先日オープンした「京都鉄道博物館」。新しい鉄道博物館の誕生で関東。東海、関西の3つの地域に本格的な鉄道博物館があることとなりました。
いずれも行った事がある場所なので、それぞれの鉄道博物館を自分なりにまとめてみました。
■鉄道博物館(埼玉県さいたま市)
2007年に埼玉県さいたま市に開業した鉄道博物館で関東方面の国鉄で活躍していた車両を中心に展示されています。
メインエリアの中心に転車台があるなど、博物館の構成そのものが大変凝った構成となっていたりします。
収蔵されえいる車両は在来線の特急や通勤電車に電気機関車などバラエティーに富んでいるというのが実際に行った際の感想でした。ただ鉄道の展示エリアがすし詰めに近いなぁという印象があったりもしました。
鉄道博物館に関しては2018年度に新館が建設される予定となっていて、そちらの展示も含めてどうなるか今後が楽しみだったりします。
■リニア・鉄道館(愛知県名古屋市)
2011年に愛知県名古屋市の金城ふ頭にオープンした鉄道博物館で、JR東海の管轄ということで
新幹線の収蔵に関しては鉄道博物館や京都鉄道博物館以上に充実しています(食堂車やドクターイエローは他所にはないです)
その一方で在来線の扱いが雑という印象があったりもします。旧型の特急列車や車両が展示されてはいるものの、施設奥に押し込められたような感じで車両の前面しか見れない状態になっているのです。
新幹線の種類の多さは魅力であるものの、在来線車両の扱いについてもうちょっとなんとかならないかなぁという印象が強いのです。
■京都鉄道博物館(京都府京都市)
2016年4月29日に京都府京都市にオープンしたばかりの京都鉄道博物館。大阪の弁天町にあった交通科学博物館と梅小路蒸気機関車館(SLの保存展示施設)を統合し、蒸気機関車館の周囲に拡張する形で作られました。
JR西日本の新幹線や関西方面で活躍した旧国鉄の在来線の車両が充実している事に加えて、梅小路蒸気機関車館の展示車両が丸々残っているので
蒸気機関車の種類と数、そして何より「動態保存されているSLが多い」ことが京都鉄道博物館の魅力
といえます。旧交通科学博物館から移された鉄道関係の資料も多く、車両以外にも見どころが多い博物館だと実際に行って感じました(とはいえ、予備知識なしで現地に赴き、車両を見るのに夢中で資料関係の展示に関しては公式ガイドブックでその存在を知ったという体たらくでした)。
オープン直後に行った為に混雑(展示施設はそれほどではなかったものの、ミュージアムショップが入場制限が入るほど混んでました)でまともにお土産も買えない状態だったので、近いうちに行きたいと思っていたりするところです。
鉄道博物館、リニア・鉄道館、京都鉄道博物館とそれぞれ違った魅力があるので行けるときにまた行ければというのが三つの鉄道博物館を巡っての印象でした。