日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

君ら(新成人)の未来は・・・・

2010年01月09日 18時56分37秒 | 残日録
【日本の未来について、新成人の8割が「暗い」とする一方、自身の未来は6割が「明るい」と思っていることが9日、インターネット調査会社「マクロミル」(東京)の調べで分かった。同社は昨年も新成人への意識調査を行っているが、数字はほぼ同じだった。
 調査は昨年12月下旬、今年成人式を迎える男女を対象に実施。男女半数ずつの計516人の有効回答を分析した。
 日本の未来に関しては、17.8%が「暗い」、61.4%が「どちらかといえば暗い」と回答。理由としては「景気が悪くなる一方で、年金問題などの解決のめどが立たない」や「政権交代でも、特に大きな変化がない」などの声が寄せられた。
 一方、自分の未来については「明るい」が8.9%、「どちらかといえば明るい」も51.4%を占め、全体の6割が楽観的な見通しを示した。理由として挙げられたのは、「これから何でもでき、可能性がいっぱいある」「明確な目標がある」などだった。】 

「日本の未来は暗いが、自分の未来は明るい」

うれしい見解です。自分の未来に明るさを見出せないなら、刹那的、衝動的に成り易いですから。未来に明るさを持っているなら、忍耐や努力を重ねてくれるでしょう。

そんな君たちに未来はきっと微笑む筈です。
ありがとうございます。うれしいです。


限界集落

2010年01月07日 18時59分27秒 | 残日録
限界集落:65歳以上人口比50%以上。

限界集落と言えば都会から離れた山村というイメージだが・・・。

都会の方が、その数は多い。古くなった共同住宅など神戸市の区分は小さい所為もあるが200以上もある。

我が集落(中核都市の一角)も古くからの160戸程度は限界集落なのだが、近年(10年前)その周囲が市街化区域となり、急速に宅地化され、その戸数は400戸を超えた。若者や子供は周囲に集まり、古くからの共同体たる中心地域は高齢化が深刻なのだ。

写真を写してみると、山村のそれは「生命の生まれるところ」というイメージなのだ。最早失われているが、寂れた神社のお祭りはどんなものだったのでしょう。木々が芽生え、小鳥がさえずり、小魚が泳ぐ小川は、生命に溢れている。

都会の高層住宅の一角は、寂れると生命を失ったように「スラム」化する一歩手前のようなのだ。

寒い時期で出かけるのが億劫なのだが、残されている人生が分からないから、訪ねてみようと思っていた集落に「生命生まれるところ」を写しに行きたい。
一人でも子供がいるなら、成長を写したいと思っている。


松井秀喜の思い

2010年01月06日 20時26分46秒 | 松井秀喜
【 故障からの鮮やかな復活と、新天地への移籍。激動のシーズンを、松井は落ち着いた表情で振り返った。

—今の心境は。
「終わりよければすべてよしという意味では、いい一年だった。最後に素晴らしい試合で、すべてが吹き飛んだ」

—世界一の重み。
「やはり大きい。チャンピオンリングが欲しくて大リーグに挑戦したし、一番それに近いと思ったヤンキースに入った。少し長かったが、大きな目標をつかみ取れた」思いは、チャンピオンリングだったから・・・!

—ワールドシリーズでMVP。
「運がよかった。先発は6試合中3試合だったが、少ない打席の中でいい打撃ができた」先発は3試合。代打では満足できない思いがあふれている

—近年はけがとの闘いが続いた。
「選手として、もう一度しっかりしたプレーで、しっかりした数字を残したかった。万全でない中でもプレーできたというのは大きかった」

—新天地での再出発。
「新しいスタートに不安はつきものだが、楽しみもたくさんある。目指すのはチームの勝利。それは全く変わらない」もう一つ「リング」がの思いが・・・守備できるの自信が・・。

—来季へ向けて。
「まずはキャンプで守備ができることを証明したい。以前のように毎日守るのはまだ難しいが、何試合かに1度は守れるように準備したい」そうだ!開幕戦のヤンキースタジアムでホームランをかっ飛ばしてくれ~!見返してやれ~!


クレジットカードについて

2010年01月05日 19時36分54秒 | 残日録
今日の買い物がカードに認証されなかった(流通系のカードでETCも先払いワオンも付いている)。

私はバカでした。

口座の残金を気にしていたのに・・・勿論確実に余分にある。
カードの支払い残金が認証金額をオーバーするなんて。カード初心者にとって難しいことだった。11月5日に買ったパソコンの支払いがまだ残っていたのだ・・・。そんなに猶予はいらないのに!

