車道に隣接する林や森では奥に入るに従って、自動車の排気ガスが少なくなり
ます、これは樹木の葉が排気ガスを吸収する働きによって減少する度合いが大
きく、特に林縁が潅木やツタで覆われている林では、浄化能力が高くなります。
一般に、道路から50m奥の林の中では排気ガスが道路の1/5に減少し、さら
に奥に入れば、排気ガスはほとんどなくなってしまうと言われます。
大気を浄化して、きれいな空気をつくってくれる、とても有り難い樹木ですが・・・
その能力には限界があり、木の葉の浄化フェルターも、排気ガス等の汚染物質
を吸いすぎてしまうと目詰まりを起こして、その機能を失ってしまうそうです。。
ポプラやケヤキなど、冬に葉を落とす広葉樹が、春や夏など季節外れに葉を落とす
場合は、汚染物質を吸いすぎたためで、木にとっては危険信号なのだそうです。
樹木に健全な働きをしてもらうためにも、私たち人間側が少しでも汚染物質を出さ
ない様、減らしていく努力が必要だと思う。。。
新緑の森の中の空気は、清々しくて気持ち良い。