昔、使ってたスーパードッチーモSH821iが出てきた。
携帯電話とPHSが合体したもの。
携帯電話がアナログからデジタルに変わった2Gの時代は、利用者数が増えた。
その対応のために携帯電話はハーフレートという方法が採用された。
これは1回線分の電波を倍の2台の携帯端末で使えるようにした。
携帯端末側から見れば使える電波が半分なのでハーフレートと呼んでた。
当然、情報量が半分なので、音質が悪く、何を話してるのか聞き取れない。
当時の携帯とPHSの比較
通話音質
携帯 聞き取れない
PHS ISDN回線を使ってるので固定電話と同じ音質
回線速度
携帯 9.6kbps または 28.8kbps (理論上の最大値で不安定)
PHS 64kbps (ISDN回線なので安定)
当時、外出先でパソコンを使うにはPHSが必須だった。
通話料金
携帯 高い
PHS 安い
基地局からの距離
携帯 数キロ
PHS 数百メートル
基地局の設置エリア
携帯 広い
PHS 都市部に限られる
当時の地下街や駅
携帯 使えない
PHS 使用できる
通話範囲の広い携帯と音質や回線速度の良いPHSの2台を持ちたいが、かさばる。
で、携帯とPHSを1つにしたのがドッチーモ。
あの小さな筐体に携帯電話とPHSを入れるのは難しいみたいで、実用化したのはシャープ、NEC、パナソニックだけだったと思う。
当時は東京に住んでたけど、大阪にドッチーモを買いに行った記憶がある。