『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第614号 別冊編集後記
第615号(No.615) 2022/3/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [11]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(11)
「利き手調査」その1-2(新版・再版)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
再版第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第615号(No.615) 2022/3/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [11]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(11)
「利き手調査」その1-2(新版・再版)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
再版第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」
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前回に続き、<利き手調査アンケート>編の2回目です。
今回は、前回の
「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」
の「新版・再版」を紹介しましょう。
「第20回」当時は、創刊後まもなく、購読者数も限られており、
アンケート結果もたいした投票を得られず、
アンケートとして成立していないようなものでした。
その後読者数も三桁となり、
少しは意味のある結果が得られるようになったのを機に、
投票の方法を「自己申告の利き手別」に変えた「新版」を、
さらにその「再版」を実施しました。
ここではその両方の結果を紹介します。
◆利き手調査アンケートについてのバックナンバー――
第607号(No.607) 2021/11/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [9]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
利き手調査アンケート編について」
2021.11.20
『左組通信』復活計画[9]<左利きプチ・アンケート>全公開(9)
利き手調査-週刊ヒッキイ第607号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2021/11/post-704e5d.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/3b856686f18f324f7a5b3603d4f92249
第613号(No.613) 2022/2/19
「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [10]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(10)「利き手調査」その1
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう 」
2022.2.19
『左組通信』復活計画[10]<左利きプチ・アンケート>(10)
利き手調査(1)第20回-週刊ヒッキイ第613号
https://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2022/02/post-86d257.html
https://blog.goo.ne.jp/lefty-yasuo/e/9481895bb9dfd4e2a3c430b0a7db8e3b
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2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その20)
ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [11]
<左利きプチ・アンケート> 全公開(11)
「利き手調査」アンケート編・その1-2(新版・再版)
・第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
・再版第33回
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
●「利き手調査」アンケート編・その1-2
第20回 05.9.4-10.2
利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
は、出版当時、一般向けに書かれた本で、
廉価で手軽に手に入る、左利き・利き手に関する科学解説書だった
前原勝矢『右利き・左利きの科学』講談社/ブルーバックス 1989/6/1
に、利き手とは何か、どのように判定するのか、
を科学的に調べる方法として、紹介されていたものです。
このときは、
それぞれの調査票の結果の数値別に投票するようにしていました。
投票者の利き手の傾向が見えるアンケートでした。
今回の、新版・再版では、それらの数値を
投票者各自の自己申告の利き手別に投票をお願いしました。
実際の意識と調査の現実との「差」を確認したい、というものでした。
●再版(第33回)
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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左利きを考える レフティやすおの左組通信
