松下さんがいう素直な心とは、一般的な意味の大人しいや従順という意味ではあまりないです。それより私心にとらわれず、実相や真実をあるがままに把握すると、その道理が見えて、何が正しく何をなすべきか見えてくるという意味です。
「素直な心の判断ができる人は、自分の個人的な感情とか欲望などによって事を判断するのではなく、公への責任がある者として、何を考えるべきか、いかにあるべきか、というような深い考えに立って事を判断するのではないかと思うのです。そういう素直さから生まれる高い見識が働いているところに、つつしみも生まれ、自分の問題ある他人にも迷惑をかける様な嗜好や趣味をつつしむという判断も生まれるのではないでしょうか。」(意訳)
私は宗教家ではないですが、キリストや釈迦や孔子や老子などを見習い、自分なりの救世の志を一番重要視しています。
そのためなるべくインターネットポルノ中毒やお酒や惰眠などは控えます。
自分の生きる責任を果たすためにも、変な誤解や噂をされたり妙な悪癖がつき、仕事や活動に支障をきたさないためにも、良くない習慣をつつしもうと思います。
「素直な心になるために」の概要をまとめたサイト。
「つつしむ」について。
本「素直な心になるために | 松下 幸之助 」著 松下幸之助。