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日記(2.12)

2025-02-12 18:28:09 | 日常
2025   2月12日  (水曜日)      晴  ②
今日は温暖な日になった。
一日中、
 畑で雑草の整理を午前中。
 午後は防草シート張りを行う。
行ったり来たりしていただけなのに歩数計は
7500歩も!結構動いてるんだな~!
少々汗ばんだ。
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イランにはスリランカを舞台にした「セレンディップの三人の王子」という童話がある。
 王子が予期せぬ経験から幸運をつかむさまが描かれる。
 そこから生まれた言葉が、思わぬ発見に至ることを意味する「セレンディピティー」だ。

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日本で患者数が1000万人以上といわれる脂肪肝の仕組み解明
 セレンディピティーだろう。
 脂肪肝は肝硬変や肝がんにつながる。
 重要な成果として7日付で欧州医学誌に掲載された。
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▲発見の端緒は、地中海に面した中東地域にあった。
 ◉幼少期に肝硬変を発症し、死亡するイスラエル人家系が見つかった。
 ◉同様の事例はパレスチナ人家系でも報告された
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▲イスラエルの人類学者の解析で、
 原因として広川信隆・東京大名誉教授が2001年に発見した遺伝子「KIF12」の変異が浮上した。
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当時、遺伝子の役割は未解明で、
両家系の主治医も参加する国際研究が始まった

▲この遺伝子が働かないように操作されたマウスは脂肪肝を起こした。
 興味深いことに、遺伝子が正常でも脂肪分の多い食べ物を与えると、
 遺伝子の働きは低下し症状が表れた。
 症状を改善する物質も特定した。

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▲解明までの十数年間、チームは思わぬ苦悩を抱えた。
 代謝に詳しいイランの留学生が加わったが、
 メンバーの古里は戦火を交える関係に発展した。
 お互いが複雑な感情を抱く中、

 「科学に国境はない。国のためではなく人類のために」と広川さんは説いた。
  発見を人類共通の財産として役立てるためにも、争いのない世界が待ち遠しい。
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メモ
◆脂肪肝・肝硬変を食い止める分子モーター
―新しい脂肪肝発症の仕組みの解明―

発表のポイント
◆廣川信隆博士(順天堂大学特任教授・東京大学名誉教授・客員研究員)と田中庸介博士(東京大学講師)
 らの研究チームは、脂肪肝・肝硬変の新しいメカニズムを、
 イスラエルのヒト家系と遺伝子操作マウスの解析により同定しました。
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◆KIF12と呼ばれるキネシン分子モーターの患者に診られる遺伝子変異により、
 肝臓の線維化・脂肪滴蓄積、胆汁うっ滞など、脂肪肝炎の症状が起こることがわかりました。

◆KIF12が脂肪酸の合成酵素であるACC1タンパク質の分解を助け、
 肝細胞への脂肪滴蓄積を防ぐことを解明しました。
 今後、KIF12の機能を保つ手法の開発により、脂肪肝・肝硬変の治療に道を拓きます。

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