名古屋・鶴舞公園緑化センターの庭に咲くカリンとリキュウバイです。
カリン(花梨)は中国原産。果実は生食できませんが、カリン酒や砂糖漬け、飴などの原料としてお馴染みです。
ピンク色の花がこぼれるように咲き、芳香を振りまきます。「豊麗」の花言葉はぴったりですが、もう1つ「唯一の恋」といった言葉もあります。
リキュウバイ(利休梅)も中国原産で、明治末期に渡来しました。緑色の花芯に純白の5弁の花。派手さはありませんが、花言葉でもある「控えめな美しさ」と「気品」を感じます。だから茶席の花として愛され、名前にも千利休の名前が入ったのは頷けます。
この花を最初に見かけた時、「サクラ」と思って近づき、名札の「利休梅」の文字に「ウメだったのか」と苦笑いしたものです。別名にも「ウメザキモドキ」とか「マルバヤナギザクラ」といった具合に梅と桜が同居しています。
図鑑を見ると、リキュウバイは「バラ科ヤナギザクラ属」となっていました。
【カリン】
【リキュウバイ】