風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽描き水彩画「中田島砂丘のあしあと=教室展出展作品から」

ここに描いたのは、何だか分かりますか。
水彩画教室で出掛けた浜松市・中田島砂丘で目にした、観光客らの「あしあと」です。砂丘の正面入り口から進むと、砂丘の頂上へ向かう砂の坂に、こんな穴が無数に並んでいます。

何回か砂丘を訪れたことのある僕は、軽い気持ちで足を踏み入れました。スーッと吸い込まれるように足が沈みます。「?」と、もう一方の足を運ぶと、同じように吸い込まれます。跡には直径30㌢、深さ15㌢前後の穴。靴底の模様をサラサラ落ちる砂が消してゆきます。

何歩か進んで「こんなはずじゃなかった。ひょっとしたら、粒の細かい砂を入れたのだろうか」と思いながらも、仲間たちの懸命に登る姿を見ると、引き返すわけにはいきません。とうとう頂上の数㍍先で、立って進むのを断念。腹ばいになって両手を使い、よじ登るようにして、てっぺんに立てました。

砂丘の風紋を描くつもりでしたが、これも砂丘の風景。それに、80歳になったことを否応なしに認識させられた証し、として描いてみました。10号です。


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