今日の買い物:デジタルカメラ(欲しかったものからランクを下げたが)は、新しいパソコンやテレビ(インターネット「アクトビラ)」が「SDカード」を直接インターフエイスとして、挿入できるのでカメラのメディアがSDカードのものにした。付属品の購入にも気を使った。
ウィルスセキュリティは、ウィンドウズ7にして苦労したので(購入したが役立たずでがっかりだった。多くのソフトやオンラインゲームまで、排除してしまうわからずやだった。)、もっとも信頼できる「ESET Smart Security4」(キャノン系)にした。

全部の支払いを別のカード(振込み専用だった郵便局のカード)に変更した。





冬の日に

2010年01月04日 19時57分47秒 | 残日録
「石垣の あひまに冬の すみれかな」:室生犀星

【室生犀星:1889年、加賀藩の足軽頭だった小畠家の小畠弥左衛門吉種とハルという名の女性の間に私生児として生まれた。生後まもなく、生家近くの、真言宗寺院雨宝院住職室生真乗の内縁の妻赤井ハツに引き取られ、その妻の私生児として照道の名で戸籍に登録された。住職の室生家に養子として入ったのは7歳のときであり、この際室生照道を名乗ることになった。

芥川賞の選考委員・・・・・など、功なり名を遂げた後もふるさとの記憶は苦いものばからであったようだ。
抒情小曲集の「ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの」の詩句が有名である。この句の通り、文壇に名を轟かすようになった後も金沢にはほとんど戻ることがなく、そのかわり犀川の写真を貼っていたという】

古来、石垣は身近なものであった。それがコンクリートやブロックに替わったのは、ついこの間のことのように思う。棚田も、家も石垣で成り立っていたのだが・・・。情緒が、人情が失われてしまった。

