2005/03/17 thursday
「高利貸し」は江戸時代は「病人の布団まで剥ぐ」と恐れられたものだ。頭からチョンマゲが取れて、明治時代になっても、大差なかったようだ。著名な文学「金色夜叉」(こんじきやしゃ、尾崎紅葉(おざきこうよう)作 明治30年(1897)より、5年半に渡り読売新聞に連載されて、大いに部数を増やした。新聞の配達が待ち遠しい読者が多くいた。【金色夜叉 間貫一(はざまかんいち)と鴫沢宮(しぎさわみや)の悲恋物語 1高(旧制高校、今では東大教養学部か)学生の貫一を振って、お宮は親の言いつけで銀行家(高利貸し)の富山(とみやま)に嫁ぐ。「あなたを洋行(海外留学)させたいばっかりに・・・。などと言うが。】劇も流行歌も大ヒットした。劇は熱海の海岸の松ノ木の下で「お宮!ダイヤモンドに目が眩んだか!と当時学生が履いていた高下駄で蹴るシーンは印象的だった。歌も「熱海の海岸散歩する 貫一、お宮の二人連れ、共に歩むも今日限り 共に語るも今日限り・・・・」貫一は「金色の夜叉(金の亡者)」となり、金儲けに邁進する。そして、大金持ちになったときに、むなしさが心に広がる。
現代は携帯金融(090金融)や年金金融など、手軽ではあるが、より悪質な無認可金融がはびこっている。しかし、実態は江戸時代と大差ない過酷さだ。金色夜叉では、高利貸し=アイスと呼んでいる。高利=氷(アイス)は音が通じていることや、その冷たさ(冷酷さ)が似ていることから、アイスと風刺的に言ったものだ。現代こそ大いに「アイス」と呼ぼう。
彼岸の入り、墓参り。犬の餌、週刊誌2冊を買う。ガソリンは113円、灯油は900円(18リッター)だった。
「高利貸し」は江戸時代は「病人の布団まで剥ぐ」と恐れられたものだ。頭からチョンマゲが取れて、明治時代になっても、大差なかったようだ。著名な文学「金色夜叉」(こんじきやしゃ、尾崎紅葉(おざきこうよう)作 明治30年(1897)より、5年半に渡り読売新聞に連載されて、大いに部数を増やした。新聞の配達が待ち遠しい読者が多くいた。【金色夜叉 間貫一(はざまかんいち)と鴫沢宮(しぎさわみや)の悲恋物語 1高(旧制高校、今では東大教養学部か)学生の貫一を振って、お宮は親の言いつけで銀行家(高利貸し)の富山(とみやま)に嫁ぐ。「あなたを洋行(海外留学)させたいばっかりに・・・。などと言うが。】劇も流行歌も大ヒットした。劇は熱海の海岸の松ノ木の下で「お宮!ダイヤモンドに目が眩んだか!と当時学生が履いていた高下駄で蹴るシーンは印象的だった。歌も「熱海の海岸散歩する 貫一、お宮の二人連れ、共に歩むも今日限り 共に語るも今日限り・・・・」貫一は「金色の夜叉(金の亡者)」となり、金儲けに邁進する。そして、大金持ちになったときに、むなしさが心に広がる。
現代は携帯金融(090金融)や年金金融など、手軽ではあるが、より悪質な無認可金融がはびこっている。しかし、実態は江戸時代と大差ない過酷さだ。金色夜叉では、高利貸し=アイスと呼んでいる。高利=氷(アイス)は音が通じていることや、その冷たさ(冷酷さ)が似ていることから、アイスと風刺的に言ったものだ。現代こそ大いに「アイス」と呼ぼう。
彼岸の入り、墓参り。犬の餌、週刊誌2冊を買う。ガソリンは113円、灯油は900円(18リッター)だった。