今日は何の日カレンダーを見ると、3月23日は「世界気象デー」。
毎日当たり前のようにTV、ラジオ、新聞等で流される天気予報ですが・・
それが一切消えた期間があった事を知っていましたか?。
それは、日本が太平洋戦争に突入した1941年12月8日から放送
が禁止され、それから戦争が終わるまで3年8か月に亘って天気予報
は国民に知らされなかったそうです。
何故?天気予報が禁止されたのかと言うと、それは軍事作戦を行う上
では当日の天候は作戦上の要ともなる為、天気予報は軍事機密とされ
ていたためです。
例えば、戦争中にB29が本土を爆撃する場合、目視に頼るため雲が
厚ければ爆撃目標を正確に狙うことはできないので、晴天を狙って
出撃した方が良い事は言うまでもない。
昭和20年8月9日、広島に続いて2個目の原爆投下予定地の小倉に
向かったB29爆撃機が小倉上空に来てみると・・
当日小倉上空は雲に覆われて視界が悪かったため投下を諦め、次の目標
であった長崎へと向かい、結果として長崎が犠牲になってしまった。。
この辺のことは拙ブログの過去記事にも書いたことがあるので、興味の
ある方は下記↓↓クリックしてご覧ください。
長崎と小倉、運命を分けた空
現在では気象衛星等があり、世界の天気は一目瞭然となりましたが・・
まだレーダーくらいしかなかった時代では、天気予報や天気図は
本土防衛のための重要な軍事機密だったんですね。。
桜も開花してお花見の天気予報が気になる頃ですが、ロシアによる
ウクライナ侵攻の行方も気になります・・
世界が平和であればこそ、お花見なども心から楽しめるというもの。
天気予報が禁止されるような争いの世の中に、二度と再び戻しては
ならないと祈るばかりである。。
コヒガンザクラ。
ハナモモ。
オカメ桜。
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