Lefty Yasuo's HIDARIGUMI Announcement
<左利きプチ・アンケート>
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再版・第33回 (初出)09.8.23
元版・第33回 (初出)2006.10.27(最終)09.8.20
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<左利きプチ・アンケート>
再版(第33回)
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
------------------------------------------------------------------
一口に「左利き」と言っても、
実はどう定義するかは非常にむずかしいものだそうです。
辞書を引いてみますとだいたい、右手より左手が得意なこと、
またその人を指すといった解釈が出ています。
では、具体的にどんなことができれば得意と言えるのでしょうか。
また、科学者はどういう人を左利きと定義しているのでしょうか。
一般に、利き手を研究している科学者は、
利き手テストという質問紙による利き手の判定を行っています。
この利き手テストによる、利き手・利き側調査というものは、
研究者の考え方により、
どういう動作がより正確にその人の利き手・利き側を表すのか
という判断が微妙に異なり、調査項目に違いが出てきます。
当然、その判定結果にも、微妙な差が生まれます。
そこで、いくつかのテストを重ねることで、
ご自分の利き手・利き側がより正確に判定できるものと考えます。
<左利きプチ・アンケート>では、
五種類の利き手テストを紹介しており、その第一弾で、
「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」
の利き手別投票による新版です。
・・・
前原勝矢著『右利き・左利きの科学』で紹介されている、
側性係数(LQ)を調べて、あなたの利き手を確認してみましょう。
この本によりますと、利き手は、右または左と二分されるものではなく、
右に近い両手利き、左に近い両手利きというように、
右手利きと左手利きは連続しているものであり、
「便宜上側性係数(LQ)マイナス30以下」を「左利き」としています。
側性係数(LQ)とは、利き手調査票にある十項目の動作において、
実際に使うのが右・左・両方のいずれであるかを答え、
それを計算式によって数値化したものをいいます。
・<利き手調査票>―いつも使う手はどちらですか、
右手か左手のどちらかに○印を記入して下さい。
右手と左手をほとんど同じように使う場合には“両手”に
○印を記入して下さい。
1 文字を書く
2 ハシをつかう
3 絵をかく
4 ボールを投げる
5 ハサミをつかう
6 歯ブラシをつかう
7 スプーンをつかう
8 短いホーキをつかう
9 マッチをする
10 ビンのフタをひねる
・側性係数を求める式 LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)
(右手の項目数)から(左手の項目数)を引き、
それを(右手の項目数)と(左手の項目数)と
(両手の項目数)を足したもので割り、100をかけます。
左手が八項目で、右手が二項目あると、
(2-8)÷(2+8)×100=-6÷10×100=-60
左手が八項目で、両手が二項目なら、
(0-8)÷(8+2)×100=-8÷10×100=-80
よって、すべての動作を右でする人は、LQ=プラス100。
逆にすべてを左でする人はLQ=マイナス100、となります。
14~15歳男性の調査結果によると、
すべての動作を右手で行う人(典型的な右利き)がもっとも多く、
全体の49%で、逆にすべてを左手で行う人は約5%となっています。
その間に、次に多いLQ値がプラス90~81の人がいて、
以下漸減して反対極に
(典型的な左手利きに当たる)若干の盛り上がりがある、
という構図です。
では、あなたの側性係数はいくらでしょうか。
以下の中で当てはまる番号に投票してください。
*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、
どちらか判断した上で投票してください。
*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の
「ご意見ボード」をご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。
*このアンケートは、09.8.23-10.24まで9週間(予定)に渡って
『左組通信』「<左利きプチ・アンケート>第33回」で実施されます。
1 (右利きの投票者)80~100
2 ( 〃 )30~79
3 ( 〃 )29~-29
4 ( 〃 )-30~-100
5 (左利きの投票者)60~100
6 ( 〃 )59~-29
7 ( 〃 )-30~-79
8 ( 〃 )-80~-100
現在の結果を見る(ご意見ボードはこちら)
※ご意見ボードへの書き込みは、
↓のプチアンケートのURLからご覧になれます。
------------------------------------------------------------------
投票結果
実施期間2009.8.23-10.24(9週間・総数/R:L
------------------------------------------------------------------
<左利きプチ・アンケート>再版第33回 新版・利き手調査第1回―
利き手テスト側性係数を調べる
http://personal-dictionary.com/enq/view/view.asp?EID=57769
1 (右利きの投票者)80~100 124
2 ( 〃 )30~79 149
3 ( 〃 )29~-29 115
