『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第640号 【別冊 編集後記】
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
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第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
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× × × × × × × × × × × × × × × ×
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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2023(令和5)年4月15日号(No.340)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(後編)」
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*「後編」も見てね! 「後編」はこちらで↓
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今回は、私の発行しているメルマガ
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』と
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画です。
以前も何度か試みましたが、その4回目です。
別個に2本のメルマガを書くのが面倒になってきまして、
2本一気に、という企みです。
ご容赦!
【過去のコラボ】
■1回目――
ツイッターで紹介した【左利きミステリ入門】のまとめでした。
そこでは、海外編として、19世紀以前の作品をツイッターで
年代・国名・著者名・作品名・左利きの登場人物・
左利きに関する記述の該当箇所
などの情報を紹介しました。
そのまとめ編でした。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第577号(No.577) 2020/8/15
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)
×レフティやすおの楽しい読書(No.276)
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2020(令和2)年8月15日号(No.276)
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)
×左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(No.577)
20.8.15
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)-週刊ヒッキイ第577号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ed8cea.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/612cd4bd3edfdbeb612069497aef79fa
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)-「楽しい読書」第276号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ec0ad2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/245bddeded4348e10aaa4a027a6fab18
■2回目――
「<左利きミステリ>その後」と題して、
過去の『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』の
「小説の中の左利き・推理小説編」やブログ等で紹介したもの以外に、
それ以降に見つけた
<左利きミステリ>(広義のミステリ)のあれこれを
年代・作品名・著者名(短編の場合は、収録書籍名)
をリスト化して紹介しました。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2021(令和3)年5月15日号(No.294)
「週刊ヒッキイコラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
2021.5.15
私の読書論144-<左利きミステリ>その後
-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/05/post-e0ec7a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/400a7921be1d016f8bfbff350762971a
■3回目――
【第一回】のツイッター版【左利きミステリ入門】の続きの
海外編「20世紀以降」版から
<ホームズのライヴァルたち>の作品の紹介でした。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第628号(No.628) 2022/10/15
「<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
【左利きミステリ入門】ホームズのライヴァルたち」
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2022(令和3)年10月15日号(No.328)
「<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
【左利きミステリ入門】ホームズのライヴァルたち」
2022.10.15
<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
左利きミステリ~-週刊ヒッキイ第628号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-39e67a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ad9796a23bf53cf6eb0e80182a9d7b6a
<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
私の自作左利きミステリ-「楽しい読書」第328号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-1a4b2b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/03236262a34a6ee2e03b42bff06e3267
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★ コラボ企画 ★
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)
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『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
<左利きミステリ>第4回 国内編(後編)
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<左利きミステリ>についてです。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。
今回は、<日本国内編>を紹介していきます。
・・・
*<左利きミステリ>とは、
左利きの人が主要登場人物である物語や
左利きの性質をトリックに活用した推理小説、
左利きや左手や左右に関連した推理小説、サスペンス小説、
ホラー作品等のミステリの総称をいう。
例
国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』
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1843:雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編
[未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
[準]:<左利きミステリ>に準ずる
[番外編]:番外編 (左利き/左手/左右関連)
[ホラー]:ホラー [SF]:SF
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<左利きミステリ>の登場人物・分類表
(探)◆:左利きの探偵/探偵役
(被)▲:左利きの被害者
(犯)●:左利きの犯人
(容)▼:左利きの容疑者
(他)■:左利きのその他の事件関係者
(脇)╋:脇役、通りすがり、妄想中の左利きの人物
<左利きミステリ>としての紹介の都合上、
作品のネタバレとなるケースがあります。
基本的に、キーポイントとなる読みどころに関しては
問題が起きないように留意しながら紹介していますが、
ときに一部ネタバレになる場合もありますが、ご容赦ください。
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<左利きミステリ>:<日本国内編>リスト(前編)1900年代
(画像:<左利きミステリ>国内編(狭義のミステリ=推理小説)―手持ちの文庫本諸作品)
(画像:<左利きミステリ>国内編(ホラー、SF&ファンタジー等)―手持ちの文庫本諸作品)
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・1948「アンゴウ」坂口安吾 (容)▼?
