こんばんは、ジニーです。
お久しぶりの、歌詞を考えるシリーズ。
このシリーズ結構気力が必要なのでなかなか更新できておりませんが、
書きたいこと、紹介したい歌詞はいっぱいあります。
でもなんか、意外とこのシリーズ見ていただけてるみたいで、
ゆっくり書いていきますので、大目に見てください。
ほいで、今回はThe Gospellers 『いろは』です。
これはね、紹介したかったんですよ。
すんごい好きな曲なんです。
そして言葉遊びがふんだんに盛り込まれたとてもかっこいい歌。
アカペラでこういう曲をやってしまうところがThe Gospellersのかっこよさですね。
さて、歌詞は
こちらから確認願います。
まず出だしから。
「ゑいもせず あさきゆめみじ」
といろはの歌のオマージュから入ります(その前にABCDEFG・・・とアルファベット歌ってますけど)
ここでね、何かで読んだか聞いたかしたんですけど、面白い遊び心が盛り込まれてるんですよ。
それは、コーラス。
ただ歌詞を見ててもわかりません。耳で確かめる遊び心です。
こうするとわかるかな?
「『A』もせず あさきゆめみ『G』
今日もこのクチはタイピングに忙し『C』
たったtwen『T』-sixのキーを叩く
指がわりの5本のマイクロフォン」
このくだり、『』を付けたところだけコーラスが入ります。
これは、DNAの塩基配列であるアデニン (A) 、グアニン ( G) 、シトシン (C)、チミン (T)
なんですよ。
「音楽はDNAに刻まれている、DNAには潜在的に音楽がある」と暗に言われているようで
なんかやられちゃいますよね。
頭のいい音楽ってこういうものなのかも。
その後も耳から楽しめる遊び心は満載です。
「このAから始まる二十六文字(G)
つまりA to Zは瞬時(G)にかなに漢字(G)に」
というところでは、彼らを表す「G」を際立たせたり、
「鋭敏な8ビートが美意識のCD」という部分は聞いてると「ABなABがBCのCD」なんですよ。
(もちろんここもコーラスで際立たせています)
思わずね、歌っちゃいたくなるんです。
歌詞って、いろんなタイプがあります。
その時の気持ちをストレートに書くもの
ラップのように韻を踏むもの
比喩表現で暗に示すもの・・・
どれもふとした瞬間に心に沁みこんできたりします。
(なかでもチャゲアスに多い比喩表現は、後になって気づくという快感で特に好き)
今回紹介した「いろは」という、遊び心をおしゃれに盛り込んでくるのも
かっこよくていいですね。
ぜひ聞いてみてください。一聴の価値は間違いなくあります。
The Gospellers 『いろは』!!
いろは 【ゴスペラーズ】