ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

前向きに生きています。
健康で楽しく生活できたらそれが一番
周りの人たちを、元気にできる自分でいたい。

秘密 東野圭吾 (文藝春秋)

2023年02月16日 | 読書
    秘密
   東野圭吾
  (文藝春秋)

物語は主人公の妻と娘が
スキーツアーのバスの事故に巻き込まれたところから始まる。

妻は娘をかばって、傷だらけの瀕死、
娘は無傷だが圧迫されていた時間が長くて意識がない状態。

妻は亡くなり、娘は助かるが、意識のない娘の体に、妻の人格が宿るのだ。
憑依にも似たこの特殊な状況で、 主人公は妻の人格を持った 娘と5年の歳月を共にする。

妻であり、妻でなく、、娘であり,娘でない。

最終的に主人公は、二度辛い別れをすることとなる。
割りとコミカルに、軽くかかれてあって、逆にそれがちょっとうざったかったり、もうちょっと淡々と書いてほしかった感もあるのだが、不覚にも泣いてしまった。
そして、もし自分が同じようなことになったらとあれこれ考えてみた。

そう、愛について。

昨日、近所の親友のご主人が亡くなった。
突然の死だった。

元気だったご主人は62歳で主人と2,3日前、一緒に近所のボランティア活動をしていた。

私は先日2人分のシチューを持っていった。

一緒にスキー旅行に行ったり、ソフトボールの試合に出てくれたり、主人の畑を手伝ったりと、無口だけど気の良いご主人の突然死に、今も涙が止まらない。


コメント (5)
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