4 ( 〃 )-30~-100 137
5 (左利きの投票者)60~100 116
6 ( 〃 )59~-29 113
7 ( 〃 )-30~-79 128
8 ( 〃 )-80~-100 102
==================================================================
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【元版】
<左利きプチ・アンケート>第33回
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
------------------------------------------------------------------
利き手・利き側調査というものは、研究者の考え方により、
どういう動作がより正確に利き手・利き側を表すかの判断が
微妙に異なり、調査項目に違いが出てきます。
当然、その判定結果にも、微妙な差が生まれます。
そこで、いくつかのテストを重ねることで、
ご自分の利き手・利き側がより正確に判定できるものと考えます。
今回から四つの利き手・利き側調査、
利き手テストの新版アンケートを順次実施します。
・・・
「第20回利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」の新版です。
今回は、それぞれ「自己申告の利き手別」に投票をお願いします。
前回は、利き手に関わらず、
それぞれの数値別に投票していただきました。この点が異なります。
自己申告の利き手・利き側との間の相違を調べて見たい、と思います。
ご自分では「右/左利き」と考えていても、
実際の数値は異なったものとなるかもしれません。
その点を確認してみましょう。
*(以下、【再版】との重複箇所を省略)
------------------------------------------------------------------
投票結果
実施期間2006.9.24-10.27(5週間・総数125/R68:L57
------------------------------------------------------------------
1(右利きの投票者)80~100 18
2( 〃 )30~79 18
3( 〃 )29~-29 14
4( 〃 )-30~-100 18
5(左利きの投票者)60~100 14
6( 〃 )59~-29 10
7( 〃 )-30~-79 16
8( 〃 )-80~-100 17
*【再版】実施直前までの投票結果(2009年8月20日現在)
1(右利きの投票者)80~100 112
2( 〃 )30~79 108
3( 〃 )29~-29 103
4( 〃 )-30~-100 105
5(左利きの投票者) 60~100 91
6( 〃 )59~-29 85
7( 〃 )-30~-79 107
8( 〃 )-80~-100 104
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『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第193号(No.193) 2009/8/22
「<左利きプチ・アンケート>【再版】第33回」
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◇c(^0^)y レフティやすおの ( ..)φメモ◇
「第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」
現在の結果を見て―
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「第33回 06.9.24 新版・利き手調査第1回―
利き手テスト側性係数を調べる」
のアンケートの8/20現在の結果は、上記の通りです。
総投票数は、815名。
内訳は、右利きの投票者が428名、左利きの投票者が387名。
全般に右利きの人の方が票数が多く、
これはひとえに、未知への興味というのでしょうか、
自分の利き手を確認しておきたい、という
学問的な研究に則った、
自分の利き手というものを知らないからこそ知りたい、
知っておかなければ―、という気持ちの表れか、と私には思われます。
自己申告が右利きの人では、全体に大きな差はありません。
これは、自己申告が「右利き」という人の中には、
小さい頃に「右手を使うように」という指導を受けて、
何かにつけて右手を使うことの多くなった人が、
多く含まれているのかもしれません。
自己申告が左利きの人では、当然のことですが、
左利き傾向を示す人が多くなっています。
実際にこの利き手テストを試みようとする人たちのなかには、
自分で自分の明確な利き手がわからない、
という人もかなりの数含まれているようです。
その結果、実際の利き手の偏りの分布とは
異なった結果が現れているように思われます。
もっと多くの方に参加していただければ、
また違った結果が出て来るのだろうと思います。
【再版】のほうでは、もっと多くの方の参加を期待しています。
よろしくお願い致します!
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* [【新版】受付停止時点での結果(11:28 2010/05/01)]
<左利きプチ・アンケート>第33回新版・利き手調査第1回―
利き手テスト側性係数を調べる
http://personal-dictionary.com/enq/view/view.asp?EID=48498
1 (右利きの投票者)80~100 133
2 ( 〃 )30~79 128
3 ( 〃 )29~-29 119
4 ( 〃 )-30~-100 121
5 (左利きの投票者)60~100 107
6 ( 〃 )59~-29 104
