おはようございます、ジニーです。
5月の読了の更新、今回が初めてですね。
なんだか最近読むスピードが落ちてる気がしますが、
ま、ボチボチ読んでいきます。
さて、今回読んだのは松下幸之助さんの「道をひらく」。
言わずと知れた、日本で一番売れたビジネス書ですね。
おぼろげな記憶によると、過去に一度読んでいるのですが、
あまり記憶に残ってはいませんでした。
多分、その当時の感度が低かったのでしょうね。
今回読んでみると、いろいろ琴線に触れる言葉や思想が
いくつもありました。
今現在、仕事での課題を感じているところもあり、それも琴線に触れる
要因だったのかもしれません。
しかしながら、特に小難しいことを長々と書かれているわけではありません。
テーマがあり、そのテーマについて見開き1ページでまとめています。
短編のエッセイのようであり、散文詩のようにも読んでいけます。
そして、その多くのテーマは「素直さ」や、「感謝」や、「ポジティブ」。
そういった考え方を、松下幸之助の言葉として綴っている印象です。
だから、なんの抵抗もなく言葉が入ってくる。
そしてその言葉と、自分の体験や考えがリンクして、腹落ちする。
この工程が、いわゆる自分なりの理解になっていくのだと思います。
日本の産業発展に大きく貢献した事業家の言葉。
百戦錬磨の経験を背景に、至ってシンプルな言葉が訴えかけてくるのは
働く当人の心の持ちようです。
過去と、他人は変えられません。
変わるべきは自分で、その変わるための道しるべとなる考え方やヒントが
この本にはいくつも綴られているのです。
だから、読み手の状況によって様々にその表情を変えていくのでしょう。
時間をおいて、また目を通したときに、違った移り方をするのだと思います。
時代を越えて読み継がれる本には、そういった魅力があるのだと
改めて感じました。
自分が何を感じるか。
まだお読みになっていない方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
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