ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

つぶやき

2020年02月18日 22時45分00秒 | 散文詩
希望は、明るい未来は
足元には転がっていない
はるか前方にいつも輝いている
だから、うつむかず、前をしっかり見据えて
歩かなくてはいけない


いろんな人がその口で、その耳で
確かめてきただろうその言葉

分かっていてもそんな風にできない時がある



不安はいつしか霧のように立ち込めて
昨日までの安心も、自信も真っ白な中に
閉じ込めてしまう

言い知れぬ恐怖が
じわりじわりと近づいてきて
奪われた視界の先に
希望も、明るい未来も確かめられない
そんな日はある


信じるしかない
どちらも変わらずそこにあると、信じるしかない
そして歩き出すしかない


こんなにも孤独で
こんなにも寂しくて
こんなにも辛いことはあるだろうか?


だから、誰かの言葉が欲しくなる
そのまま進めばいいと
そんなコンパスのような言葉が欲しくなる


僕は自分から尋ねてみようと思う
こんな時だから、声を上げて
不安だと言ってみようと思う

ひとりではどうしようもないのだから
誰かに支えて欲しいのだから



希望は、明るい未来は
そんな誰かが灯した優しさなのかもしれない
もしそうであるならば、僕も誰かの優しさとして
明るい灯火でありたい


そのために、歩かなくてはいけないのなら
足を前に出していこうと思う

心許ない足元に今は目を落としながらも
一歩、一歩

少しずつ目線を上げていけたらいい
誰かの灯した優しさに気づけるように
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勇気の一歩

2018年09月11日 23時45分37秒 | 散文詩
明日のことは、だれにも分かりません

でも、こうであってほしいという想いはあるし

明日が今日の連続ならば、ある程度のことは予測はできます


色んな事を胸に抱えて僕らは生きています

さっきも言ったけど、誰だって少なからずこうであってほしいという想いを

きっとどこかに抱えていると思う




例えば、今僕には咲かせたい花があります

咲かせよう咲かせようとして

なかなか咲かせきれない花だったりするわけで、

自分のせいだし

時間のせいだし

誰かのせいだし

タイミングのせいだな、きっと


とりあえずいまは、できることやるべきことを

コツコツと積み上げるしかない


ふと、
ひょっとすると思った明日にならないかもしれないと

そんな気持ちになるときもあるのです

でもやるしかない


油断は大敵、気を抜くな

足元ばかり見ず、もっと前を向け

視線は遠くに据えながら、足元は小さくとも確かな

勇気の一歩だ



「よくやったな」と自分への言葉を与えるよりも

「よくやったね」と周りの人から祝福されたい



とりあえず、頑張るからさ

もうちょっと、明日も寄り添ってほしい

できることをやり切った先に手にするのは

それを叶えるささやかな引力なのかもしれない
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歳月

2018年04月12日 23時33分59秒 | 散文詩
歳をとったなんて思いたくないけど

ふとしたことで 妙にそれを自覚する

体のピークは もうとっくに過ぎていて

緩やかな下降を スローモーションのホームランを見るような気分で

頭はイメージしてる

本当は きっと それよりも もっと早い





だけど 悪いことばかりじゃない



「あの頃」

と呼ぶ、その時々に 考えもつかなかった気持ちや視点を

いまは持てている

経験というものだ

小さくとも確かな一歩は 長い年月で やはり確かな一歩となる


だから

今しか書けないことを書こう

今しか思えないことを思おう

今しか言えないことを伝えよう

今しか流せない涙を流そう

今しかできない笑顔でいよう



歳をとったなんて思いたくないけど

歳を重ねたと思えば 割とまんざらでもない気持ちになる

うん 上手に重ねていこう
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真実と嘘

2016年07月19日 23時53分13秒 | 散文詩
形のないものを信用するのは とても難しい

希望や理想や そういったものは信用するくせに

ふいに訪れた その見えない姿に 戸惑いを覚える




それは真実なのか 虚像なのか



結局 僕は信じたいものを信じて生きている

信じたくないものは なるべく遠ざけている



そして 誰かにとっての真実は嘘になり

僕にとっての真実は 誰かの嘘になる



馬鹿だと言われても 信じたいことを

信じ続ける強さを 持てていけたらいいなと思う
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夢の終わり

2016年05月25日 23時51分07秒 | 散文詩
その目の先に 何を見たの

誰にも等しく 平等に向けられた微笑みは

平等であるがゆえに 誰かのものではない


まるで夢のよう

だけど 夢の終わりが血で染められることなど あってはいけない

あってはいけないよ



夢は いつまでも優しく夢であってほしい

夢を見るなというのは 悲しいから



そして 目覚めの歓びに 涙こぼれる景色を 僕は願います
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覚悟について

2014年08月18日 22時34分50秒 | 散文詩
覚悟

何かをやりとげる覚悟

好きなものを好きと言う覚悟

嫌いなものを嫌いと言う覚悟

好かれる覚悟

嫌われる覚悟

夢を持つ覚悟

夢を語る覚悟

足りないものを認める覚悟

受け入れる覚悟



生きる上でいくつもの覚悟が必要になります

その覚悟が 僕には足りないのではないか?

