庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

端居と夕涼みとヒグラシ

2022-07-21 06:45:38 | 日記・エッセイ・コラム

日中は暑くて外に出る気にもならないが・・

今のようにエアコンのない時代は、夏の暑い日に家の中でも縁先や風通しの
良い窓辺に席を移してくつろぐことを、「端居(はしい)」といいました。

庭には、風が涼しくなるようにと水を打ち、軒先に吊るした風鈴が夕暮れの
風で、チリ~ン~と澄んだ涼しげな音を立てる・・

端居と言う言葉からはこうした昔ながらの夏の風情や情緒が、しみじみと
伝わって来る気がします。。

日中の暑さがようやくおさまってくる夕方、縁先や庭先に出て夕暮れどき
の涼しい風を受けながら隣の森から聴こえてくる、カナカナカナ~ッとい
ヒグラシの声を聴きながら夕涼みをするのも夏の楽みの一つです。

もっとも最近はエアコンの普及によって住居は閉鎖的になり、端居の風情や
夕涼みを楽しむ習慣などはすっかり影を潜めつつあるようで・・ 

何となく寂しい気がします。。

夕方と早朝に カナカナカナ~~と涼しそうな声で
鳴き交わすヒグラシ。(写真は蔵出しです)

早朝か夕方、涼しくなってから鳴くカナカナ蝉の
合唱、蝉しぐれは・・

自然の1/fゆらぎのリズム感があって、
聴いていてとても心地よく癒される。。

 

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暑中の水辺散歩

2022-07-20 09:18:35 | 日記・エッセイ・コラム

今日から夏の土用入りですね。

夏の土用とは立秋前の18日約間のことで、立秋前の8月6日
が土用明けとなります。

夏の土用の期間は暑中と言われ、暑中見舞いを出す時期ですが・・

筆不精のジーさんはまだ一度も出したことがありません。。(^_^;)

少しでも涼しさを感じようと出かけた水辺の散歩で撮ってきた画像
をアップします。

川の瀬でジッと獲物を狙うアオサギ。

 

川の中を涼しげに泳ぐ小魚の群れ。

 

このアオサギ君は獲物をうまくゲットできたかな?。

近くにはカワセミ君も。

水辺の草の葉に止まるハグロトンボ。

こちらはサナエトンボの仲間?。

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百合の花と蝶

2022-07-19 10:30:58 | 日記・エッセイ・コラム

ヤマユリやオニユリの咲く季節です、花を愉しむとともに・・

百合の花の放つ良い香りに誘われて扱蜜に来る蝶たちを、観察する
のも楽しみの一つです。

昨日アップしたヤマユリの花を撮ってる最中、花の中に
何やら黒っぽい蝶が来ていた。

オッ!この蝶はダイミョウセセリだ。

ヤマユリの放香に誘われて扱蜜に来たのか・・

ダイミョウセセリは花に止まる際、いつも翅を広げて
止まってくれるのでうれしい蝶です♪。

 

朝の庭にでると、庭に咲くオレンジ色のオニユリの花に
黒いアゲハチョウのモンキアゲハが扱蜜に来ていた。

オニユリの花で扱蜜するモンキアゲハ。

モンキアゲハは後翅の白い紋が目立つ。

 

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里山に咲く大輪のヤマユリ

2022-07-18 06:13:58 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は午後から晴れ間が覗いたので、そろそろ咲いてる
頃だと思って訪れた舞岡公園の里山の林床のあちこちに、
今年も大輪のヤマユリの花が咲きだしていた。

里山の林床に咲くヤマユリ。

花の直径が20cmほどもある大輪のヤマユリ。

日本で自生する野草の中ではもっとも豪華な花。

近寄ると、とてもいい香り♪。。

山百合は当地神奈川県の県花でもある。

この大輪の山百合の花を観ていると・・

思わず嬉しくなって幸せな気分になります。(^.^)/~~~。

里山の森ではウグイスやホトトギス等の野鳥の囀りに加えて、
この晴れ間を待っていたかのように、森のあちこちから賑や
かな蝉しぐれが一斉に聴こえだした・・

本格的な夏の訪れも近い。。

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今日降る雨は「裕次郎雨」

2022-07-17 09:28:35 | 日記・エッセイ・コラム

今日7月17日は1987年(昭和62年)に逝去した昭和の大スターだった
故・石原裕次郎の命日。

裕次郎の命日は、生前彼が好んでいた雨の季節の花「あじさい」にちなんで

あじさい忌」と呼ばれているそうです。

それを聞いて思い浮かべるのが「裕次郎雨」と言う言葉です。

裕次郎と言えば生前 ”雨男” で知られていたそうで、石原裕次郎氏の命日
にちなんでこの日に降る雨を気象予報士の森田正光氏が命名した言葉です。

森田さんが調べたところでは裕次郎さんの通夜に6.5ミリ(東京)の雨が
降ったのを始めとして・・

告別式・本葬・四十九日忌・百箇日法要・納骨式・一周忌・三回忌・七回忌・
十三回忌、のすべての日に1ミリ以上の雨が降っていたんだとか・・

10数年前ラジオの番組で、お天気キャスターの森田さんからこの「裕次郎雨
と言う言葉を聞いて以来、このあじさい忌に本当に雨が降るかどうか? 
毎年気に掛かけてきましたが・・

実際に毎年かなりの確率で雨が降り、今朝もしっかり雨が降りました。

まさに雨男の面目躍如と言えますね!。

残念ながら拙庭の今年の紫陽花はもう終わってしまいましたが・・

今朝の「裕次郎雨」に濡れて咲く庭の花をアップします。

雨に濡れて・・涼やかな水色で咲くメガネツユクサ。

これは珍しい二連咲き。

 

いつもうつむき加減にしっとりと咲く秋海棠の花。

 

アサガオ。

 

オニユリ。

 

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