庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

早春の花を探して

2015-02-26 17:21:45 | 日記・エッセイ・コラム
昨日までの暖かさが一転、今日は冷たい雨が降り続いて、また冬の寒さが
ぶり返した、この時期は三寒四温を繰り返しながら、季節は徐々に春へと
向かって行くので、体調管理にも気をつけたい。

今日は雨降りで散歩にも行けないので、昨日の散歩で撮った早春の花写真
を続きでアップしておきます。

日当たりの良い道端で早くも咲き出したハナニラ、葉っぱをちぎると名前
のとおりニラのにおいがする、花は星型で美しく、葉が韮(ニラ)に似て
いることから「花韮」と言われる。


ツルニチニチソウの花、繁殖力が強く常緑で冬の間も枯れないので、不死の
力や魔力を持っていると信じられて、ヨーロッパでは「蔓日日草を身につけ
ていると悪いものを寄せつけず、繁栄と幸福をもたらしてくれる」という言
い伝えがあるらしい・・・


華やかな赤いボケの花、実が瓜のような形であるところから木瓜(ボケ)と
言われるようになった、実を乾燥させた生薬は利尿、鎮咳、鎮痛に用いるが、
ボケ防止?には効かない!


ホトケノザ、半円形の葉が茎を取り囲んでつくようすを仏の蓮華座(れんげざ)
に見立てたもの、葉が段々になることから別名「三界草」(さんがいぐさ)と
も呼ばれている。

尚、春の七草のひとつの ”ほとけのざ”はこの花ではなく、正しくはキク科
の「田平子」(たびらこ)のことを指す、このホトケノザは食用ではないため、
注意を要す。
コメント
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