庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

天地始粛~風あざみ

2024-08-28 10:53:08 | 日記・エッセイ・コラム

二十四節気七十二候の処暑の次候(8/28~9/1)は、天地始粛
(天地初めて寒し)です。

「粛」には縮む、静まる、弱まるという意味があり、夏の気が
落ち着き、暑さもようやくおさまってくる頃

今朝はこの言葉どおり、列島に近づく台風10号の影響もあり
当地方も雨模様の不安定な天気となり、こないだまでの猛暑も
漸く少しおさまって涼さも感じられる朝となった。

毎年この時季になると空の色や雲の形、風にゆれる木の葉の
そよぎなどの微妙な変化に夏の終わりを感じて・・ 

何となく粛然とした気分になります。。 

八月の夏の終わり頃になると、井上陽水が歌ったあの名曲
少年時代」の一節を思い浮かべる。

 ♪夏が過ぎ 風あざみ 

  誰のあこがれに さまよう

  青空に残された  私の心は夏模様....

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この歌詞のフレーズで「風あざみ」と言う言葉が出てくるが、はて?
風あざみとはどんな風なんだろうと思って調べてみても・・

「あざむ」はどの辞書にも載っておらず、井上陽水さんの造語だと
分かったが、この「風あざみ」と言う言葉からは何となく、暑さが
少し和らいだような季節の情景が浮かんでくる。

昨日の散歩道で、何となく季節の変わり目を告げるような涼やかな
風を感じ、オッ!この感じが「風あざみ」の風なのかと実感した。

そんな風あざみの吹く散歩道で撮った、野の花等をアップします。

ハゼラン。

爆欄(ハゼラン)は、膨らんだつぼみがつ次々と爆ぜる(はぜる)
ように開花する様子を表現した名前らしい。

センニンソウ。

萩の花。

 

オミナエシ。

 

ツルボ。

 

野菊。

 

ツリガネニンジン。

 

キンミズヒキ。

野に咲く花の変化で・・

夏から秋への季節の移ろいを感じます。


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