風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽描き水彩画「岐阜城直下の巨岩壁を描きました」


岐阜城(稲葉山城)直下の岐阜公園にある巨大な岩壁を描きました。

ゴツゴツした岩肌には鋭い亀裂が走り、斜線のような割れ目が幾重にも。割れ目の間から水ともに染み出した地中の鉄分が酸化して、見事なマーブル模様が描かれています。
まさに数千万年もの自然が造り上げたアートです。

難攻不落の岐阜城を攻め落として「天下布武」への意志を固めた織田信長が、念願通り天下人になっていたら――。
この分厚い岩壁を目にする度に、信長はその思いを巡らせていた。天下人として居住する城を築いた信長は、天守閣か本丸御殿の石垣に、あるいは豪華な庭園の装飾としてこの岩壁を置いただろう。

こんな他愛のないストーリーを思い浮かべつつ絵筆を走らせました。10号です。



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