例年なら今頃は、毎朝数多くのアサガオが咲いて楽しめるのだが・・
今年は、この異常な暑さのせいか?花数が例年の半分も咲かない。
しかも、朝が来たのにつぼみのままで、まだ開花していないアサガオ
がいっぱいもあった。
はて?、開花するにはもう充分な大きさに育っているにもかかわらず、
何で朝になっても開花しないのだろう?と疑問に思って調べてみた結果、
アサガオの開花には一定の温度と光の条件が必要なのだと分かった。
何で朝になっても開花しないのだろう?と疑問に思って調べてみた結果、
アサガオの開花には一定の温度と光の条件が必要なのだと分かった。
アサガオの開花は基本的に生物時計に支配され、一定時刻に開花する
よう制御されており、光のON-OFFで時計がリセットされ、暗くなって
から8~10時間目に開花するらしい。
つまり、通常であれば今頃は午後7時から8時には暗くなるので、
翌朝3時~4時には開花していることになるのだが・・
しかし、温度が25℃以上の熱帯夜では温度が高くなるほど開花は遅れ、
夜明けの気温が高い日は開花時刻が遅いということがわかった。
人工照明を使って昼夜を逆転させてアサガオを育てれば、アサガオは
夕方に開花するように調整でき、暗くする時刻を変えることによって、
好きな時刻に開花させることもできるということらしい。。
もしも暗くすることなく、連続照明のもとに置いておくと、開花する
ことなくつぼみのまま萎れてしまうということである。
このところ連日25度以上の30度近い熱帯夜続きで、夜も気温が高
かったためアサガオのつ蕾は朝が来ても開花しきれなかったと思われる。
あまりの暑さにボケたのか?朝になっても咲かない、
アサガオの蕾。
作家、五木寛之の著書『生きるヒント』の中で、開花に必要な
温度と光条件を説明するにあたり、五木さんは、
「美しい花を咲かせるには、夜の暗さと冷たさが必要なのだ」
と述べている。
逆境にある人に対する、生きるヒントとしての比喩ですが・・
人々に勇気を与えるエピソードとして紹介されています。