6月1日(火曜日)
第一生命保険は「第34回サラリーマン川柳コンクールの全国ベスト10をWebサイトに発表した。
全国から寄せられた6万2,542句の中から、
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◆第34回サラリーマン川柳コンクール 全国ベスト10
第1位:会社へは 来るなと上司 行けと妻(なかじ)
第2位:十万円 見る事もなく 妻のもの(はかなき夢)
第3位:リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”(リモートの達人)
第4位:嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!(鬼嫁一家)
第5位:じいちゃんに J.Y.Parkの 場所聞かれ(けぇぽっぷ)
第6位:我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)(松庵)
第7位:お父さん マスクも会話も よくずれる(さごじょう)
第8位:YOASOBIが 大好きと言い 父あせる(テンビ)
第9位:お若いと 言われマスクを 外せない(エチケット)
第10位:抱き上げた 孫が一言 密ですよ(白いカラス)
★いつでも、なんと時でも怖いは女房か! ハハ
==============================
新聞コラムに・・
患者であふれる病院、
深刻なワクチン不足、
後手に回る行政。
作家の篠田節子さんが20年以上も前、
感染症の恐ろしさを描いた小説「夏の災厄」は
新型コロナ禍を予言したと話題になった。
~~~~~~~~~~~~~~
▲印象に残るのは地域社会の分断と疲弊だ。
東京郊外の小都市で死者が相次ぐ。
不安に駆られた住民の間でデマと差別が横行し、
自殺も多発する。
緊急事態宣言が長引く中、
こうした混乱が現実に起きないよう取り組む人は各地にいるだろう。
~~~~~~~~~~~~~~
▲東京・練馬でイタリア料理店を営む I さんは昨年の緊急事態の際、
地域の中核病院にランチを無償で届け続けた。
「最前線で闘う医療従事者の心が折れると、
地域を支える人がいなくなる」
と危機感を募らせた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲外出自粛で売り上げも減り、支援を続けるのは厳しかった。
すると店のお客さんが寄付を集めてくれた。
野菜を仕入れている地元の農家からは無料で次々と食材が寄せられた。
ほかの飲食店も支援に加わった。
「助けようと思って始めたのが、いつの間にか助けられていました」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲イタリアで修業し、ピザ職人の世界大会で優勝した実績がある。
都心から離れた土地で店を構えたのは、
農家が多く、「地産地消」によるつながりを実感できたからだ。
病院支援で知り合った多くの人も店に通うようになり、
売り上げも次第に回復してきた・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲今準備しているのは、経済的に苦しい家庭の子どもなどに
食事と交流の場を提供する子ども食堂だ。
支え合いの大切さを教えてくれた地域への恩返しである。
================================
本の内容を拾った!少し前はパンデミックという本が話題であった。
★「夏の災厄」篠田節子 著は20年以上も前の書かれた書が
今のコロナ禍状況に一致する。
その病。極めて短時間で脳が溶解に至る過程。
発症すると、幻のエーテル臭を感じ、吸血鬼のように光を怖がる。
激しい頭痛と高熱にあえぎ、嘔吐、痙攣を繰り返しながら死に向かう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1993年の暑い4月、人口8万6千人の埼玉県昭川市(架空)を襲ったのは、
すでに感染手引書からも削られようとしている古色蒼然たる伝染病、
日本脳炎(Japanese encephalitis)の二十数年ぶりの復活だった。
しかも、従来の日本脳炎ではなく、高い罹患率と圧倒的な死亡率をもたらす
悪性にして新型のものだった。
~~~~~~~~~~~~~
4月の半ば、市街地から20キロ外れた山林地区で発生した新型脳炎の死者は、
8月には百名弱に達した。
痴呆症や麻痺など、生き残って重篤な後遺症に苦しめられている者は、
その数倍はいると見られた。
従来の日本脳炎は、不顕性感染といって感染してもほとんどは何の症状も出ないまま終わる。
昔のお母さんたちは炎天下で子供に帽子を被らせ、寝冷えしないように気を配った。
体に抵抗力があれば発病しないのだ。
かりに発病したにせよ、大抵の者はちょっとした頭痛と微熱、軽い下痢程度で終わる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
脳炎症状が出るのは、感染者の0.1パーセント、
死者は脳炎症状の出た者の35パーセント。
感染経路も決まっている。ヒトが日本脳炎に感染するには大量のウイルスが必要だ。
蚊に刺された豚がまず感染し、豚の体内で十分増えたウイルスを吸血した蚊が、
ヒトを刺すことによって初めてヒトは感染する。
感染したヒトから蚊が吸血しても、ヒトの場合、
血液中のウイルス数は豚ほどには増えないので、感染蚊は作られない。
