二月は、天気予報番組などで「光の春」という言葉をよく耳にしますが、この
言葉は、もともとロシアで生まれた言葉だと言われています、極寒のロシアの冬
は暗く、太陽の明るさで春を感じるのだそうです。
立春とはいえ、実際には気温が最も低い時期で、まだ春は産声をあげたばかり
ですが、それでも日一日と日脚も延びて、日差しも明るさを増していきます。
二月の日差しを浴びて、木の芽がかすかに膨らみ始めてきたりして、春に向けて
明らかに、自然に力が蘇って来ていることが実感される頃です。
まだまだ気温は低く寒くとも、日の光だけは春の訪れを感じさせてくれる・・・
「光の春」は、ちょうどこの時期にぴったりな言葉だと言えます。
二月の光の中で、咲き香る白梅と紅梅。

