午前十時の映画祭、今回は『シベールの日曜日』です。
広い意味でこれも反戦映画かなあ。
戦争の後遺症で記憶喪失になった青年と両親に捨てられた少女の話です。
年は離れていても恋愛のムードが漂っているので、問題になり、あまり評価されなかったと聞きます。
でも、そんな問題になるような感じはなかったです。
むしろこの年頃の女の子の心理を見事に描いていると思いました。
どっちも心に傷があり、それを埋めるために日曜日の数時間がかけがえのないものになっていく。
切ない映画だったなあ。
あと一緒に暮らしてる献身的な女の人の気持ちもすごくよくわかりました。
水の輪や風見鶏、クリスマスツリー、モノクロの映画だけど印象深く、美しかったです。
その後、新宿に行きプーク人形劇場で、知恵理ちゃん演出、音響のお芝居をみました。
引きこもりの青年が過去の有名人の亡霊の説得によって立ち直っていくという話でした。
どうしてこの青年が選ばれたの?とか、何故この有名人なのかな?という動機づけがはっきりしていなく
それが最後まで尾を引きました。
マイケルジャクソンやチャップリン、竜馬、ヒットラーなどなど個人個人は似てたんだけどね。
来春、知恵理ちゃん作演出で清水の次郎長と人魚姫が合わさった芝居があるとのこと。
こっちがすごく楽しみです。
写真(下)プーク人形劇場看板。
それから、今日位の気温の日でも電車の中は暑いし、ビルの中は暑いし、で、
新宿から帰るあたりから頭痛がして熱中症に近い状態になりました。
本当に気をつけないとだめですね。
まだ5月なのに。。。