ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

歌詞を考える  黒田有紀 『cry』

2016年06月25日 21時43分11秒 | 歌詞を考える
こんばんは、ジニーです。


毎回魂を削りながらのこのコーナー。
歌詞を考える。

今回は黒田有紀の『cry』。


懐かしいですね。
個人的には黒田さんの声より、ASKAの声でのイメージが強い曲です。

発売は1995年だったかな?
アニメ「ストリートファイター」のエンディング曲で、オープンニング曲の
「風 吹いてる」のカップリングでした。
言わずもがな、作詞作曲はASKAです。


歌詞はこちらです。
cry 歌詞



ASKAの歌詞の中では、ストレートな書き方をしている歌詞です。
比喩などの、難しい表現はなく、失恋した女性の情景を淡々と並べています。
だけど、そのシンプルさが逆にグっとくる。

ASKAの歌詞は時々パズルのように難解で、時を経てふと気づきその意味が分かる
という類のものが多く。気づいた時の感動が僕を魅了して止みません。
では、今回のような比較的ストレートな歌詞ではそういった感動は薄いのか?
そうではないのです。
先ほども「グっとくる」といった通り、やはり感動があるのです。


それはどういう部分で感じるのだろうかと、今回改めて考えてみました。
改めて曲を聴いてみて、何度も同じ部分で心に響くことに気付きました。
それは、

「この日この時の気持ち 誰とも分け合わないで
 どんなだったか覚えておこう oh cry oh cry oh cry」

「二十才やそこらの恋と 誰にも言われたくない
 はじめてこんなに愛した oh cry oh cry oh cry」

の二か所。
何が、響くのか?
たどり着いた答えは、主人公の女性の気高さでした。

死ぬほど泣くようなつらい失恋。
だけど、この4行の歌詞からは「相手を愛した」という自分に誇りを持っている
そんな女性像が浮かぶのです。
永遠を誓ってもいいと思うほどの大きな恋愛だったのかもしれません。
誰に何と言われようと、貫こうと思っていた恋愛だったのかもしれません。
この人しかいないと、そう思っていた恋愛だったのに、恋は終わりを告げた。

「二十才やそこら」というくらいですから、この主人公は若いです。
そんな一生をかけるほどに感じた恋も年上の人から見れば、まだまだ青い思い出の
一部に過ぎないと思われるようなものかもしれません。

だけど、彼女は「愛した」ことに誇りを持とうとしています。
そんな恋だったから「誰」かと共有するではなく、この失恋の痛みを自分だけの
ものにしようと決意したのです。
そういう凛とした強さが、この4行をはじめ曲全体から感じられます。

それほどの、本気の恋。
本気で愛したから、本当に痛かった。
本気で愛したから、死ぬほど泣いた。

本当に本当の本気だったから、気高く、美しい。
だから心を打つのだと感じるのです。
同じ失恋をした人の心に響いて仕方ないのです。


少し余談ですが。
メロディーもとても心に響きます。
歌詞の中で主人公の女性が、失恋しても気高くあろうとする姿を見事にメロディー
が音楽として情景を伝えています。
だから曲全体に、一筋の光のような救いを感じられますし、余韻が心地良い。
歌詞と曲と合わさって、楽曲ですが、こういう曲を作れるASKAは本当に稀有なアー
ティストだと思います。


そんな『cry』。
黒田有紀バージョンとASKAバージョンで、聞き比べご堪能ください。

※考え方には個人的な想いが多分に含まれています。
 そこらへんは暖かい目で見てくださると幸いです。



cry ~ 黒田 有紀



ASKA - cry
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Chage 「もうひとつのLOVE SONG」

2016年06月25日 10時23分05秒 | 音楽紹介
おはようございます、ジニーです。

さて、今年もCHAGEのミニアルバムが発売されます。
タイトルは「ANOTHER LOVE SONG」。

そのタイトルチューンでもある「もうひとつのLOVE SONG」。

Chageらしい、ポップな楽曲です。

この年になってもこういう楽曲を作れることがすごいですね。
チャゲアスのカバーも収録されるので楽しみですね!!


ああ、待ち遠しい。




Chage 「もうひとつのLOVE SONG」
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