そう感じる時間があります


忙しいという言葉を盾になあなあにしているものがある

覚悟を決められないせいでどれも中途半端になっている

目に見えるもの全てを選べるわけではない

どこかで何かを天秤にかけ

何かを捨てなければいけないときがある

捨てる覚悟を持てずにいれば

その手は溢れて欲しいものを手にすることはできなくなる


胸に去来する違和感のようなもの

みえないふりをしているわけではないが

向き合うこともできていない


いつまでもこんなことに思い悩むなら

いっそ白黒はっきりさせるべきなのだろう


覚悟とは口にするほど軽いものではない

だから怖い

そろそろ覚悟と本気で向き合わなければ

覚悟から逃げ回るだけの人生になる

それでいいのか?

問いかける

答えはいつも同じ

なら、道は見えている

だから

まず最初の覚悟と向き合おう

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A WILL for my dear.

2014年04月14日 20時59分34秒 | 散文詩
いつか いつの日か 僕の命は消えていく

遠い遠い未来か もしくは今日を終える前か

それはいつか必ず訪れる

命あるものに等しく与えられた運命

悲しいでもなく 切ないでもなく

ただそれは小指で交わす約束よりも確かなこと



あなたと共にいる時間は

時々そんなことを考えさせられます

この体があるうちに

この声が届くうちに

この温度を伝えられるうちに

何かを伝えたいと思うのだけど

それがなにかずっと解らないでいました



ふとした時 たぶんその答えに一番近い想いに気付きました

それは 僕がどこにいたとか

何をしたとか

そういうことではなくて

僕があなたを愛していたということ



命が消えたあと

僕は星になっているのか

それとも風になっているのか

どちらにしても

体はなくなり

声は届かず

温もりも失ってしまう

自分で 自分の想いを伝えられなくなる

だから 伝えられるうちに 目一杯の想いを伝えようと思う

そう思うのだけど

命あるうちにその全ては伝えきれないんじゃないかな

そんな気がします



だから 僕のそばにいてくれる

理解ある大切な人たちにお願いをしたいのです

いつか僕の命が消えたその後に

僕が確かにあなたを愛していたことを伝えてほしいと

あなたが見つける幸せがどこまでも続くようにと祈っていると



愛をくれるあなたに 愛してると伝える

いつかあなたも あなたが愛する人に 愛してると伝えてほしい

そうやって 時を越えて愛が繋がっていけばいい

そして 自分自身が色んな愛に包まれていたと

そう気づいたときは

少しだけ僕を思い出して 微笑んでください

それだけで 僕はとても嬉しいから


そんな想いをようやく言葉にしながら

これが僕の『A WILL for my dear.』
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鈍色の空と赤い傘と合言葉

2013年09月03日 22時41分08秒 | 散文詩
息と息が絡まり合うところで
ふたりは愛の意味を考えていた

こんなにも切なくなるくらい互いを想い合って
いくつあっても足りないほどに温もりを分け合って

なのに なぜ心は再び乾きを覚えるのだろう



ふたつの体には境界線があって
ひとつになろうとすればするほどそれが邪魔になる


「いっそここで死んで 魂になればひとつに溶け合えるのか」
浮かんでは消える思念
所詮それは命あるうちに浮かべる理想という夢想でしかない




少しずつ体温を奪うように 雨が街を染めていく
ひとつの傘でそれを凌いでいる僕たちの姿は
どんな風に見えるのだろう

僕の 僕たちのこの思いは
それぞれの胸の中だけにとどめている
ひとつの合言葉のようなものだから

きっと誰も知るすべを持たない




だからきっと 幸せな姿に映るのだと思う
なぜなら 僕たちは誰よりも幸せなのだから


ふたりは鈍色の空を睨みつけていたその瞳を
真綿よりも柔らかでよどみのない視線に変えて
互いを見つめ合った

そしてまた交わす 無言の合言葉




ひとつ 強い想いが生まれた
絶え間なく流れる時の海を
どこまでも潜ってみようと思う

君とふたりで 息が続かなくなってもその先へ



どんな時も

どんな時も


強く手をつなぎながら
愛の一番深いところまで潜っていく
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背中からエールを

2013年05月21日 23時25分52秒 | 散文詩
新しい世界への扉を開くことを決めた

その背中には いつか忘れていた翼が見える気がする

誰もが誰も それぞれの旅の途中

右か 左か 

進むか 退くか

決めるのはいつだって自分自身なんだ


少しずつ遠のくその背中に 小さく手を振った

聞こえないくらいの精一杯の声で 名前を呼んだ

ほんの少しだけ 立ち止まったように見えたその背中は

また直ぐに進むべき道を歩み始めた



いつかどこかで また会えるといいね

その日まで ちゃんと前を向いていこう

少しばかりの切なさは 再会の喜びになるから

だから また逢うその日まで
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ロンサムジョージ

2012年06月26日 23時01分58秒 | 散文詩
世界がつながりを求める中で

君はそっと一人の時間を過ごしてきた

流れる時間をその目に映して

いつも君は何を思ってきたのだろう


世界に最後の君が 最後の瞬間を迎えたとき

それは静かな眠りの様だったのかもしれない



ロンサムジョージは

いつものゆっくりとした足取りで

いつかさよならをした友に会いに行くのかもしれない
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