――戦死した左利きの友人の蔵書にはさまれた「暗号」文。
戦後妻の愛撫を受ける習性の変化…。
初出:『別冊サロン』1948年5月号
(本作収録短編集)
『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
―【小特集1/アニメ「UN-GO」】から原作。
『日本探偵小説全集 10 坂口安吾集』(創元推理文庫 1996)より再録
『桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』坂口安吾 岩波文庫 2008.10
―安吾の代表的な短編を集めたもの。
『戦時下の青春 (コレクション 戦争×文学)』集英社 2012.3
―野坂昭如『火垂るの墓』他、戦時下の青春を描く文学作品集。
『古書ミステリー倶楽部II』ミステリー文学資料館/編 光文社文庫
2014/5/13
―古書を題材にした作品集。
(関連作品)
・UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇
『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
<UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇>
アニメ『UN-GO』第3巻 初回限定生産版Blu-ray
―第6話から第8話を収録。
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第304号(No.303) 2012/3/17「名作の中の左利き
~推理小説編5「アンゴウ」坂口安吾」
2012.3.24
坂口安吾「アンゴウ」名作の中の左利き~推理小説編5~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii304号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/03/5-hikkii304-66e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9c6612ea005ecae70727661b14446e28
・1959-1960(1961)『霧の旗』松本清張 (犯)●
――冤罪を受けた男の妹が左利きの犯人を暴こうとする物語。
初出:『婦人公論』1959年7月号~1960年3月号連載
1961年3月、中央公論社刊
『霧の旗』松本清張(新潮文庫 昭和47.1.30発行/
平成15.9.10 41刷改版/平成20.7.10 51刷)
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第317号(No.317) 2012/6/16「名作の中の左利き
~推理小説編8~『霧の旗』松本清張」
2012.6.21
名作~推理小説編8『霧の旗』松本清張:
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii317号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/06/8-hikkii317-5c5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ea53289cc83c3eb73f0733ab31121f8a
・1971(昭和56)年 (1981)「兄弟」阿刀田高 (犯)●?
――双子の兄弟の片割れとの扱いの違いに悩むもう一方の片割れのお話。
初出:東京新聞等 昭和56年(1981)5月31日
(収録短編集)
『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第291号(No.291) 2011/12/17「名作の中の左利き~推理小説編
-3-「兄弟」阿刀田高」
2011.12.29
阿刀田高「兄弟」とLYGP2012:
メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」291、292号告知
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2011/12/lygp2012-hikkii.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8067fe3bf2ee0e82e960e5259cc9b509
・(1972.6)『鏡の国のアリス』広瀬正 [SF] (他)■
――左右逆転の世界に転移した左利きのサキソフォン奏者の青年の物語。
初出:1972年6月(1972年3月9日死去,3ヶ月後)河出書房新社書き下ろし
『鏡の国のアリス』広瀬正 集英社文庫 1982/5/1
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第639号(No.639) 2023/4/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より」
2023.4.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界
(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より-週刊ヒッキイ第639号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-bd12d8.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/da5e6246a452d429fefd7456233ff4a5
・1978(1980)「第二話 偽装の殺人現場」「第三話 消えた配偶者」
山村美紗(『京都殺人地図』)(容)▼
――京都府警捜査一課の検視官の警視・江夏冬子の事件簿。
