日日の幻燈

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【note】煉瓦亭で元祖ポークカツレツを食べてきました

2015-05-02 | 日日の幻燈


昨日、銀座の洋食屋・煉瓦亭へ行ってきました。
何を食べたか?
もちろん、元祖ポークカツレツです。

煉瓦亭が銀座にオープンしたのは1895(明治28)年。
文明開化したとはいえ、まだまだ日本人には、肉を食べるということに抵抗があった時代。まずは築地に住んでいた外国人たちの間で評判になり、その後、日本人たちへと浸透していったようです。
と、文章にしてしまえば数行で簡単に終わってしまいますが、その苦労と努力は並大抵ではなかったかと。


さて、煉瓦亭へ食べに来たのは2回目。前に来たのはもう10年位前?そのとき何を食べたのかは、覚えていません。
今回は、「明治洋食事始め」(岡田哲著・講談社・2012年)を読んで、煉瓦亭がポークカツレツ発祥の店と知り、はなからポークカツレツ目当てで。

平日だけど、ちょうどお昼時。やはり店の前に何人か並んでいる。でも、回転がはやいのか、10分くらいで案内されました。店内地下へ。そういえば、前に来た時も地下だったか。


さて、お待ちかねのポークカツレツ(1500円)。それとライス(300円)。ライスやパンは別料金です。

うん、美味しかった!

カツにナイフを入れサクサクと切り分ける感触から、柔らかくジューシーな食感まで、大満足。
ちなみに、添えてあったキャベツの千切りも、ここが元祖だとか。店内に置いてあった栞によると、ハヤシライス、オムライス、カキフライ、エビフライもこの店で誕生したのだそうだ。


そういえば、2、3軒隣には、元祖カツカレーのグリル・スイスもある。数年前、偶然にこの店に入って、へぇ~、ここがカツカレー発祥の洋食屋だったんだ…て、驚いた記憶があります。
銀座って、ホント、文明開化が始まった地なんだな…と、元祖ものに弱い私は、なんだか感慨深い思いに浸ってしまうのでした。





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