7 ( 〃 )-30~-79 123
8 ( 〃 )-80~-100 119
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2022.3.17(追記)
今ではどうのような理由から再版を出したのか、記憶が消えています。
調べ直す時間的余裕がなく、またいつか確認を取りたいと思います。
最終的な結果を見て、
<自己申告「右利き」>のかたの投票が予想より多く、
驚いた記憶があります。
また実際の各数値が、
どの項目でも意外に変化が出ていないのも驚きでした。
全般的にみますと、
<自己申告「右利き」>では(+)数値の高い方が多く、
<自己申告「左利き」>では(-)数値の高い方が多く、
そういう意味では、間違いはないといえます。
ただもっと顕著な差がある結果を予想していたので、
意外でした。
その後の複数の他の利き手テストの結果を見ていきますと、
また改めて「何か」が見えてくるように思います。
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<左利きプチ・アンケート>
●利き手調査テスト関連アンケート
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第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト
(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト
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「★600号までの道のり」は、お休みいたします。
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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [11] <左利きプチ・アンケート> 全公開(11)「利き手調査」その1-2(新版・再版)」と題して、今回も全紹介です。
前回紹介しました「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」の投票の方法を「自己申告の利き手別」に変えた「新版・再版」を紹介しています。
1989年出版当時、左利きおよび利き手についての科学を一般向けに解説した廉価な新書本前原勝矢『右利き・左利きの科学』(講談社/ブルーバックス 1989/6/1)に紹介されていたものを取り上げています。
近年こういう手の本に適当なものがなく、左利きの知識の多くがネットの情報に負うところとなっています。
よく言われますように、ネットの情報は玉石混淆のものが多く、自分の主張に合うもののみを取り上げていたり、自己の経験に基づく偏ったものであったり、といった科学的とはいえないものも含まれています。
4月に、日本の利き手研究の第一人者といわれる神経心理学専攻の大学教授・八田武志さんの2008年に出版されました一般向けの科学的研究書『左対右 きき手大研究』の文庫版が出版されます。
新たな話題も追加されるそうなので、現時点で最新の科学解説書になりそうで、期待しています。
『左対右 きき手大研究(仮題)』八田 武志 DOJIN文庫 2022/4/22
*参照:
『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.22
利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』増補版?文庫化4月22日発売
「新生活」版
・・・
弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
『左組通信』復活計画[11]<左利きプチ・アンケート>(11)利き手調査(1-2)第33回 新版・再版-週刊ヒッキイ第615号
--
第615号(No.615) 2022/3/19
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「利き手調査」その1-2(新版・再版)
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再版第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前回に続き、<利き手調査アンケート>編の2回目です。
今回は、前回の
「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」
の「新版・再版」を紹介しましょう。
「第20回」当時は、創刊後まもなく、購読者数も限られており、
アンケート結果もたいした投票を得られず、
アンケートとして成立していないようなものでした。
その後読者数も三桁となり、
少しは意味のある結果が得られるようになったのを機に、
投票の方法を「自己申告の利き手別」に変えた「新版」を、
さらにその「再版」を実施しました。
ここではその両方の結果を紹介します。
◆利き手調査アンケートについてのバックナンバー――
第607号(No.607) 2021/11/20
「2020年は左利き公認60年&左利きライフ研究30年(その18)
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<左利きプチ・アンケート> 全公開(9)
利き手調査アンケート編について」
2021.11.20
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<左利きプチ・アンケート> 全公開(10)「利き手調査」その1
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう 」
2022.2.19
『左組通信』復活計画[10]<左利きプチ・アンケート>(10)
利き手調査(1)第20回-週刊ヒッキイ第613号
