ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

微笑みの刻印

2023年01月04日 12時07分42秒 | owarai
人間の第一印象がわずか五秒
足らずで決まってしまう、と
いうことをご存じでしょうか。

顔の表情から目の輝き、服装
のセンス、姿勢、雰囲気まで、
わずか五秒足らずで、あなた
の好感度が決まってしまうの
す。

プロのスカウトマンにかかると、
わずか三秒という説もあります。

今や、うわべだけで自分自身を
ごまかせる時代は過ぎました。

ましてや、一流ブランドを身に
つけることが“エレガンス”だ
という、間違った認識だけは、
即、切り捨ててください。

本物のエレガンスとは、内面か
ら滲み出る美しさを言うのです。

美しい微笑みは、美しい装いを
作ります。
神経が行き届いた指先は、ディ
ナーを優雅に運びます。

健康な体は、自然に背筋を伸ばし
ます。バランスのいい食事は、
美しい素肌を作ります。

満ち足りた睡眠は、心を明るく
します。

このように、毎日の自己管理が
きちんとできる人のことを
“エレガントな女性”と呼ぶの
です。

フランスでは、エレガントな女性
を象徴することの一つとして、微

笑みがあげられます。女性の美し
い微笑みに勝るエレガンスはない、
と言うほどです。

美しい微笑みには、毎日の充実感
があふれています。光り輝くエレ
ガンスの刻印が押されています。


「目の前に、一軒のホテルがあった」

2023年01月04日 12時05分36秒 | owarai
辛うじて立てる岩場まできて
から、わたしは履いていた靴
を脱いで、谷底に向かって、
投げてみた。片方ずつ。両方
とも。

靴は闇のなかに吸い込まれて、
そこから返ってくる音はなか
った。靴を投げたあと、わたし
はゆっくりと自分の身を投げた。
・・・

 死に損なったわたしは、不完
全な死体として生き続けた。

五年かかって大学を卒業した
あと、大阪にある旅行代理店
に就職し、二十九のとき、お見
合いで結婚をして会社を辞めた。

娘が小学校に通い始めた年、
再就職した職場で優しい人と
知り合った。

わたしには夫と娘がいたし、
優しい人には奥さんと二人の
子どもがいた。

それでもわたしたちは、惹か
れ合う気持ちを抑えることが
できなかった。

「もっと早く出会えていたら」
とわたしたちはどちらも、言わな
かった。その代わりに、

「知り合えて、よかった」
「巡り会えて、よかった」
と言いあった。とても小さな
声で、囁くように。

まるで誰かに聞かれるのを恐れ
ているように、お互いにお互い
をかばい合うように、手と手を
しっかり握りあって。


わたしたちはホテルの一室に
チェックインした。
「こういうところに来たから
といって、何かしなきゃなら
ないってことはないんだよ。

服を着たまま、ふたりでこう
して横になっているだけでも、
僕は安らぐし、あなたがいや
なら今夜は何もしないで、し
ばらくしたら帰ろう」

と優しい人はいった。決して
開けらることのない窓のそば
に置かれた、よそよそしいベッ
トの上で。

わたしが恋に落ちたのは、、ま
さにその瞬間だった。もしも
そのとき、優しい人がわたしを
裸にして、貪るようにわたしの
躰を抱いていたなら、

それで憑き物は落ちてしまい、
わたしは優しい人に、恋を
しなかったかもしれない。

肉体関係を結ぶことなく、安
らぎだけを与え合ったその夜
を堺に、けれどもわたしたち
は、

決して安らぐことのない関係
に、のめり込んでいくことに
なった。

「あなたは本当に、何もわかっていない」

2023年01月04日 12時03分42秒 | owarai
あなたには永遠に、わからない
かもしれない。

責任とか、結婚とか、家庭とか。
わたしが欲しいのはそんな、
得体の知れないものではない
のだ。

わたしが欲しいのは あなただ。

あなたとの生活でもなく、あな
たの子どもでもなく、あなた自身。
あなたの欲望。その愛人で、
わたしはあり続けたいだけ。

あなたの一部でありたい。同時に、
全部でありたい。あなたの座って
いる車の座席、握っているハンドル、

吸い込んでいる空気、吐き捨てる
タバコの煙でもかまわない。

あなたの触れるすべてのものに、
わたしはなりたい。たとえば
あなたの涙腺からあふれる涙に、
わたしはなりたい。

たとえばあなたの血管を、わたし
は血液になって、流れたい。
あなたに溶けて、重なっていたい。

それがわたしにとって、愛すると
いうこと。

「あなたが欲しい」     -序曲ー

2023年01月04日 12時02分05秒 | owarai
次にいつ会うか、約束をする
必要はなかった。

わたしは毎晩、アルバイトが
終わると外へ出て、通りを東へ
向かって歩き、

毎晩少しだけ違った場所に止め
られている赤い車を探せば良か
った。

闇のなかでわたしを待ってい
る赤い車を見つける瞬間が、
わたしは好きだった。



       #


人はなぜ最初のいいところを
忘れてしまうのだろう

また
人はなぜ

最初の頃のように
ふるまわなくなるのだろう


一枚のタオルケットを分けあえばつぼみの中の雌しべになった

2023年01月04日 11時58分09秒 | owarai
二十世紀、女性のライフ
スタイルは、あらゆる分野
で変わった。

その時代の先取りをしたの
がガブリエル・シャネルだ。


 男を待ち、選ばれるので
はなく、

男を選び、
スポンサーを選ぶ。

超一流のブランドをクリエイト
したシャネルは、二十世紀の
女性の代表だ。

 十二歳でカトリック・シトー
派の孤児院に入れられた
シャネル。

日曜礼拝の日だけ、孤児
たちは神への感謝のこめて、

ブルーのスカート、同色の
ブルーのブラウスを身にまと
う。

その礼拝服こそ、シャネル
スーツの原点だ。