ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

もっとしなやかに・・・。

2023年01月15日 11時58分47秒 | owarai
過去は帰ってこない、
未来はわからない。

過去を悔やむことなく、
「今日が最初の日だ」と考えて
希望を持って取り組む。

明日があると思わずに、
「自分の最後」と考えて全力を
投入する。

そして、ちょっぴり人生に臆病
であれば、すべてのことに真剣
に取り組めるはずです。

そうすれば、人生をもっと楽観
的に、意欲的に生きられるはず
です。

たった一度の人生なのに、過去
にとらわれたり、取り越し苦労
ばかりして暗闇の人生を歩いて
もつまらない。

「人生は微笑みを作り出す道場だ」
と言います。
もっとしなやかに楽しく生きたい
ものです。

―あなたのことはそれほどー

2023年01月15日 11時55分44秒 | owarai
優しい人の温もりが、どこか
僅かに残った躰で、冷え冷えと
した家に戻っていく帰り道。

わたしはよく、一度しか会った
ことのない女の人の言葉を思い
出していた。

まだ十代だったころ、男らしい
人に連れていってもらった
バーの、若いホステスさんの
口から出た言葉。
彼女はシングルマザーだった。
名前を、シオリさんといった。

「四条から山科に戻るとき、
タクシーで蹴上(けあげ)の坂
を登りますやろ。あの坂を登る
ろきには、うちは母親になる
んです。

そして翌日の夕方、店に出るた
めにあの坂を下りてきますやろ。
そのときにうちは、女になるん
です」

「母親と女は別々の人間なの?」
と、わたしは彼女に尋ねた。男
らしい人はわたしのそばで笑って
いた。

「無粋な質問すんなや」と言い
ながら。シオリさんに向かって
「堪忍してやってな。こいつ
まだ、ねんねですねん」と言いながら。
シオリさんは真面目な顔で答えた。

「別々です」
それからわたしの瞳をじっと覗き
込んで、言った。

「あんたにもそのうちきっと、わか
る日が来ます。ひとりの人間が同時
に、警察と泥棒になることはできま
へん。

けど、ひとりの人間のなかに、両方
が棲み着いてしまうことがある。

そんなときはどっかできっちり区切り
をつけて、ここからは警察、ここから
は泥棒、そうやって生きていくしか
ありませんやろ」