名古屋の鶴舞公園にある名古屋市公会堂の通用口です。1930年(昭和5年)、昭和天皇のご成婚記念事業として建てられた国の有形文化財。今秋には92歳になる今も、立派な現役です。黄色と焦げ茶色のタイルを組み合わせた壁面、丸みを帯びた造り。公会堂の3年後、中区三の丸に昭和天皇のご大典記念事業として完成した現在の名古屋市庁舎と同様に、落ち着きと重厚さを感じます。ただ、それを表現するのは難問でした。