(第二話)被害者の傷跡から左利きの犯人と断定。
容疑者の中から左利き捜し。(第三話)同じく左利きの犯人捜し。
左利きを示す証拠。
初出:「第二話 偽装の殺人現場」『問題小説』昭和53年1月号
「第三話 消えた配偶者」『問題小説』昭和53年9月号
初出単行本:『京都殺人地図―女検視官江夏冬子』
『京都殺人地図』山村美紗 文春文庫 1988.3.10
『京都殺人地図』山村美紗 徳間書店 Tokuma novels 昭和55(1980)年10月
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第368号(No.368) 2013/6/15「名作の中の左利き
~推理小説編17~検視官の見る左利きの特徴・山村美紗」
2013.6.18
名作~推理編17~山村美紗『京都殺人地図』~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii368号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/06/17-hikkii368-1d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/4046bc5e70c8002d237372c8fffdf2e1
・1978「ある東京の扉」連城三紀彦 [番外編]<左手>
――「右手のための協奏曲」というアリバイ・トリック小説。
ラヴェル「左手のための協奏曲」をモチーフに。
初出:1978(昭和53)年3月号
(収録短編集)
『変調二人羽織』連城 三紀彦/著 光文社文庫 2010/1/13
・1980「最期のメッセージ」阿刀田高 (被)▲
――左利きの被害者の残したダイイング・メッセージの謎解き。
初出:『瑠伯』1980(昭和55)年夏季号
(収録短編集)
『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15
・1982.10「停電にご注意」鮎川哲也 (他)■
――安楽椅子探偵<三番館>シリーズ。
アリバイの時刻を示す証拠の写真の人物がみな左利きという謎。
初出:『小説推理』昭和57年10月
(収録短編集)
『クライン氏の肖像―三番館の全事件III』<鮎川哲也名探偵全集>
出版芸術社(平成15年4月)収録。
『材木座の殺人』鮎川哲也 創元推理文庫 2003/8/1
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第364号(No.364) 2013/5/18「名作の中の左利き
~推理小説編16~全員が左利きの謎「停電にご注意」鮎川哲也」
2013.5.22
名作~推理編16~全員が左利きの謎・鮎川哲也~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii364号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/05/16-hikkii364-3b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/cf81d782cad9508f380fe8b154670cb5
・(1982.6)『春夏秋冬殺人事件』「冬の部 団地警察殺人事件」齋藤栄
(被)▲
――右使いの左利きの被害者、自殺偽装殺人事件。連作短編集のラスト。
左利きならではの場面はなく、<左利きミステリ>としては名目だけ。
『春夏秋冬殺人事件』齋藤栄 双葉社 1982/6
『春夏秋冬殺人事件』 祥伝社 ノン・ポシェット 1995/4
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第420号(No.420) 2014/6/21 「名作の中の左利き~推理小説編27~
齋藤栄『春夏秋冬殺人事件』」
2014.6.25
左利きミステリ『春夏秋冬殺人事件』齋藤栄~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii420号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/06/hikkii420-a208.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/2479f287f13c41d921ee64bb97abd4db
・(1989.4)『8の殺人』我孫子武丸 (犯)● (容)▼
――“8の字屋敷”で起きた連続殺人。左肩にボウガンを構えた犯人…?
『新装版 8の殺人』我孫子武丸/著 講談社文庫(2008/4/15)
『8の殺人』我孫子武丸/著 講談社文庫(1992.3.15)
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第382号(No.382) 2013/9/21「名作の中の左利き
~推理小説編20~左利きの容疑者『8の殺人』我孫子武丸」
2013.9.26
左利きの容疑者『8の殺人』我孫子武丸~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii382号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/09/hikkii382-d77d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/56e12e92f4f6e9b32b29cf54de39238a
・(1991.9)『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕 (犯)●
――小説内小説『歳時記(ダイアリイ)』。本筋の事件で、道具と使い手、
機械と使い手と積極的・消極的な左利きの見分け方、誰が左利きか?