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「利き手調査」アンケート編・その1-2(新版・再版)
・第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
・再版第33回
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
●「利き手調査」アンケート編・その1-2
第20回 05.9.4-10.2
利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
は、出版当時、一般向けに書かれた本で、
廉価で手軽に手に入る、左利き・利き手に関する科学解説書だった
前原勝矢『右利き・左利きの科学』講談社/ブルーバックス 1989/6/1
に、利き手とは何か、どのように判定するのか、
を科学的に調べる方法として、紹介されていたものです。
このときは、
それぞれの調査票の結果の数値別に投票するようにしていました。
投票者の利き手の傾向が見えるアンケートでした。
今回の、新版・再版では、それらの数値を
投票者各自の自己申告の利き手別に投票をお願いしました。
実際の意識と調査の現実との「差」を確認したい、というものでした。
●再版(第33回)
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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元版・第33回 (初出)2006.10.27(最終)09.8.20
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<左利きプチ・アンケート>
再版(第33回)
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
------------------------------------------------------------------
一口に「左利き」と言っても、
実はどう定義するかは非常にむずかしいものだそうです。
辞書を引いてみますとだいたい、右手より左手が得意なこと、
またその人を指すといった解釈が出ています。
では、具体的にどんなことができれば得意と言えるのでしょうか。
また、科学者はどういう人を左利きと定義しているのでしょうか。
一般に、利き手を研究している科学者は、
利き手テストという質問紙による利き手の判定を行っています。
この利き手テストによる、利き手・利き側調査というものは、
研究者の考え方により、
どういう動作がより正確にその人の利き手・利き側を表すのか
という判断が微妙に異なり、調査項目に違いが出てきます。
当然、その判定結果にも、微妙な差が生まれます。
そこで、いくつかのテストを重ねることで、
ご自分の利き手・利き側がより正確に判定できるものと考えます。
<左利きプチ・アンケート>では、
五種類の利き手テストを紹介しており、その第一弾で、
「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」
の利き手別投票による新版です。
・・・
前原勝矢著『右利き・左利きの科学』で紹介されている、
側性係数(LQ)を調べて、あなたの利き手を確認してみましょう。
この本によりますと、利き手は、右または左と二分されるものではなく、
右に近い両手利き、左に近い両手利きというように、
右手利きと左手利きは連続しているものであり、
「便宜上側性係数(LQ)マイナス30以下」を「左利き」としています。
側性係数(LQ)とは、利き手調査票にある十項目の動作において、
実際に使うのが右・左・両方のいずれであるかを答え、
それを計算式によって数値化したものをいいます。
・<利き手調査票>―いつも使う手はどちらですか、
右手か左手のどちらかに○印を記入して下さい。
右手と左手をほとんど同じように使う場合には“両手”に
○印を記入して下さい。
1 文字を書く
2 ハシをつかう
3 絵をかく
4 ボールを投げる
5 ハサミをつかう
6 歯ブラシをつかう
7 スプーンをつかう
8 短いホーキをつかう
9 マッチをする
10 ビンのフタをひねる
・側性係数を求める式 LQ=100×(右-左)÷(右+左+両手)
(右手の項目数)から(左手の項目数)を引き、
それを(右手の項目数)と(左手の項目数)と
(両手の項目数)を足したもので割り、100をかけます。
左手が八項目で、右手が二項目あると、
(2-8)÷(2+8)×100=-6÷10×100=-60
左手が八項目で、両手が二項目なら、
(0-8)÷(8+2)×100=-8÷10×100=-80
よって、すべての動作を右でする人は、LQ=プラス100。
逆にすべてを左でする人はLQ=マイナス100、となります。
14~15歳男性の調査結果によると、
すべての動作を右手で行う人(典型的な右利き)がもっとも多く、
全体の49%で、逆にすべてを左手で行う人は約5%となっています。
その間に、次に多いLQ値がプラス90~81の人がいて、
以下漸減して反対極に
(典型的な左手利きに当たる)若干の盛り上がりがある、
という構図です。
では、あなたの側性係数はいくらでしょうか。
以下の中で当てはまる番号に投票してください。
*投票者の利き手別で選択肢を用意しています。
ご自身でご自分の利き手を右もしくは左と、
どちらか判断した上で投票してください。
*一言言わせて、という方は投票後に表示されます一番下の
「ご意見ボード」をご利用ください。
貴方のご意見ご感想をお聞かせください。
*このアンケートは、09.8.23-10.24まで9週間(予定)に渡って
『左組通信』「<左利きプチ・アンケート>第33回」で実施されます。
1 (右利きの投票者)80~100
2 ( 〃 )30~79
3 ( 〃 )29~-29
4 ( 〃 )-30~-100
