第873夜 釣行記憶3:船釣り初体験

2009-04-10 21:54:57 | 釣行回顧録

2009.4.10(金)

私の釣行記録に留めていない釣行記憶第3談を、記憶を辿って書き記しておく。

私の船釣り初体験は、もう数十年も前のこと。多分、小学校の5~6年生か中学校の1年生の頃だと思う。私の叔母の嫁ぎ先が木船を持っておられたので、遊びに行った時に叔母の夫に乗せてもらって釣りをしたのが始めである。

場所は徳山市(現周南市)の大島大原で、今でもその家の近くでメバル狙いの夜釣りをしている。当時は現在のように護岸は無くて、叔母の家の前の道路を横切ると直ぐに海だった。今では道路も二車線で、波返しの護岸がずっと続いているが、当時は家の前は綺麗な砂浜だったように記憶している。

船はその砂浜に引き上げられていた。船を出す時には、丸太を船首の下から水際まで敷き、船を押し出すのだ。これは重労働だったが、船が海面に浮かんだ時には感動ものであった。勿論、船は木船で櫓で漕ぐのである。ある程度沖に出てからは、私にも櫓を漕がしてくれた。これがなかなか難しかったが割りと早く慣れた。でも時々、櫓を置くいぼのような所から櫓が外れてしまう。しかしこれは良い体験だったと今でも忘れられない。

この時の釣果の程は残念ながら覚えていないが、その後も何度か船に乗せてもらっている。良く覚えているのは、ナマコ獲りである。底がガラス張りの四角い箱を海面に浮かべて、海底を覗いて見るのであるが、片手にはカン突きと言ったかなあ、竹竿の先にナマコを突き刺すための矢を付けた竿を持っていなければならないのだ。結構長い竿なので、船が潮に乗って流されると波の抵抗の方が強くてその竿が浮き上がってしまう。小学生頃の腕力ではどうしても波の抵抗力には敵わなかった。

今のように海は全く汚れていなかったので、海底はくっきりと見えてとても綺麗だった。最初はナマコがどれだかよく解らなかったが、おじが海底のナマコを指して、これがナマコだと船上から教えてもらって初めて解った。その時はウンチみたいだと本当にそう思った。綺麗な砂の上にウンチがごろんと横たわっているように見えたものだ。この時にはナマコが大漁だっと記憶している。まだナマコなど好きで食べられる年頃ではなかったので、嫌々持って帰った記憶がある。

そのおじも30年近く前に若くして他界している。

【4月10日過去の釣行記録】
・この日の釣行記録はありません

【この日の釣り情報】
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、小潮、釣果=メバル6(18~23cm)リリース10

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