左利きの人への敬意も…。
『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕/著 東京創元社 <黄金の13>1991/9/1
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第415号(No.415) 2014/5/17「名作の中の左利き~推理小説編26~
『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕」
2014.5.21
左利きミステリ『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii415号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/05/hikkii415-a170.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/79180db6972e602d256fcbcb05f6e74d
・(1991.12)『朝霧高原殺人事件』和久峻三 (被)▲
――赤かぶ検事と行天燎子警部補のシリーズ。指のペンだこから左利きと。
『朝霧高原殺人事件』和久峻三 光文社文庫―赤かぶ検事シリーズ 1991.12
『朝霧高原殺人事件―赤かぶ検事シリーズ』和久峻三 講談社文庫 2000.8
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第360号(No.360) 2013/4/20「名作の中の左利き
~推理小説編15~左利きの会の謎『朝霧高原殺人事件』和久峻三」
2013.4.25
左利きの会と赤かぶ検事『朝霧高原殺人事件』~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii360号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/04/hikkii360-4825.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bbf9a8ce165f6b1fc5009f35867abc96
・(1995.7)『左手のパズル』萩尾望都 [ファンタジー]
――チェロを弾く16歳の少年ジョシュアがたどった、数奇な運命
左と右を間違う左利きの少年の幼少時の秘密を繙く
『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵 新書館 1995/7/13
http://www.amazon.co.jp/dp/4403032028/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第185号(No.185) 2009/6/20「名作の中の左利き(3)『左手のパズル』」
・(1996.6)『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 (被)▲ (容)▼
――加賀恭一郎シリーズ。一部右使い左利きの妹の自殺偽装の殺人事件。
警察官の兄が割り出した容疑者は…。容疑者も犯人も左利き?
『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社ノベルス 1996/6/1
『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社文庫 1999/5/14
・(1997.6)「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩 (被)▲
――異常な探偵による本格謎解き短編。急行列車内の作家殺人事件。
右手の三本指で作った輪っかの謎。作家が左利きと知らなかった犯人。
(収録短編集)
『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩/著 講談社ノベルス 1997.6
『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩/著 集英社文庫 2011/8/19
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第411号(No.411) 2014/4/19「名作の中の左利き~推理小説編25~
「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩」
2014.4.23
左利きミステリ「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii411号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/04/hikkii411-2f88.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6bf7ba85b5fbcb0e23a8a6b66aa2fe9d
・(1997)『三月は深き紅の淵を』「第二章 出雲夜想曲」恩田陸 (他)■
――左利きの謎の覆面作家の正体を探し出すという趣向のミステリ
『三月は深き紅の淵を』恩田陸/著 講談社文庫 2001.7.13
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第296号(No.296) 2012/1/21「名作の中の左利き
~推理小説編4恩田陸」
2012.1.25
『三月は深き紅の淵を』恩田陸:
メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」296号告知
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/01/hikkii296-ac56.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/153a74e42e321eed64aa0da07e7a3d16
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本誌では、「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」と題して、今回も全紹介です。
私の発行しているメルマガ二誌における<左利きミステリ>のコラボ4回目です。
今回は遂に日本人作家による<左利きミステリ>の<国内編>です。
10年ぐらい前から、本誌で左利きの人を主人公にした、あるいは左利きの人が登場する、左利きに関連した小説を紹介するコーナーを始め、その中から推理小説を紹介するシリーズを新たに開始しました。
それが、<左利きミステリ>です。
左利きをトリックに利用した推理小説や推理ものや刑事ものサスペンスもののテレビドラマなども多く見かけられます。
映像ものの場合は、左利きという行動は「見せやすい」のが一因かもしれません。
実際には、世間の人が思っている以上に左利きの人というのは存在するのですが、忘れられているのでしょうね。
というわけで、私がコツコツと見つけた作品をリスト化してみました。
三十本ほどです。
もちろん、実際にはもっと多くの作品が出ているとは思いますが、私の見つけた範囲の作品がこれらです。
こういうのもあるよ、という情報をお待ちしています。
よろしく!
・・・
弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
--
第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考える レフティやすおの左組通信】メールマガジン
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第640号(No.640) 2023/4/15
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」
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× × × × × × × × × × × × × × × ×
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◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2023(令和5)年4月15日号(No.340)
「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(後編)」
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*「後編」も見てね! 「後編」はこちらで↓
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』(12:00 配信)
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今回は、私の発行しているメルマガ
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』と
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』のコラボ企画です。
以前も何度か試みましたが、その4回目です。
別個に2本のメルマガを書くのが面倒になってきまして、
2本一気に、という企みです。
ご容赦!
