風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「あふれる意欲と情熱=名古屋の市立高校作品展」

       
       

        

   

名古屋市内に17校ある市立高校の生徒たちが部活動や授業で創作した絵画、写真、書道、家庭部門の作品展が、市民ギャラリー栄の全室を使って20日(日)まで催されています。第68回名古屋市教育祭・高等学校展覧会。高校は半世紀前に卒業した僕も、作品に込められた生徒たちの意欲と情熱を感じてきました。

僕はこの展覧会では、ほとんどの作品に添付された作者のコメントに目を通しながら見て回るのを楽しみにしています。そこには、創作の意図や思い、苦労したところ、喜びや反省などが率直に書いてあるからです。

「文字の意味を考えながら書き、文字の価値観を知りました」「難しくて心が折れそうになっても、先生が褒めてくれて書くことができました」
これらは書道で初めて大きな全紙に挑戦した生徒らのコメントです。

今回の教育祭のポスターになった長さが1㍍近くもありそうな大きな靴は、段ボール製。
作者は「自分のシューズをモデルにしたが、設計図がないので構造を考えながら形にした。少しいびつなところもできたけど、段ボールの質感を出せたと思います」とコメントしています。

また、今年も大きな共同作品が目を引き付けてくれます。
名古屋市立工業高校の「名古屋百景」と題するタテ1.8㍍、ヨコ4㍍の作品。
ニヤ板に名古屋城やテレビ塔、ツインタワーなどを彫刻刀で彫って描き、ローラーなどを使って色づけしています。
添え書きには「名古屋の名所って結構派手ですね。派手は下品なイメージという方もおられるかもしれませんが、気持ちが明るくなっていいと思います」。

昨年は大きく「夢」と書いた山田高校書道部の今年のお題は「舞」。
いいですね。みんな夢のある未来に向かって、大きく舞い上がってください。   
  

     

                   

         

  















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