昨日まで書いた事の続き。
その前にギリシャの債務問題で、3月20日に国債の償還日を迎えデフォルトされるかを心配されていた支払いが、なんとか支援されるという話が纏まり、それによってドル・ユーロが買われ円が80円まで下がったというニュースが流れた。その関連する問題で日本ビジネスプレス(JBpress)
にはこのような記事が載っていた
「ギリシャはユーロ圏のためにデフォルトしろ」そしてさらに記事の中で「ギリシャはユーロ圏の植民地」という題で書かれていた。一部を引用させてもらえば
〉〉ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相が追加支援の条件として、ギリシャは4月の選挙を延期すべきだと提案した時、筆者には、このゲームがもうすぐ終わることが分かった。我々は、支援の成功と民主主義がもう両立しないところに来てしまったのだ。
あまり引用として使うには問題があるのでその後は日本ビジネスプレス(JB)を見ていただきたいが…その中で拙い私のコメントとしてなぜユーロ圏の問題が世界を震撼させているのか、どこに問題があり,
があり、隠されていたのかということで書かせてもらいました。
私の拙い文章ながら(これも年齢と知識が浅いため)この原因を「一国一通貨〉というところまで掘り下げたとき問題が明らかになり、今後どのような方向に向かうのかということを書きました。そこで書き切れなかったことを私のブログで書き足していきます。
一国一通貨ということは通貨を発行するには国という単位の中で政治と経済が結びついていくことが重要な要素となります。現在のユーロ圏という場合は国という単位を超えた数カ国が集まり「圏)という経済だけの結び付きから始まったものであり、そこには政治は各国の自由裁量ができるということではなかったのか。つまりここに問題があったことになります。現在「圏〉を維持存続するために経済では限界に来てしまったため、政治の領域まで介入している。これは一国一通貨という枠組みを無視したやり方になると考えます。
ではこの一国一通貨という制度?がなぜできたのかを考えてみます。人間が規則または法律として最初から考え出されたものではないと言えます。以前にも書いたように貨幣(通貨でもいい)が人間社会で使われ出したのは物々交換の延長からであり、そこである物質(例えば金)が交換の仲介役(本来労働と労動の仲介物)として重宝な存在となってきたことです。金(最近まで金本位制)ではやがてそのまま保存され通貨不足となってデフレという経済危機に陥ってしまうため、金に変わる通貨として、いくらでも印刷することができる紙幣に変えてきたわけです。だが通貨を発行することはそこで膨大な利益(通貨発行益・シニョリッジ)が得られることから、やがてその利益が一部の人間によって独占されてき、それを守るかたちで一国一通貨という国の中での単位として出来上がってきたものと考えます。(人間が貨幣の理解の下作った訳ではない)
そこでなぜ通貨発行益があるのかということになります。通貨発行主体は現在では原価のあまりかからない紙幣を印刷すればいいことになりますが、ただ印刷しただけでは利益は生まれない。つまり人に使ってもらわなければならないわけです。そこで人々に印刷した紙幣を全体に、日本で言えば1億2千万人に渡さなくてはなりません、渡すためにはただで渡すわけにはいきません。ここでは国民に貸すか、国民から物(商品)を買うかまたは労働の報酬として渡したとき、全体に渡れば通貨は国中で労働と労働の交換で動き出すことになります。この時国民に使ってもらうために貸した紙幣(貨幣)は利息をつけて返済してもらうわけであり、国民が作った物(商品)を買えばその国民の労働を単なる紙切れで購入したことになります。貨幣の初期の段階では国王が貨幣を発行し流通させるため豪奢な城とか他の建造物を建てることによって貨幣を行き渡らせました。
貨幣(お金)は一度人の手に渡ればその人が、次の人の労働、もしくは労働で作られた物(商品)との交換をします。さらにその貨幣を受け取った人は次の人の労働との交換に使います。発行した人間(初期の時代は国王など)は一度発行してしまえば自己の労働との交換はありえなく、市中に貨幣が充満されるまで何度となく発行し国民の労働を得ることができます。その発行した貨幣を使い軍隊さえも作ることができます。このことを通貨発行益(シニョリッジ )といい、最近ではビール券がこれに該当するのかもしれません。なぜなら発行体の手を離れて色々な商品を買える、また受け取った商店が発行体では現金化しないで、他の店でこれを使用し、次々にこの一枚の券が絶え間なく流通に回れば発行体自身には多額の現金が入ることになります。この現金を別の投資に回せば、支払いに回るのはその一部の発行券だけとなります。これは単にビール券を言っているのではなくあくまでも通貨発行益の説明として使わせてもらったものです。
アメリカが基軸通貨としてドルを世界の貿易通貨として世界中にばら撒いたわけです。タダで渡すわけではなく相手国に渡すには相手国から商品を輸入することによって、ドルは世界中にばら蒔かれたわけです、その中には住宅関連の商品も大量に相手国から輸入しました。で消費するには国民にローンを組ませた、それがリーマンショックに結びついたと感じています。また他の方法としてはドルを世界中にばら蒔くには金(キン)をドル札で買えば世界中がドル札を使ってくてます。さらに限られた金を買えば値上がりして以前にも増してキン買いによる資産が増えたのではないでしょうか。
やがて大量の金がアメリカ国内に貯まるわけですし、そしてドル札は世界中が使ってくれるわけです。ただ大量の金とは別に住宅ローンでは支払不能に陥り大量の債務者は自己責任の下家を失ったわけです。
リーマンショック後に来た職場を失い家を失った人がいる反面、この時の通貨発行益は誰が得たのでしょうか。