【過去のコラボ】
■1回目――
ツイッターで紹介した【左利きミステリ入門】のまとめでした。
そこでは、海外編として、19世紀以前の作品をツイッターで
年代・国名・著者名・作品名・左利きの登場人物・
左利きに関する記述の該当箇所
などの情報を紹介しました。
そのまとめ編でした。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第577号(No.577) 2020/8/15
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)
×レフティやすおの楽しい読書(No.276)
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2020(令和2)年8月15日号(No.276)
左利きの本を読む~ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)
×左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii(No.577)
20.8.15
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(1)-週刊ヒッキイ第577号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ed8cea.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/612cd4bd3edfdbeb612069497aef79fa
ツイッター【左利きミステリ入門】まとめ(2)-「楽しい読書」第276号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2020/08/post-ec0ad2.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/245bddeded4348e10aaa4a027a6fab18
■2回目――
「<左利きミステリ>その後」と題して、
過去の『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』の
「小説の中の左利き・推理小説編」やブログ等で紹介したもの以外に、
それ以降に見つけた
<左利きミステリ>(広義のミステリ)のあれこれを
年代・作品名・著者名(短編の場合は、収録書籍名)
をリスト化して紹介しました。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第595号(No.595) 2021/5/15
「楽しい読書コラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2021(令和3)年5月15日号(No.294)
「週刊ヒッキイコラボ企画:私の読書論144<左利きミステリ>その後」
2021.5.15
私の読書論144-<左利きミステリ>その後
-週刊ヒッキイ595号&楽しい読書294号コラボ企画
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/05/post-e0ec7a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/400a7921be1d016f8bfbff350762971a
■3回目――
【第一回】のツイッター版【左利きミステリ入門】の続きの
海外編「20世紀以降」版から
<ホームズのライヴァルたち>の作品の紹介でした。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第628号(No.628) 2022/10/15
「<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
【左利きミステリ入門】ホームズのライヴァルたち」
『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
2022(令和3)年10月15日号(No.328)
「<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
【左利きミステリ入門】ホームズのライヴァルたち」
2022.10.15
<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
左利きミステリ~-週刊ヒッキイ第628号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-39e67a.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ad9796a23bf53cf6eb0e80182a9d7b6a
<週刊ヒッキイ>×<楽しい読書>コラボ企画:私の読書論161
私の自作左利きミステリ-「楽しい読書」第328号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/10/post-1a4b2b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/03236262a34a6ee2e03b42bff06e3267
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★ コラボ企画 ★
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)
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『古典から始める レフティやすおの楽しい読書』
<左利きミステリ>第4回 国内編(後編)
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<左利きミステリ>についてです。
『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』で、
「名作の中の左利き/推理小説編」として紹介してきました。
今回は、<日本国内編>を紹介していきます。
・・・
*<左利きミステリ>とは、
左利きの人が主要登場人物である物語や
左利きの性質をトリックに活用した推理小説、
左利きや左手や左右に関連した推理小説、サスペンス小説、
ホラー作品等のミステリの総称をいう。
例
国内ミステリ : 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』
海外ミステリ : エラリー・クイーン『シャム双子の秘密』
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1843:雑誌等初出年代 (1927):書籍刊行年代
「」:短編、長編の一章 『』:収録短編集、長編
[未]:<左利きミステリ>にもう一歩、未成熟
[準]:<左利きミステリ>に準ずる
[番外編]:番外編 (左利き/左手/左右関連)
[ホラー]:ホラー [SF]:SF
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<左利きミステリ>の登場人物・分類表
(探)◆:左利きの探偵/探偵役
(被)▲:左利きの被害者
(犯)●:左利きの犯人
(容)▼:左利きの容疑者
(他)■:左利きのその他の事件関係者
(脇)╋:脇役、通りすがり、妄想中の左利きの人物
<左利きミステリ>としての紹介の都合上、
作品のネタバレとなるケースがあります。
基本的に、キーポイントとなる読みどころに関しては
問題が起きないように留意しながら紹介していますが、
ときに一部ネタバレになる場合もありますが、ご容赦ください。
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<左利きミステリ>:<日本国内編>リスト(前編)1900年代
(画像:<左利きミステリ>国内編(狭義のミステリ=推理小説)―手持ちの文庫本諸作品)
(画像:<左利きミステリ>国内編(ホラー、SF&ファンタジー等)―手持ちの文庫本諸作品)
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・1948「アンゴウ」坂口安吾 (容)▼?
