名前の由来は葉や枝、花の形からという植物は少なくありません。名古屋・東山植物園の散策路でカメラに収めた、今を盛りと咲くミツバツツジやコバノミツバツツジ、ミツマタ、シジミバナもそうでした。
鮮やかな紫色のミツバツツジやコバノミツバツツジ。低木落葉樹ですが、開花まもなく枝先に飛び出してくる葉が3枚のひし形をしているので名前になったそうです。
枝の先に黄色い花を咲かせるミツマタも落葉低木。中国中南部からヒマラヤが原産で、樹皮が1万円札など高級和紙の原料になることで知られていますが、枝を見ると必ず3本に分かれています。
ユキヤナギと思って近づいたのが、シジミバナでした。こちらも中国原産の落葉低木。株元からたくさんの枝が立ち、小さくて可愛い八重の花をびっしり咲かせています。この花がシジミ貝の中身に似ているので、シジミバナの名前がついたそうです。
ただ、花の中心にくぼみがあり「エクボバナ」の別名もあるとか。こちらの方がいい感じですね。
【コバノミツバツツジ】
【ミツマタ】
【シジミバナ】