5 (左利きの投票者)60~100
6 ( 〃 )59~-29
7 ( 〃 )-30~-79
8 ( 〃 )-80~-100
現在の結果を見る(ご意見ボードはこちら)
※ご意見ボードへの書き込みは、
↓のプチアンケートのURLからご覧になれます。
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投票結果
実施期間2009.8.23-10.24(9週間・総数/R:L
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<左利きプチ・アンケート>再版第33回 新版・利き手調査第1回―
利き手テスト側性係数を調べる
http://personal-dictionary.com/enq/view/view.asp?EID=57769
1 (右利きの投票者)80~100 124
2 ( 〃 )30~79 149
3 ( 〃 )29~-29 115
4 ( 〃 )-30~-100 137
5 (左利きの投票者)60~100 116
6 ( 〃 )59~-29 113
7 ( 〃 )-30~-79 128
8 ( 〃 )-80~-100 102
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【元版】
<左利きプチ・アンケート>第33回
新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
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利き手・利き側調査というものは、研究者の考え方により、
どういう動作がより正確に利き手・利き側を表すかの判断が
微妙に異なり、調査項目に違いが出てきます。
当然、その判定結果にも、微妙な差が生まれます。
そこで、いくつかのテストを重ねることで、
ご自分の利き手・利き側がより正確に判定できるものと考えます。
今回から四つの利き手・利き側調査、
利き手テストの新版アンケートを順次実施します。
・・・
「第20回利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」の新版です。
今回は、それぞれ「自己申告の利き手別」に投票をお願いします。
前回は、利き手に関わらず、
それぞれの数値別に投票していただきました。この点が異なります。
自己申告の利き手・利き側との間の相違を調べて見たい、と思います。
ご自分では「右/左利き」と考えていても、
実際の数値は異なったものとなるかもしれません。
その点を確認してみましょう。
*(以下、【再版】との重複箇所を省略)
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投票結果
実施期間2006.9.24-10.27(5週間・総数125/R68:L57
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1(右利きの投票者)80~100 18
2( 〃 )30~79 18
3( 〃 )29~-29 14
4( 〃 )-30~-100 18
5(左利きの投票者)60~100 14
6( 〃 )59~-29 10
7( 〃 )-30~-79 16
8( 〃 )-80~-100 17
*【再版】実施直前までの投票結果(2009年8月20日現在)
1(右利きの投票者)80~100 112
2( 〃 )30~79 108
3( 〃 )29~-29 103
4( 〃 )-30~-100 105
5(左利きの投票者) 60~100 91
6( 〃 )59~-29 85
7( 〃 )-30~-79 107
8( 〃 )-80~-100 104
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『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第193号(No.193) 2009/8/22
「<左利きプチ・アンケート>【再版】第33回」
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◇c(^0^)y レフティやすおの ( ..)φメモ◇
「第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる」
現在の結果を見て―
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「第33回 06.9.24 新版・利き手調査第1回―
利き手テスト側性係数を調べる」
のアンケートの8/20現在の結果は、上記の通りです。
総投票数は、815名。
内訳は、右利きの投票者が428名、左利きの投票者が387名。
全般に右利きの人の方が票数が多く、
これはひとえに、未知への興味というのでしょうか、
自分の利き手を確認しておきたい、という
学問的な研究に則った、
自分の利き手というものを知らないからこそ知りたい、
知っておかなければ―、という気持ちの表れか、と私には思われます。
自己申告が右利きの人では、全体に大きな差はありません。
これは、自己申告が「右利き」という人の中には、
小さい頃に「右手を使うように」という指導を受けて、
何かにつけて右手を使うことの多くなった人が、
多く含まれているのかもしれません。
自己申告が左利きの人では、当然のことですが、
左利き傾向を示す人が多くなっています。
実際にこの利き手テストを試みようとする人たちのなかには、
自分で自分の明確な利き手がわからない、
という人もかなりの数含まれているようです。
その結果、実際の利き手の偏りの分布とは
異なった結果が現れているように思われます。
もっと多くの方に参加していただければ、
また違った結果が出て来るのだろうと思います。
【再版】のほうでは、もっと多くの方の参加を期待しています。
よろしくお願い致します!