――戦死した左利きの友人の蔵書にはさまれた「暗号」文。
戦後妻の愛撫を受ける習性の変化…。
初出:『別冊サロン』1948年5月号
(本作収録短編集)
『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
―【小特集1/アニメ「UN-GO」】から原作。
『日本探偵小説全集 10 坂口安吾集』(創元推理文庫 1996)より再録
『桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』坂口安吾 岩波文庫 2008.10
―安吾の代表的な短編を集めたもの。
『戦時下の青春 (コレクション 戦争×文学)』集英社 2012.3
―野坂昭如『火垂るの墓』他、戦時下の青春を描く文学作品集。
『古書ミステリー倶楽部II』ミステリー文学資料館/編 光文社文庫
2014/5/13
―古書を題材にした作品集。
(関連作品)
・UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇
『ミステリマガジン』2012年1月号(早川書房)
<UN-GO第6話脚本「あまりにも簡単な暗号」會川昇>
アニメ『UN-GO』第3巻 初回限定生産版Blu-ray
―第6話から第8話を収録。
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第304号(No.303) 2012/3/17「名作の中の左利き
~推理小説編5「アンゴウ」坂口安吾」
2012.3.24
坂口安吾「アンゴウ」名作の中の左利き~推理小説編5~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii304号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/03/5-hikkii304-66e.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9c6612ea005ecae70727661b14446e28
・1959-1960(1961)『霧の旗』松本清張 (犯)●
――冤罪を受けた男の妹が左利きの犯人を暴こうとする物語。
初出:『婦人公論』1959年7月号~1960年3月号連載
1961年3月、中央公論社刊
『霧の旗』松本清張(新潮文庫 昭和47.1.30発行/
平成15.9.10 41刷改版/平成20.7.10 51刷)
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第317号(No.317) 2012/6/16「名作の中の左利き
~推理小説編8~『霧の旗』松本清張」
2012.6.21
名作~推理小説編8『霧の旗』松本清張:
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii317号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/06/8-hikkii317-5c5.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/ea53289cc83c3eb73f0733ab31121f8a
・1971(昭和56)年 (1981)「兄弟」阿刀田高 (犯)●?
――双子の兄弟の片割れとの扱いの違いに悩むもう一方の片割れのお話。
初出:東京新聞等 昭和56年(1981)5月31日
(収録短編集)
『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第291号(No.291) 2011/12/17「名作の中の左利き~推理小説編
-3-「兄弟」阿刀田高」
2011.12.29
阿刀田高「兄弟」とLYGP2012:
メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」291、292号告知
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2011/12/lygp2012-hikkii.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/8067fe3bf2ee0e82e960e5259cc9b509
・(1972.6)『鏡の国のアリス』広瀬正 [SF] (他)■
――左右逆転の世界に転移した左利きのサキソフォン奏者の青年の物語。
初出:1972年6月(1972年3月9日死去,3ヶ月後)河出書房新社書き下ろし
『鏡の国のアリス』広瀬正 集英社文庫 1982/5/1
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第639号(No.639) 2023/4/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より」
2023.4.1
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ(25)楽器における左利きの世界
(11)広瀬正『鏡の国のアリス』より-週刊ヒッキイ第639号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2023/04/post-bd12d8.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/da5e6246a452d429fefd7456233ff4a5
・1978(1980)「第二話 偽装の殺人現場」「第三話 消えた配偶者」
山村美紗(『京都殺人地図』)(容)▼
――京都府警捜査一課の検視官の警視・江夏冬子の事件簿。
