どこか澱んだ緩みがちだった私の精神に、あるべき喝を入れてくれて引き締めてくれた、教育家の安岡正篤の言葉。
「郷研の意義
郷学とは抽象的一般的主知的な学問ではなく、郷土、郷国(日本)の歴史、人物、文化に基づいて、現代世紀末文明の公害破滅からわが民族と国土とを救う為の学問である。公害研究の専門大家の結論は、志ある人々の自覚と精進の結集に待つ外ないということである。
人間学の結論は、最高の教育を受けた人間も、その後の自己陶冶を無くして立派な人間にはなれない。各人の自己陶冶によってのみ大業も成し得る。
研は砥石にかけて磨きをかけること。郷研は人間と国家を救うのが使命。」
私も救世の志をしっかり持ち易きに流れず自己陶冶を怠らず、一燈照隅の精神で人間と国家とひいては世界を救う使命の道を真摯に歩みたいです。
安岡先生の薫陶に、深く感謝します。