2020.12.6(日)
今季初の釣友Sとのカレイ釣行。6時に釣具店集合で、私が少し遅れたので築港の釣り場にSに先に行ってもらった。間もなくSから電話があり、釣り場に先客が入っているので入れないとのことだ。それじゃあ対岸(西側)の角にしようと変更した。対岸の釣り場の角にも既に釣り人が入っていたので少しずらしてやることにした。築港西側は大型船舶が多く係留するが、早朝には全く船が停泊しておらず長い埠頭はがら空きだった。6時40分、埠頭南端角から20~30m手前からサーフ開始だ。
7時7分、Sが早速20㎝程度のマダイを釣り揚げる。桜色のマダイはやはり綺麗だ。外道ではあるが持ち帰りにしたようだ。秋口から特に小マダイが沢山釣れるが、それらが徐々に大きくなっていくのだろうが、大きくなると沖に出て行くがまだ中途半端なサイズなのでこの辺りをウロウロしていたのであろう。そこを運悪くSの投げ入れた餌にぶつかった次第である。
7時15分、その時が来た。Sが40年来使っているというちょい投げの短い竿にカレイがヒットした。私は埠頭の後方に座ってコーヒーを飲んでいたが、Sが何か叫んでいる。歳と共に耳も悪くなってきた私だが、聞き返すと、「タモ、タモ!」と叫ぶ。直ぐにタモを持って行くと、何と大き目なカレイである。この細くて折れそうな竿じゃ揚げるのはとても無理である。浮いてきたところをタモで掬って揚げると、幅広で良く太っていて36㎝あった。外観は見事なカレイである。私も嘗てここで38㎝を2枚揚げているがそれに次ぐものである。
Sは先週からカレイ釣行を始めたが、先週は私が都合悪く一緒に行けなかった。そのため、Sは地元光市の自分のホームグランドで1人釣行。その釣り場でSは何と上の写真の通り、34、36、32㎝のカレイを3枚ゲットした。私が最も苦手とする釣り場で、たとえSと一緒に釣行していても絶対に行っていない釣り場である。10年以上も前に30㎝台のカレイを釣ったことがレガシーとして彼のカボチャ頭にずっと残っているらしく、1人釣行の時には必ずその釣り場に行くのである。この日は嘗て釣れたポイントとは全く違うポイントで釣れたということだった。そして今日、最初のカレイが36㎝なので、その鼻息の荒いこと、「自分は今季、まだ30㎝未満のカレイは釣ったことが無い」と豪語、まあ、30㎝オーバー4連荘は褒めてやらねばなるまいが、みんな脳足りんのカレイであるからさして旨くもあるまいが。
Sの興奮冷めやらぬ7時30分、私が1本だけ埠頭南端の波返しの所から沖に向かって投げていた竿に賢げなカレイがヒット。27㎝のレギュラーサイズだが煮付けには丁度良い。この後、Sも煮付けが食べたいと言ってここから竿を出す。30㎝以上は刺身サイズだから20㎝級の煮付けサイズも釣りたいとのたまう。この野郎が!(まあ、釣れたポイントにすぐさま投げるのはカレイ釣りの常套手段であるが)
7時30分頃から、がら空きだった埠頭に大型船舶が次々と停泊し出し、一気に3隻が入って来た。我々は一旦竿を引き上げてロープを繋ぐ様子見。その後、一通りの作業が終わったと見て、まだ停泊場所が一杯にはなっていない所から再び竿を出す。ここはカレイの魚影が濃いと見て継続する。まあこの時季は何処でも釣れそうな気はするのだが・・・。
今日も相変わらず餌取りの小魚が多かった。アコウの稚魚を始めとして小マダイ、ハゼ(2種類)などが釣れる。特に朝方のまずめ時には直ぐに餌を取られる。従って餌の付け替えは小まめに行う必要がある。今日は全般的に餌取りが多く、用意した餌も早く無くなった。私は13時半頃には最後の餌を付けて使い切った。それから30分程度で納竿した。
10時45分に私とSが同時にカレイを揚げる。Sは28㎝で惜しくも5連荘の30㎝オーバーならずだった。私も26㎝でこれで煮付けサイズ2枚となった。そして11時15分にSが29㎝の3枚目のカレイゲット(私の写真の撮り方が上手いのか50㎝くらいに見える)。好調は続く。