(第二話)被害者の傷跡から左利きの犯人と断定。
容疑者の中から左利き捜し。(第三話)同じく左利きの犯人捜し。
左利きを示す証拠。
初出:「第二話 偽装の殺人現場」『問題小説』昭和53年1月号
「第三話 消えた配偶者」『問題小説』昭和53年9月号
初出単行本:『京都殺人地図―女検視官江夏冬子』
『京都殺人地図』山村美紗 文春文庫 1988.3.10
『京都殺人地図』山村美紗 徳間書店 Tokuma novels 昭和55(1980)年10月
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第368号(No.368) 2013/6/15「名作の中の左利き
~推理小説編17~検視官の見る左利きの特徴・山村美紗」
2013.6.18
名作~推理編17~山村美紗『京都殺人地図』~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii368号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/06/17-hikkii368-1d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/4046bc5e70c8002d237372c8fffdf2e1
・1978「ある東京の扉」連城三紀彦 [番外編]<左手>
――「右手のための協奏曲」というアリバイ・トリック小説。
ラヴェル「左手のための協奏曲」をモチーフに。
初出:1978(昭和53)年3月号
(収録短編集)
『変調二人羽織』連城 三紀彦/著 光文社文庫 2010/1/13
・1980「最期のメッセージ」阿刀田高 (被)▲
――左利きの被害者の残したダイイング・メッセージの謎解き。
初出:『瑠伯』1980(昭和55)年夏季号
(収録短編集)
『新装版 最期のメッセージ』講談社文庫 2009.1.15
・1982.10「停電にご注意」鮎川哲也 (他)■
――安楽椅子探偵<三番館>シリーズ。
アリバイの時刻を示す証拠の写真の人物がみな左利きという謎。
初出:『小説推理』昭和57年10月
(収録短編集)
『クライン氏の肖像―三番館の全事件III』<鮎川哲也名探偵全集>
出版芸術社(平成15年4月)収録。
『材木座の殺人』鮎川哲也 創元推理文庫 2003/8/1
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第364号(No.364) 2013/5/18「名作の中の左利き
~推理小説編16~全員が左利きの謎「停電にご注意」鮎川哲也」
2013.5.22
名作~推理編16~全員が左利きの謎・鮎川哲也~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii364号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/05/16-hikkii364-3b.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/cf81d782cad9508f380fe8b154670cb5
・(1982.6)『春夏秋冬殺人事件』「冬の部 団地警察殺人事件」齋藤栄
(被)▲
――右使いの左利きの被害者、自殺偽装殺人事件。連作短編集のラスト。
左利きならではの場面はなく、<左利きミステリ>としては名目だけ。
『春夏秋冬殺人事件』齋藤栄 双葉社 1982/6
『春夏秋冬殺人事件』 祥伝社 ノン・ポシェット 1995/4
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第420号(No.420) 2014/6/21 「名作の中の左利き~推理小説編27~
齋藤栄『春夏秋冬殺人事件』」
2014.6.25
左利きミステリ『春夏秋冬殺人事件』齋藤栄~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii420号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/06/hikkii420-a208.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/2479f287f13c41d921ee64bb97abd4db
・(1989.4)『8の殺人』我孫子武丸 (犯)● (容)▼
――“8の字屋敷”で起きた連続殺人。左肩にボウガンを構えた犯人…?
『新装版 8の殺人』我孫子武丸/著 講談社文庫(2008/4/15)
『8の殺人』我孫子武丸/著 講談社文庫(1992.3.15)
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第382号(No.382) 2013/9/21「名作の中の左利き
~推理小説編20~左利きの容疑者『8の殺人』我孫子武丸」
2013.9.26
左利きの容疑者『8の殺人』我孫子武丸~左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii382号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/09/hikkii382-d77d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/56e12e92f4f6e9b32b29cf54de39238a
・(1991.9)『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕 (犯)●
――小説内小説『歳時記(ダイアリイ)』。本筋の事件で、道具と使い手、
機械と使い手と積極的・消極的な左利きの見分け方、誰が左利きか?
