千一夜第2章第185夜 魚の名前の由来あれこれ1

2010-07-09 23:06:07 | 魚名の由来

2010.7.9(金)

今夜は魚の名前の由来について順不同に記してみる。大まかな分類なので一般的な呼び名について記す。この由来や呼ばれ方以外にも沢山のものがあると思いますが、最も代表的なものを第1弾として挙げておきます。

《アイナメ》
アブラメ、脂魚に由来。脂を魚に冠する場合は美味しいの意とされる。肘たたきは大物。『籾種失い』とも言い、アイナメがあまりにも美味なので、つい大切な籾種と交換してしまったいう逸話が語源。

《イシモチ》
ニベ科の魚で正式名はシログチ。魚の頭を割ると、炭酸カルシウムでできた目玉よりも大きな石が出る。これは耳石という平衡感覚を司る器官で、他の種類の魚より大きい石を持つことからイシモチと呼ばれるようになった。
グチともいうが、浮き袋がよく発達していて、周りの筋肉の動きに共鳴して、釣上げるとグーグーと音を出す。釣られたことを愚痴っているかに感じられることに由来。この浮き袋を煮て作られるのが「にかわ」、「にべもない」とはこのにかわのように粘りがないという意味で、取り付きようもないという意味。

《カレイ》
葉っぱのように平たい魚という意。カレイはもともと両面が黒かったのが二つに裂けたもので、目のある方が片身を探して泳いでいるという伝説があり、カレイの語源はこの「片割魚」(カタワレイオ)に由来していると言われる。別説では「唐エビ」がなまって「カレヒ」になったとも。

《サッパ》
ママカリのこと。この魚のあまりの美味しさに、隣にまま(ご飯)を借りに行ったという逸話に由来。おいしいものが少なかった昔の逸話である。

《タチウオ》
銀白色に輝く細長くて薄い体が「太刀」を思わせることに由来。また、海底から浮上するときに、頭を上にして垂直に泳ぐことから「立ち魚」と呼ばれたという説もある。前身がアルミニウムのような金属光沢のある銀粉で覆われている。これはグアニン色素と呼ばれ模造真珠の原料となる。

《ナマズ》
「ナマ」は滑らかさを、「ズ」は頭それぞれ意味しており、皮膚がすべすべしている大きな頭の魚が由来。
ナマズ類は高い電気的感受性があり、小動物が活動するときに生じる電位変化を感知する。確証はないが、この予知能力が本当に地震を予知するかも。

《ハゼ》
干潟をハゼるように跳ねているのでハゼと呼ばれた。また、水中を俊敏に馳せることから「馳せ」→「ハゼ」。古名は「ハセ」でこれは男性の象徴を指すことから来ているという説もある。

《マグロ》
常温で時間が経つと真っ黒になることから「まっくろ」「まぐろ」となった。また、目が黒いから目黒、まぐろになったとも言われる。

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