昼食を摂り終わった昼前に、Sのあの細くて短いちょい投げの竿先が大きく揺れるのを私が見た。今アタリがあったとSに言うが、あの竿は柔らかいのでちょっとのアタリでも大きく揺れると言う。暫くそのままに置いていたが、再び大きく揺れるのでSが竿を手に取る。腰を屈めて竿を操るが、また「タモ、タモ!」と言う。すぐさまタモを持ち寄るとまた良型のカレイだ。最初のより1㎝小さい35㎝のマコガレイだった。Sは大型船が縦に停泊している横に主に投げていたが、それが功を奏したのかも知れない。何れにしてもちょい投げである。正しく絶好調である。盆と正月が一緒に来たようなもので、既に1年分のカレイを釣り揚げた感がある。
真昼間の12時45分に私がアナゴを揚げる。昼間にアナゴが釣れることは珍しい。大型船の景でも無い所に投げていた竿に来た。この後直ぐにSも同じくアナゴを揚げる。釣果が同じように推移するというのは時合でもあるが、何とも変な感じである。変と言えばSの好調ぶりも同じではあるが。
餌も殆ど無くなった13時8分、停泊中の船と船の中間に遠投していた竿にカレイが来た。大事を取ってSにタモで掬って貰ったが、31㎝だった。最後の最後に漸く刺身サイズの30㎝オーバーが釣れた。
本日の釣果はSがカレイ4枚、私がカレイ3枚、サイズ合計はSが128㎝、私が84㎝で圧倒的に負けである。次回リベンジしたい。
今日は小潮だが、干潮時の6時頃から上げ潮で満潮時の12時50分頃までの潮の動きのカーブが急だった為に、カレイの釣果も良かったものだと思われる。午前中に220㎝動いた潮が、満潮時から下げ潮で干潮時までが130㎝程度しか動かない。下げ潮でやっていないので何とも言えないが、恐らく今日は午前中が良かったものと思われる。それと、春先と同じようにちょい投げが有効だった。遠投でも釣れることは釣れるが、ちょい投げの方が圧倒的にサイズが大きい。
埠頭最南端のコーナーの所に陣取って早朝から竿を出していた釣り人は、ハマチ狙いだった。早朝にアジを釣って、泳がせ釣りでハマチを狙う。先々週、90㎝の大物を揚げられたとのことだった。例年、3か月の間に4~5本揚げるとのことだった。今日は生憎釣れなかったが13時頃までは粘られたと思う。これも粘りの釣りである。
旧暦:10月22日
場所:徳山築港西側南端
時間:06:40~14:00
天候:晴れ
外気温:7時6℃ 昼間は暑かった
風 :弱風
月齢:20.9
潮 :小潮 満潮12:48潮位277cm 干潮05:55潮位48cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌 :アオムシ・ホンムシ
釣果=27、26、31㎝マコガレイ3
釣友S=36、28、29、35㎝マコガレイ4・マダイ1
【12月06日過去の釣行記録】
・2008年徳山築港漁港前、06:45~10:30、小潮、釣果=ハゼ5
・2008年那智埠頭、19:30~23:00、小潮、釣果=メバル12・サバ1・アジ3・タナゴ1
・2009年徳山築港、08:30~13:00、中潮、釣果=カレイ1・キス2・ハゼ6
・2015年徳山築港、06:10~15:30、長潮、釣果=カレイ2・キス2・マダイ1・イイダコ3・ハゼ多数
【この日の釣り情報】
・2006年池の浦港防波堤、昼間、大潮、釣果=カレイ4
【旧暦10月22日釣行記録】
・2005年11月23日、大島居守、15:30~21:00、小潮、釣果=2人でメバル13・タナゴ1・カサゴ1ギザミ2
・2007年12月01日、笠佐島周辺、07:00~14:20、小潮、船釣り、釣果=ハマチボウズ、6人で3本
・2010年11月27日、洲鼻港防波堤、06:10~11:20、小潮、釣果=メバル4・タナゴ2・ギザミ5
・2014年12月13日、笠佐島周辺、06:30~10:30、小潮、船釣り、釣果=ボウズ
・2017年12月09日、洲鼻港防波堤、06:20~16:20、小潮、釣果=カレイ3・マダコ1
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