その前にギリシャの債務問題で、3月20日に国債の償還日を迎えデフォルトされるかを心配されていた支払いが、なんとか支援されるという話が纏まり、それによってドル・ユーロが買われ円が80円まで下がったというニュースが流れた。その関連する問題で日本ビジネスプレス(JBpress)
にはこのような記事が載っていた
「ギリシャはユーロ圏のためにデフォルトしろ」そしてさらに記事の中で「ギリシャはユーロ圏の植民地」という題で書かれていた。一部を引用させてもらえば
〉〉ドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相が追加支援の条件として、ギリシャは4月の選挙を延期すべきだと提案した時、筆者には、このゲームがもうすぐ終わることが分かった。我々は、支援の成功と民主主義がもう両立しないところに来てしまったのだ。
あまり引用として使うには問題があるのでその後は日本ビジネスプレス(JB)を見ていただきたいが…その中で拙い私のコメントとしてなぜユーロ圏の問題が世界を震撼させているのか、どこに問題があり,
があり、隠されていたのかということで書かせてもらいました。
私の拙い文章ながら(これも年齢と知識が浅いため)この原因を「一国一通貨〉というところまで掘り下げたとき問題が明らかになり、今後どのような方向に向かうのかということを書きました。そこで書き切れなかったことを私のブログで書き足していきます。
一国一通貨ということは通貨を発行するには国という単位の中で政治と経済が結びついていくことが重要な要素となります。現在のユーロ圏という場合は国という単位を超えた数カ国が集まり「圏)という経済だけの結び付きから始まったものであり、そこには政治は各国の自由裁量ができるということではなかったのか。つまりここに問題があったことになります。現在「圏〉を維持存続するために経済では限界に来てしまったため、政治の領域まで介入している。これは一国一通貨という枠組みを無視したやり方になると考えます。
ではこの一国一通貨という制度?がなぜできたのかを考えてみます。人間が規則または法律として最初から考え出されたものではないと言えます。以前にも書いたように貨幣(通貨でもいい)が人間社会で使われ出したのは物々交換の延長からであり、そこである物質(例えば金)が交換の仲介役(本来労働と労動の仲介物)として重宝な存在となってきたことです。金(最近まで金本位制)ではやがてそのまま保存され通貨不足となってデフレという経済危機に陥ってしまうため、金に変わる通貨として、いくらでも印刷することができる紙幣に変えてきたわけです。だが通貨を発行することはそこで膨大な利益(通貨発行益・シニョリッジ)が得られることから、やがてその利益が一部の人間によって独占されてき、それを守るかたちで一国一通貨という国の中での単位として出来上がってきたものと考えます。(人間が貨幣の理解の下作った訳ではない)
そこでなぜ通貨発行益があるのかということになります。通貨発行主体は現在では原価のあまりかからない紙幣を印刷すればいいことになりますが、ただ印刷しただけでは利益は生まれない。つまり人に使ってもらわなければならないわけです。そこで人々に印刷した紙幣を全体に、日本で言えば1億2千万人に渡さなくてはなりません、渡すためにはただで渡すわけにはいきません。ここでは国民に貸すか、国民から物(商品)を買うかまたは労働の報酬として渡したとき、全体に渡れば通貨は国中で労働と労働の交換で動き出すことになります。この時国民に使ってもらうために貸した紙幣(貨幣)は利息をつけて返済してもらうわけであり、国民が作った物(商品)を買えばその国民の労働を単なる紙切れで購入したことになります。貨幣の初期の段階では国王が貨幣を発行し流通させるため豪奢な城とか他の建造物を建てることによって貨幣を行き渡らせました。
貨幣(お金)は一度人の手に渡ればその人が、次の人の労働、もしくは労働で作られた物(商品)との交換をします。さらにその貨幣を受け取った人は次の人の労働との交換に使います。発行した人間(初期の時代は国王など)は一度発行してしまえば自己の労働との交換はありえなく、市中に貨幣が充満されるまで何度となく発行し国民の労働を得ることができます。その発行した貨幣を使い軍隊さえも作ることができます。このことを通貨発行益(シニョリッジ )といい、最近ではビール券がこれに該当するのかもしれません。なぜなら発行体の手を離れて色々な商品を買える、また受け取った商店が発行体では現金化しないで、他の店でこれを使用し、次々にこの一枚の券が絶え間なく流通に回れば発行体自身には多額の現金が入ることになります。この現金を別の投資に回せば、支払いに回るのはその一部の発行券だけとなります。これは単にビール券を言っているのではなくあくまでも通貨発行益の説明として使わせてもらったものです。
アメリカが基軸通貨としてドルを世界の貿易通貨として世界中にばら撒いたわけです。タダで渡すわけではなく相手国に渡すには相手国から商品を輸入することによって、ドルは世界中にばら蒔かれたわけです、その中には住宅関連の商品も大量に相手国から輸入しました。で消費するには国民にローンを組ませた、それがリーマンショックに結びついたと感じています。また他の方法としてはドルを世界中にばら蒔くには金(キン)をドル札で買えば世界中がドル札を使ってくてます。さらに限られた金を買えば値上がりして以前にも増してキン買いによる資産が増えたのではないでしょうか。
やがて大量の金がアメリカ国内に貯まるわけですし、そしてドル札は世界中が使ってくれるわけです。ただ大量の金とは別に住宅ローンでは支払不能に陥り大量の債務者は自己責任の下家を失ったわけです。
リーマンショック後に来た職場を失い家を失った人がいる反面、この時の通貨発行益は誰が得たのでしょうか。