千一夜第2章第495夜 渚の想い出10 隣人は誰?

2012-02-22 22:20:16 | 釣行回顧録

2012.02.22(水)

今週は頗る体調が悪い。雨で花粉症の勢いは鈍ったが、今度は下痢である。体調不良は気分まで滅入ってくる。

2並びの釣行記録で想い出したのだが、2008年2月の初旬だったと思うが、柳井漁港の防波堤の最先端でメバル釣行した時のこと。とっても寒い日で竿を持つ手が冷たさで痺れた。片手で竿を持ち、片手は防寒着のポケットへ、数十秒で手を代わる代わる変える。

その夜、私は仕事帰りに初めて柳井漁港に来た。餌はゴカイを使って防波堤内側で小メバルを釣っていたのだが、暫くして防寒着に身を包んだ釣り人がやって来た。暗闇なので顔は見えない。ルアーでメバルを釣り出した。私が「寒いですねえ」と言うと彼も何やら呟いたが良く聞き取れない。私の方は小さいがコンスタントにメバルが揚がるが、ルアーの釣り人は全く釣れない。丁度私の浮きにアタリがあり、「今この浮きの真下にメバルが居ますよ」と言うとちらちら見ておられ、そのポイント近くにもルアーを入れられたが駄目である。やはり疑似餌より本物の餌の方が勝るようだ。

その夜私は二桁のメバルを揚げたが、ルアー人はボウズのまま切り上げて帰られた。私は釣ったメバルの殆どをリリースしたので、ルアー人に差し上げれば良かったなあと後で悔やむ。何はともあれ、その夜は冷たさに耐え切れず納竿したというのが正しい。

あくる日に会社で煙草休憩中、M役員が昨夜メバル釣行したが全く駄目だったと言われるので、もしやと思い「何処に行かれたのですか」と問いかけると、柳井漁港だと言われる。「隣で浮き釣りしていたのは私です」言うと、お互いに吃驚である。二言三言話したのに、暗闇の中では全く解らなかった。こんなこともあるんですねえ。

冬の夜の防波堤は外灯が無ければ、隣の人が誰だか全く解らない。防寒着に身を包み、フードを被れば人を識別することは不可能だ。M役員も今は退職されて郷里の広島で過ごされているようだが、私のささやかな想い出の一齣である。たまにはこちらに出て来られないのかなあ。まあ、来られてもゴルフだろうな。

【2月22日過去の釣行記録】
・2008年柳井漁港防波堤、19:00~22:20、大潮、釣果=メバル14
・2009年第2埠頭東側、06:30~11:00、中潮、釣果=カレイ2・ハゼ2・メゴチ1

【この日の釣り情報】
・2010年第1埠頭防波堤、昼間、小潮、釣果=30cmオーバーカレイ

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2 コメント

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奇遇ですね。 (ゴチ)
2012-02-23 00:20:43
釣り場の暗闇で並んでいた方が会社の役員だったとは奇遇ですね。フードを被っていたので声も変化していたと思われます。
ゴルフは腰を使うので老人には向かないようです。釣りが健康的です。釣れなくてもイライラしない方に適していると思います。
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Unknown (lennon)
2012-02-23 20:49:24
極寒の防波堤に釣り人2人、
こともあろうに同じ会社の者とは・・・。

私が見る限り、ゴルフ年齢層は圧倒的に老人が多いですよ。
あっ、そうか、コンペしか見ないからなあ。平日に参加できるのは年寄りだけか。
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