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(生命誌研究館会長 中村桂子さんの言葉を元に。)
私はソフトバンクの孫正義さんの講演の動画を観て、すごく刺激を受けて、要点をノートに書き、そのあり方から何を学び、何を改善すべきかいろいろ考えました。
孫さんの坂本龍馬から学んだ志(人や社会に貢献して幸せにしたい気持ち)と向学心や、捨て身の挑戦をするベンチャー精神など素晴らしいと思います。
ただ彼による実質世界(特にアジア)のIT業界を征しつつあるソフトバンクは、ITや自然エネルギーの実際のビジネスの戦略では、市場シェアNO1の企業と(電力自由化では東京電力を含む)共同で事業をして、他社を実質淘汰してしまうことが、果たして本当に社会にいいことなのか迷いが強くありました。
そこで半農半Xの塩見直紀さんの本で引用されていた、塩見さん解釈による上記の中村さんが書いていた「分と志」の文を引用したいです。
「この地球において、五千万種いる生き物の一種として、人間が生きていくためには分をわきまえなくてはならない。
電車でも一人が二席分を使うと誰か一人は座れない。
先進国がいわゆる第三世界の分まで使うと、(南北問題)が生じ、現世代が搾取しすぎると将来世代との間に(世代間不公平)がおこる。
「無限」といわれた時代は終わりを告げ、後世を配慮しない分を過ぎた行動は大変な負の遺産を課せることになる。
中村氏は限られた地球という中で、人間は分をわきまえながら、かつ、天分を活かし、志高く、地球環境問題に積極果敢にチャレンジせよ、といいます。」
私も市場原理における生存競争だけでない、自然界から求められる分をわきまえた生業をしたいです。
それは持続可能な、地域に根ざした小さな多様性を生かせる、自然エネルギーやエコな農業や、現代社会に必要な、経済ばかりでない皆がもっと幸せになれる教育を、デジタル情報革命も適切に活用して行いたいと思います。