これら独立したオイル回路によってスプリングのコンプレッションだけ調整したりスプリングのリバウンドだけ調整したり、ライダーの好みと用途をすぐに簡単な調整で可能にしてしまいます。もちろんそこまでは今回いじりません~w WP製リモートリザーバータンク付きガス加圧型モノショックもかなりえらい働きをしてくれるということですが、その辺もわからずw
が、しかし、様々なシーンを最適に駆け抜けるこの690DUKE R。この一介のアラフィフ主婦にも面白い、技量があればあるほどなお面白いのが690DUKE Rです。
★画像はRL-YOYOさんから一部いただきました!サンクス楊さん!★