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* [【新版】受付停止時点での結果(11:28 2010/05/01)]
<左利きプチ・アンケート>第33回新版・利き手調査第1回―
利き手テスト側性係数を調べる
http://personal-dictionary.com/enq/view/view.asp?EID=48498
1 (右利きの投票者)80~100 133
2 ( 〃 )30~79 128
3 ( 〃 )29~-29 119
4 ( 〃 )-30~-100 121
5 (左利きの投票者)60~100 107
6 ( 〃 )59~-29 104
7 ( 〃 )-30~-79 123
8 ( 〃 )-80~-100 119
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2022.3.17(追記)
今ではどうのような理由から再版を出したのか、記憶が消えています。
調べ直す時間的余裕がなく、またいつか確認を取りたいと思います。
最終的な結果を見て、
<自己申告「右利き」>のかたの投票が予想より多く、
驚いた記憶があります。
また実際の各数値が、
どの項目でも意外に変化が出ていないのも驚きでした。
全般的にみますと、
<自己申告「右利き」>では(+)数値の高い方が多く、
<自己申告「左利き」>では(-)数値の高い方が多く、
そういう意味では、間違いはないといえます。
ただもっと顕著な差がある結果を予想していたので、
意外でした。
その後の複数の他の利き手テストの結果を見ていきますと、
また改めて「何か」が見えてくるように思います。
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<左利きプチ・アンケート>
●利き手調査テスト関連アンケート
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第14回 貴方の利き目は右左どちらですか
第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう
第22回 エディンバラ利き手調査
第23回 利き手調査3回目―H.N.きき手テスト
第24回 利き手調査第4回chapman利き手テスト
第28回 利き足を調べてみよう・チャップマン利き足テスト
(自己申告による利き手別の投票アンケート)
第33回 新版・利き手調査第1回―利き手テスト側性係数を調べる
第35回 新版・利き手調査第2回―エディンバラ利き手調査
第37回 新版・利き手調査第3回―H.N.きき手テスト
第39回 新版・利き手調査第4回-chapman利き手テスト
第41回 新版・利き手調査第5回 マクマナスの利き手テスト
第46回 利き手テストと意識の一致度は?
第49回 新版・利き目は右左どちらですか?
第51回 新版・利き足は右左どちらですか―利き足テスト
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「★600号までの道のり」は、お休みいたします。
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本誌では、「ホームページ『レフティやすおの左組通信』復活計画 [11] <左利きプチ・アンケート> 全公開(11)「利き手調査」その1-2(新版・再版)」と題して、今回も全紹介です。
前回紹介しました「第20回 利き手調査1回目―側性係数を調べてみよう」の投票の方法を「自己申告の利き手別」に変えた「新版・再版」を紹介しています。
1989年出版当時、左利きおよび利き手についての科学を一般向けに解説した廉価な新書本前原勝矢『右利き・左利きの科学』(講談社/ブルーバックス 1989/6/1)に紹介されていたものを取り上げています。
近年こういう手の本に適当なものがなく、左利きの知識の多くがネットの情報に負うところとなっています。
よく言われますように、ネットの情報は玉石混淆のものが多く、自分の主張に合うもののみを取り上げていたり、自己の経験に基づく偏ったものであったり、といった科学的とはいえないものも含まれています。
4月に、日本の利き手研究の第一人者といわれる神経心理学専攻の大学教授・八田武志さんの2008年に出版されました一般向けの科学的研究書『左対右 きき手大研究』の文庫版が出版されます。
新たな話題も追加されるそうなので、現時点で最新の科学解説書になりそうで、期待しています。
『左対右 きき手大研究(仮題)』八田 武志 DOJIN文庫 2022/4/22
*参照:
『レフティやすおのお茶でっせ』2022.2.22
利き手と左利きの科学的研究書・八田武志『左対右 きき手大研究』増補版?文庫化4月22日発売
「新生活」版
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(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
『左組通信』復活計画[11]<左利きプチ・アンケート>(11)利き手調査(1-2)第33回 新版・再版-週刊ヒッキイ第615号
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