つまり、ヒトからヒトには感染しないのである。
================================
しかし、昭川市で今回発生した日本脳炎は、これらの常識を覆すものだった。
病原性(感染することによって発症させる能力)は異常な高さを示し、
潜伏期は短く、症状は重く、致命率は高く、
助かったにしても重篤な後遺症を残すばかりか、
豚を介さずにヒトからヒトへの蚊の吸血による感染が確認されたのである。
しかも、日本脳炎のウイルスは気温の下がる冬季を越えることができないはずだった。
しかし、この新型のウイルスはなんらかの方法で日本の厳しい冬を乗り越え、
春先から昭川市の住民に猛然と襲いかかったのである。
======================
書評も
明確な主人公はいません。
新種の奇病に立ち向かうヒーローは登場しません。
昭川市の保健センター職員の小西誠(20代後半)、
夜間救急診療所の看護師・堂元房代(50過ぎ)、
地元の医師会からつまはじきにされている市民活動派の
医師・鵜川日出臣(45)の3人がしいて言えば
この新型脳炎を何とかしようと頑張るのですが、
それぞれに力は足りませんし、頼りないところも多々ありました。
正義の味方という感じではありませんね。
~~~~~~~~~~~~~
でも、診療所の事務をしているちゃらんぽらんな青柳であるとか、
保健センター係長の永井もそうですが、いたって普通の人たちが
思いがけず巻き込まれたパニックで右往左往しながらも、
その恐怖の最前線で踏ん張る様子というのは、ものすごくリアリティがあるんですよ。
カリスマなんて出てこないんですから。すぐに我々の住んでいる社会に当てはまるような感じで。
地図とか眺めて考えてみると、昭川市というのはおそらく
埼玉県東松山あたりをモデルにしていると思われますが、
~~~~~~~~~~~~~~~~
この新型脳炎の対策がままならず市民が絶望しだした頃に、
詐欺師が高額の似非薬を訪問販売したり、新興宗教が流行ったり、
古くからの住民とニュータウンの新住民が対立したりと、
様々な問題が起こるのですが、日本のほとんどの街だとこうなると思いますね。
逃げるという選択肢を排除すればですけど。
で、感染が東京に近づくとやおら厚生省など上級官庁が本気出すと。
ほんとしっかり現実的に書かれてましたけど行政は融通が利かないですね。
霞ヶ関は、一般市民や市役所の職員などはバカばかりと思ってるって、
もろ真実ですよきっと!
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第一生命保険は「第34回サラリーマン川柳コンクールの全国ベスト10をWebサイトに発表した。
全国から寄せられた6万2,542句の中から、
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◆第34回サラリーマン川柳コンクール 全国ベスト10
第1位:会社へは 来るなと上司 行けと妻(なかじ)
第2位:十万円 見る事もなく 妻のもの(はかなき夢)
第3位:リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”(リモートの達人)
第4位:嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!(鬼嫁一家)
第5位:じいちゃんに J.Y.Parkの 場所聞かれ(けぇぽっぷ)
第6位:我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)(松庵)
第7位:お父さん マスクも会話も よくずれる(さごじょう)
第8位:YOASOBIが 大好きと言い 父あせる(テンビ)
第9位:お若いと 言われマスクを 外せない(エチケット)
第10位:抱き上げた 孫が一言 密ですよ(白いカラス)
★いつでも、なんと時でも怖いは女房か! ハハ
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新聞コラムに・・
患者であふれる病院、
深刻なワクチン不足、
後手に回る行政。
作家の篠田節子さんが20年以上も前、
感染症の恐ろしさを描いた小説「夏の災厄」は
新型コロナ禍を予言したと話題になった。
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▲印象に残るのは地域社会の分断と疲弊だ。
東京郊外の小都市で死者が相次ぐ。
不安に駆られた住民の間でデマと差別が横行し、
自殺も多発する。
緊急事態宣言が長引く中、
こうした混乱が現実に起きないよう取り組む人は各地にいるだろう。
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▲東京・練馬でイタリア料理店を営む I さんは昨年の緊急事態の際、
地域の中核病院にランチを無償で届け続けた。
「最前線で闘う医療従事者の心が折れると、
地域を支える人がいなくなる」
と危機感を募らせた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲外出自粛で売り上げも減り、支援を続けるのは厳しかった。
すると店のお客さんが寄付を集めてくれた。
野菜を仕入れている地元の農家からは無料で次々と食材が寄せられた。
ほかの飲食店も支援に加わった。
「助けようと思って始めたのが、いつの間にか助けられていました」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲イタリアで修業し、ピザ職人の世界大会で優勝した実績がある。