左利きの人への敬意も…。
『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕/著 東京創元社 <黄金の13>1991/9/1
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第415号(No.415) 2014/5/17「名作の中の左利き~推理小説編26~
『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕」
2014.5.21
左利きミステリ『歳時記(ダイアリイ)』依井貴裕~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii415号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/05/hikkii415-a170.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/79180db6972e602d256fcbcb05f6e74d
・(1991.12)『朝霧高原殺人事件』和久峻三 (被)▲
――赤かぶ検事と行天燎子警部補のシリーズ。指のペンだこから左利きと。
『朝霧高原殺人事件』和久峻三 光文社文庫―赤かぶ検事シリーズ 1991.12
『朝霧高原殺人事件―赤かぶ検事シリーズ』和久峻三 講談社文庫 2000.8
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第360号(No.360) 2013/4/20「名作の中の左利き
~推理小説編15~左利きの会の謎『朝霧高原殺人事件』和久峻三」
2013.4.25
左利きの会と赤かぶ検事『朝霧高原殺人事件』~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii360号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2013/04/hikkii360-4825.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/bbf9a8ce165f6b1fc5009f35867abc96
・(1995.7)『左手のパズル』萩尾望都 [ファンタジー]
――チェロを弾く16歳の少年ジョシュアがたどった、数奇な運命
左と右を間違う左利きの少年の幼少時の秘密を繙く
『左手のパズル』萩尾望都/文 東逸子/絵 新書館 1995/7/13
http://www.amazon.co.jp/dp/4403032028/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』
第185号(No.185) 2009/6/20「名作の中の左利き(3)『左手のパズル』」
・(1996.6)『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 (被)▲ (容)▼
――加賀恭一郎シリーズ。一部右使い左利きの妹の自殺偽装の殺人事件。
警察官の兄が割り出した容疑者は…。容疑者も犯人も左利き?
『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社ノベルス 1996/6/1
『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾 講談社文庫 1999/5/14
・(1997.6)「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩 (被)▲
――異常な探偵による本格謎解き短編。急行列車内の作家殺人事件。
右手の三本指で作った輪っかの謎。作家が左利きと知らなかった犯人。
(収録短編集)
『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩/著 講談社ノベルス 1997.6
『メルカトルと美袋のための殺人』麻耶雄嵩/著 集英社文庫 2011/8/19
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第411号(No.411) 2014/4/19「名作の中の左利き~推理小説編25~
「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩」
2014.4.23
左利きミステリ「シベリア急行西へ」麻耶雄嵩~
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii411号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2014/04/hikkii411-2f88.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/6bf7ba85b5fbcb0e23a8a6b66aa2fe9d
・(1997)『三月は深き紅の淵を』「第二章 出雲夜想曲」恩田陸 (他)■
――左利きの謎の覆面作家の正体を探し出すという趣向のミステリ
『三月は深き紅の淵を』恩田陸/著 講談社文庫 2001.7.13
(参照)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第296号(No.296) 2012/1/21「名作の中の左利き
~推理小説編4恩田陸」
2012.1.25
『三月は深き紅の淵を』恩田陸:
メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」296号告知
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2012/01/hikkii296-ac56.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/153a74e42e321eed64aa0da07e7a3d16
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本誌では、「週刊ヒッキイhikkii×楽しい読書コラボ企画:私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前編)」と題して、今回も全紹介です。
私の発行しているメルマガ二誌における<左利きミステリ>のコラボ4回目です。
今回は遂に日本人作家による<左利きミステリ>の<国内編>です。
10年ぐらい前から、本誌で左利きの人を主人公にした、あるいは左利きの人が登場する、左利きに関連した小説を紹介するコーナーを始め、その中から推理小説を紹介するシリーズを新たに開始しました。
それが、<左利きミステリ>です。
左利きをトリックに利用した推理小説や推理ものや刑事ものサスペンスもののテレビドラマなども多く見かけられます。
映像ものの場合は、左利きという行動は「見せやすい」のが一因かもしれません。
実際には、世間の人が思っている以上に左利きの人というのは存在するのですが、忘れられているのでしょうね。
というわけで、私がコツコツと見つけた作品をリスト化してみました。
三十本ほどです。
もちろん、実際にはもっと多くの作品が出ているとは思いますが、私の見つけた範囲の作品がこれらです。
こういうのもあるよ、という情報をお待ちしています。
よろしく!
・・・
弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
私の読書論169-<左利きミステリ>第4回 国内編(前)-週刊ヒッキイ640号×楽しい読書340号コラボ企画
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