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KTMのゼロ・エミッション・スクーター

2013-03-22 16:05:09 | KTM FAN ROOM
KTMは2010年、*【電動スポーツバイク】FREERIDE Eを  “Zero Emission Sportmotorcycle(ゼロ・エミッション・スポーツモーターサイクル=完全に無公害のスポーツバイク)”というコンセプトで、発表しましたが、今回新作として、“E-SPEED” を世界で初めて、第40回東京モーターサイクルショーで披露し、3月22日から24日までの3日間、展示いたします。
KTM モーターサイクルAG(オーストリア本社)のステファン・ピエラとデザイナーのゲラルド・キスカが本日東京モーターサイクルショーで発表致しました。“E-SPEED”は、全く無公害であることはもちろん、KTM らしさに溢れた独創的スタイルと最先端技術、何よりライディングの楽しみにあふれる、未来を語るスクーターモデルです。

E-SPEED”は水冷 最大トルク36Nm、定格平均出力11kwの永久磁石同期モーター を搭載。ベルトドライブ機構を通じてリアホイールを駆動。最先端4.36kwh の最大容量リチウムイオンバッテリーは欧州標準の220V 家庭用電源にて2 時間以内に完全充電可能。電気モーターの特性によるパワフルな加速力と140kgという軽量な車体構成です。
ステファン・ピエラ『‘E-SPEED’や‘Freeride-E’によって、社会の中に二輪車が改めて受け入れられるでしょう。環境に対して優しいというだけではないのです。これらのモデルが持つ取り扱いの簡便さや驚くべき能力、そして何よりも本質的な楽しさが、二輪車の復権に資するはずでしょう』。
そして「すべての KTMの車両と、それを形作る部品一点一点もが、必ず美学的な思想と構造上の機能とを兼ね備えていなくてはいけない」というデザイナーのゲラルド=キスカ。KTM “E-SPEED” は、外観からも明らかなように、スポーツ・モビリティとしての意志に溢れています。

≪写真はResponse様からお借りしました。こちらによると 製造担当のハラルド・トゥルキンガーが「これはただのコンセプトモデルではない。ライトもウインカーもついている。全てが揃っていることからもわかるように、十分に量産を意識した商品。」と述べたとのことです。また熱や重量を解決するためにバッテリーをひとつの大きなコンポーネントで囲むことで、バッテリーを中心としたフレーム部分を造り、そこにフロント、リアサスペンションを付けるデザイン手法をとらなければ、これだけ軽量で、走って楽しいオートバイを造ることはできないと考えている、とキスカが語ったと伝えています。≫

KTM は電動のモーターサイクルが都市近郊型の移動手段として軽量で、敏捷さを兼ね備えつつ、ライディングの楽しみを損なわないことを改めて世に示します。そして今後もモーターサイクルを通したエキサイティングな提案をし続けて参ります。

E-SPEED”主要諸元
最高速度; 85km/h
航続可能距離; 60km
定格出力; 11kW
最大トルク; 36Nm
エンジン形式 ;永久磁石同期モーター
冷却方式; 水冷
出力装置; ベルト駆動、二次減速装置付き
最終減速比; 8,6:1 (出力軸 :リアホイール)
スロットル操作; 『ライド・バイ・ワイヤ』機構
バッテリーレイアウト;高電圧リチウムイオンバッテリー、バッテリーマネジメントシステム(BMS)内蔵。空冷式格納機(格納外殻は車体骨格の一部をなす)。
シャシー ;複数の素材による複合構造。パイプフレームによるフロントエンド、バッテリーハウジング兼用のメインフレーム部分、リアエンド部分
軸距 ;1395mm
車輛全高; 1058mm
シート高; 830mm
フットプレート部; 325mm
フロントサスペンション;片持ち式、単筒式
フロントサスペンショントラベル;90mm
リアサスペンション;片持ち式スイングアーム、リンク機構付ショックアブソーバー
リアサスペンショントラベル;90mm
リアサスペンション減衰機構;プログレッシブ・ダンパー
フロントホイール; 3,50”x14” アルミ鋳造
フロントタイヤ ;120/70 R14
リアホイール; 4,50”x14” アルミ鋳造
リアタイヤ; 160/60 R14
車輛重量; 約 140kg
フロントブレーキディスク;シングル・ディスク、 220mm
フロントブレーキキャリパー;P2x34 ラジアルマウントタイプ
フロントブレーキマスターシリンダー;10x16 リザーバータンク一体式
リアブレーキディスク;220mm
リアブレーキキャリパー;P2x34 ラジアルマウントタイプ
リアブレーキマスターシリンダー;11x17,7 リザーバータンク一体式
操作方法 フットレバーなし(前ブレーキは右ハンドルバーに、後ブレーキは左ハンドルバーに)
ABS機構;前後独立式
回生ブレーキ; エンジン/ECU制御による回生システムを搭載
座席;2人乗り

*【電動スポーツバイク】FREERIDE E
2010 年、東京モーターサイクルショーで、KTM として初めての電動モーターサイクル、“Freeride-E(フリーライド-E)”がオフロード・バージョンおよびスーパーモト・バージョンの2 種類のスタイリングで披露されました。プロトタイプとしての発表でしたが、世界中のファンに熱狂を持って迎えられました。翌2011 年、このコンセプトモデルはオーストリア運輸相によって“State Prize Mobility”(移動手段に対する国家表彰) として表彰され、2012 年には、そのオフロードバージョンが“Freeride-E”として製造されています。実際の市場導入に向けて試験運用とテストが行われています。

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