都心から離れた土地で店を構えたのは、
農家が多く、「地産地消」によるつながりを実感できたからだ。
病院支援で知り合った多くの人も店に通うようになり、
売り上げも次第に回復してきた・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲今準備しているのは、経済的に苦しい家庭の子どもなどに
食事と交流の場を提供する子ども食堂だ。
支え合いの大切さを教えてくれた地域への恩返しである。
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本の内容を拾った!少し前はパンデミックという本が話題であった。
★「夏の災厄」篠田節子 著は20年以上も前の書かれた書が
今のコロナ禍状況に一致する。
その病。極めて短時間で脳が溶解に至る過程。
発症すると、幻のエーテル臭を感じ、吸血鬼のように光を怖がる。
激しい頭痛と高熱にあえぎ、嘔吐、痙攣を繰り返しながら死に向かう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1993年の暑い4月、人口8万6千人の埼玉県昭川市(架空)を襲ったのは、
すでに感染手引書からも削られようとしている古色蒼然たる伝染病、
日本脳炎(Japanese encephalitis)の二十数年ぶりの復活だった。
しかも、従来の日本脳炎ではなく、高い罹患率と圧倒的な死亡率をもたらす
悪性にして新型のものだった。
~~~~~~~~~~~~~
4月の半ば、市街地から20キロ外れた山林地区で発生した新型脳炎の死者は、
8月には百名弱に達した。
痴呆症や麻痺など、生き残って重篤な後遺症に苦しめられている者は、
その数倍はいると見られた。
従来の日本脳炎は、不顕性感染といって感染してもほとんどは何の症状も出ないまま終わる。
昔のお母さんたちは炎天下で子供に帽子を被らせ、寝冷えしないように気を配った。
体に抵抗力があれば発病しないのだ。
かりに発病したにせよ、大抵の者はちょっとした頭痛と微熱、軽い下痢程度で終わる。
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脳炎症状が出るのは、感染者の0.1パーセント、
死者は脳炎症状の出た者の35パーセント。
感染経路も決まっている。ヒトが日本脳炎に感染するには大量のウイルスが必要だ。
蚊に刺された豚がまず感染し、豚の体内で十分増えたウイルスを吸血した蚊が、
ヒトを刺すことによって初めてヒトは感染する。
感染したヒトから蚊が吸血しても、ヒトの場合、
血液中のウイルス数は豚ほどには増えないので、感染蚊は作られない。
つまり、ヒトからヒトには感染しないのである。
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しかし、昭川市で今回発生した日本脳炎は、これらの常識を覆すものだった。
病原性(感染することによって発症させる能力)は異常な高さを示し、
潜伏期は短く、症状は重く、致命率は高く、
助かったにしても重篤な後遺症を残すばかりか、
豚を介さずにヒトからヒトへの蚊の吸血による感染が確認されたのである。
しかも、日本脳炎のウイルスは気温の下がる冬季を越えることができないはずだった。
しかし、この新型のウイルスはなんらかの方法で日本の厳しい冬を乗り越え、
春先から昭川市の住民に猛然と襲いかかったのである。
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書評も
明確な主人公はいません。
新種の奇病に立ち向かうヒーローは登場しません。
昭川市の保健センター職員の小西誠(20代後半)、
夜間救急診療所の看護師・堂元房代(50過ぎ)、
地元の医師会からつまはじきにされている市民活動派の
医師・鵜川日出臣(45)の3人がしいて言えば
この新型脳炎を何とかしようと頑張るのですが、
それぞれに力は足りませんし、頼りないところも多々ありました。
正義の味方という感じではありませんね。
~~~~~~~~~~~~~
でも、診療所の事務をしているちゃらんぽらんな青柳であるとか、
保健センター係長の永井もそうですが、いたって普通の人たちが
思いがけず巻き込まれたパニックで右往左往しながらも、
その恐怖の最前線で踏ん張る様子というのは、ものすごくリアリティがあるんですよ。
カリスマなんて出てこないんですから。すぐに我々の住んでいる社会に当てはまるような感じで。
地図とか眺めて考えてみると、昭川市というのはおそらく
埼玉県東松山あたりをモデルにしていると思われますが、
~~~~~~~~~~~~~~~~
この新型脳炎の対策がままならず市民が絶望しだした頃に、
詐欺師が高額の似非薬を訪問販売したり、新興宗教が流行ったり、
古くからの住民とニュータウンの新住民が対立したりと、
様々な問題が起こるのですが、日本のほとんどの街だとこうなると思いますね。
逃げるという選択肢を排除すればですけど。
で、感染が東京に近づくとやおら厚生省など上級官庁が本気出すと。
ほんとしっかり現実的に書かれてましたけど行政は融通が利かないですね。
霞ヶ関は、一般市民や市役所の職員などはバカばかりと思ってるって、
もろ真実ですよきっと!
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