冬の石垣の隙間には、小さいが陽だまりがあったのに・・・。

石垣で大きくなりし冬瓜かな 松藤夏山 夏山句集
石垣にあたりし傘や秋の雨 大橋櫻坡子 雨月
石垣にいまも銃眼苔の花 中村圭作
石垣にすこし青空がある落葉 シヤツと雑草 栗林一石路
石垣にはこべの花や橋普請 永井荷風
石垣にサルビヤの燃え移りたり 吉田貞造
石垣に仏彫る寺の清水哉 清水 正岡子規
石垣に冬すみれ匂ひ別れけり 室生犀星 魚眠洞發句集
石垣に咲くや下田の松葉菊 阿部[しょう]人(好日)
石垣に孤高の構へ青蟷螂 立浪美津子
石垣に寒く鰈を提げし影 川崎展宏
石垣に山雀の巣や五稜郭 西本一都 景色
石垣に影のゆきかひ春隣り 川崎展宏
石垣に撫子旅の妙な時間 加倉井秋を 『真名井』
石垣に柚子の闇おき冬の虫 松村蒼石 雪
石垣に海光とどく沖縄忌 柳田芽衣
石垣に火の攻めし跡竹伐会 渡辺 昭
石垣に火照りいざよふ夕ベかな(北京) 芥川龍之介 蕩々帖〔その一〕
石垣に石蕗咲いてゐる島畑 松藤夏山 夏山句集
石垣に花嫁の影西日の鶏 飯田龍太「麓の人」
石垣に薔薇咲き垂れて乞食眠る 内藤吐天 鳴海抄
石垣に薩摩の家紋蔦枯るる 城間信子
石垣に鏡の破片蚕飼村 飯田龍太
石垣に鬼灯赤き在家かな 冬葉第一句集 吉田冬葉
石垣に鴨吹きよせる嵐かな 碧梧桐
石垣に黄華鬘細い夜の手足 飯島晴子
石垣のあひまに冬のすみれかな 室生犀星 魚眠洞發句集
石垣のあひを負ひくる年木かな 大橋櫻坡子 雨月
石垣のこの家あの家や鯊の潮 永井龍男
石垣のぬくみも摘みて冬苺 小俣幸子
石垣のほてりの去らず花いちご 鷹羽狩行
石垣の上に猫の眼春まつり 黛 執
石垣の上に紫苑と兜屋根 瀧 春一
石垣の上に軍鶏飼ふ冬苺 宮岡計次
石垣の上の兄より石榴受く 広瀬直人
石垣の上の姉より柘榴受く 廣瀬直人
石垣の上の町並み風の盆 高澤良一 宿好
石垣の下の十薬月明り 川崎展宏
石垣の家黄梅と人妻と 山上樹実雄
石垣の崩れかゝりし菫かな 菫 正岡子規
石垣の崩れしまゝに冬構 北川与志昭
石垣の影も流るる春の川 今井千鶴子
石垣の残照淡し冬苺 後藤 郁子
石垣の琉球ぶりや花八つ手 林田千代
石垣の目から噴きをり秋出水 浅見さよ
石垣の石のしめり 藤村詩集をひらく 勝屋ひろを
石垣の石のちからの冬の城 藤岡筑邨
石垣の石の乱れにけまん咲く 長沢ふさ
石垣の石の声ともちちろ虫 濱本 八郎
石垣の石の大きさ曼珠沙華 相沢正明
石垣の石膨らんで蓮の実飛ぶ 大澤玲子
石垣の穴に入らず蛇の這去りし 蛇穴に入る 正岡子規
石垣の菊灸らるゝ藁火かな 芝不器男
石垣の蔦の蔓上る遣羽子や(大正3年) 滝井孝作 折柴句集
石垣の隙にひよろひよろ木の芽吹く 阿部みどり女
石垣の風際に置く夏花かな 依光陽子
石垣の高さ湖国の冬構 友岡子郷
石垣の鼬の穴に野菊かな 寺田寅彦
石垣はしづかに灼けて我が立つ影 高柳重信「山川蝉夫句集」
石垣は城の語り部新松子 村川与侑子
石垣やあめふりそそぐ蔦明り 飯田蛇笏 山廬集
石垣や何を種とて草の花 草の花 正岡子規
石垣や松這ひ出でゝ水寒し 寒し 正岡子規
石垣や水抜き穴に秋の草 清田舟水
石垣や石のあはひの大蛍 蛍 正岡子規
石垣や筍横に生えて出る 筍 正岡子規
石垣や蛙も鳴かず深き堀 蛙 正岡子規
石垣や雨降りそそぐ蔦明り 飯田蛇笏
石垣より吹き出すちから秋出水 五味靖
石垣より吹き飛ばさるる蟻見たり 高澤良一 素抱
石垣より始まりゆきぬ冬の城 加藤瑠璃子
石垣をひた登りゆく猫の恋 ジャンポール絹子
石垣を二手に蔦の紅葉かな 島谷征良
石垣を朝の日おりる麻畠 岡井省二
石垣を突いて廻しぬ花見船 綾部仁喜 樸簡
石垣を蛇這い翻訳すすみゆく 宮 亀
石垣を飛降りる子や手毬持ち 川崎展宏

かくして、小さな「喜び」や「ぬくもり」を感じるものが失われて、情緒が失われて、知り合いが「集落」単位から近所さえしらない「個々」にだけ存在する狭いものへとなってしまったのだ。

初詣

2010年01月03日 18時02分11秒 | 気まま日記
岡山、吉備津神社に初詣。

高速道路「1000円」に踊らされて、岡山まで初詣に行った。
山陽自動車道は、幸い下り線になるので、比較的空いていたのだが、吉備サービスエリアの「スマートインターチェンジ」より一般道に下りた。

「スマートインターチェンジ」:サービスエリアやパーキングエリアから一般道に出入りするETC専用ゲート。

ところが、吉備津神社までの数キロが、数メートルづつ進むという恐るべき渋滞であった。1時間30分も掛かってしまったのだ。それでも、初詣ゆえに、腹立ちという感情が湧かなかったのは、幸いでした。
助手席に、なにかと小言を言われる愚妻が鎮座ましましていたので、感情を抑えるということでは、役にたっていたのかも知れない。写真をクリックすると少しだけ拡大するから・・・・それが見えてしまうかも。

吉備津神社への参詣は、初めてであったので、目にする建造物は新鮮なもので、驚きでもあった。お釜殿(釜鳴り神事の行われる神殿)や400mにも及ぶ回廊を見れたことは、うれしい出来事でした。
交通安全の「お守り」を購入して、今年の無事故を祈願した。