ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

東野圭吾 「パラドックス13」 読了

2018年02月28日 23時19分23秒 | 読書
こんばんは、ジニーです。


気が付けば、2月最終日。
今年掲げた月3冊の読書、なんとか滑り込みセーフです。

今月の3冊目は東野圭吾の「パラドックス13」。
東野さんの作品の、いわゆるSFサスペンスはあまり読んだことがなく、
大昔に「分身」を読んだ記憶があるくらいです。

ブラックホールの影響で発生した「P-13」現象。
3月13日 13時13分13秒からの13秒間発生するその現象に
巻き込まれた13人。
世界にはその13人を残し、誰もいなくなった。
なにが起こったのか、これからどうなるのか。
突如として放り込まれた異質な現実の中でのサバイバルが始まる。

なんとなく帯を書く感覚で書いてみました。

なるほど元エンジニアの東野さんらしい作品ですね。
数学的連続という言葉が出てきたり、僕としてはワクワクしながら読める
作品でした。
でもおそらくワクワクしていた時間よりも、キリキリとした想いや
切ない気持ちを抱きながら読んでいたと思います。

サバイバルを生き抜くメンバーのリーダーとなる登場人物がいて
常に生き抜くための考えを巡らせ、引っ張っていくのですが、なんだか共感のような
気持ちを抱きました。
とうのも、割と定期的に、無人島に漂流したときにどのように生きていくか
というようなことを夢想したりしているので、その時考える事柄が
そのリーダーの考えや言動とかと重なる部分があったからです。

しかし、よくこういうものを作品としてまとめられるな、と
物書きを仕事にしてしている人には感服してしまいます。
こういった非日常を味合わせてくれるから読書は面白いのでしょう。

ミステリーではない東野圭吾もなかなか読みごたえがありました。

次はさらに重いものを読んで行こうと思います。


コメント (1)
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